01. 2014年6月27日 18:18:53
: nJF6kGWndY
>やる気低下+高血圧=隠れ脳梗塞 (上図) という等式が、間違いとは言いませんが、誤解を生むのです。 >「やる気が低下して、高血圧になると、→隠れ脳梗塞が発生する・・・・」 ように読めてしまいます。読めないよ >「隠れ脳梗塞になると、 →血圧が上がり、 かつ、 →やる気が下がる」
違うよ 血管が老化して劣化していくと、血圧も上がり、微小血管は詰まる(隠れ脳梗塞) それが脳の活動を低下させる(やる気が下がる) だな >血圧を下げては、むしろ脳梗塞は進行
これも間違い 血圧降下剤を必とするような人は、脳梗塞が進行し易いということで 脳血管の詰まりを改善するような、食や運動生活を行って 血圧を140以下まで下げれば、当然、脳梗塞リスクは激減する だから、 >島根大学医学部神経内科の山口修平という教授が解説して、「血圧が高いと隠れ脳梗塞になるおそれがあるので、血圧は140mmHg以下にしましょう」 と言っていることは別に間違いではない http://www.minusionwater.com/tamesite NHK 「ためしてがってん」 の間違い 2014.06.27 6月26日NHKの「ためしてがってん」で「やる気が起こらない」ことについての説明がありました。
しかし重大な間違いがありましたので、みなさんの健康のために、指摘しておきます。 この男性は、どういうわけか「やる気」が起きなくなってしまい、無気力な生活を送っていました。 それは、脳に異変が起きているからです。 脳の血管が詰まってしまい、脳梗塞が起きているのです。体が動かないとか、言葉が出ないなどの、重い症状が出ない程度の、軽い脳梗塞が起きているのです。生活にあまり支障がないので、本人も周囲も気づかないのです。これを「隠れ脳梗塞」と言います。
脳の中に「線条体」というところがあって、そこは「やる気のスイッチ」になっています。 そこに行く血管が詰まってしまうと、やる気が出なくなってしまうのです。
番組で示された二人は、それぞれ160mmHg台、150mmHg台という血圧でした。 隠れ脳梗塞は、脳の検査をすれば見つかりますが、検査をするまでに、「やる気がない」ことと「高血圧」の両方があると、隠れ脳梗塞の疑いがある、ということです。 そして島根大学医学部神経内科の山口修平という教授が解説して、「血圧が高いと隠れ脳梗塞になるおそれがあるので、血圧は140mmHg以下にしましょう」と言いました。 実はここが間違いなのです。 日本中の医者がみな間違っているところです。 NHKのディレクターも間違っています。 因果関係は逆 番組が示した やる気低下+高血圧=隠れ脳梗塞 (上図) という等式が、間違いとは言いませんが、誤解を生むのです。 この等式をそのまま読むと、 「やる気が低下して、高血圧になると、→隠れ脳梗塞が発生する・・・・」 ように読めてしまいます。 そして司会の志の輔さんが「みなさん、がってんしましたか?」と問うと ゲストの3人は「がってん、がってん」と納得するのでした。 しかし、この等式は因果関係を示すものではありません。 事実を並べているだけです。 「やる気がない」ことと「高血圧」の2つがあると、隠れ脳梗塞の疑いがある、というだけのことです。 因果関係は、別に考えなければなりません。 そして、ちょっと考えれば誰でも分かることですが、「やる気が低下すると→脳梗塞が起きる」などという因果関係はありません。 因果関係はもちろん、「脳梗塞が起きると→やる気が低下する」です。 ここで間違う人はまずいないでしょうが、では、高血圧はどうか。 実は、日本中の医者が、高血圧になると→脳梗塞が起きるという、馬鹿げた因果関係を本気で信じ込んでいます。ですから、島根大学医学部の神経内科の山口修平教授は、「血圧が高いと隠れ脳梗塞になるおそれがあるので、血圧は140mmHg以下にしましょう」と言うのです。 しかし因果関係は逆で、「脳梗塞になると→血圧が上がる」のです。 すなわち、番組が示した やる気低下+高血圧=隠れ脳梗塞 の因果関係は 「隠れ脳梗塞になると、 →血圧が上がり、 かつ、 →やる気が下がる」 ということです。 血圧は「年齢+90」でよい
下のグラフは、アメリカの「フラミンガム調査」における、「年齢による血圧の変化」です。 「年をとったら血圧は高くてよい」↓ http://www.minusionwater.com/ketuatu.htm ピンクのラインが全体の平均です。
30才の頃には120くらいだった血圧が80才になると160を超えてきています。フラミンガム調査のすごいところは、調査が50年以上継続されて、1人の人が30才から80才まで継続して観察されていて、その人数が2036人もあることです。ですから、このグラフこそが、人の血圧は年齢とともにどう変化するか、あるいはどう変化すべきか、を示すものです。 人は年をとると、あちこちで血管が詰まりがちになって、血流が悪くなります。老化現象ですから仕方ありません。すると人は、自律的に、血管が破れないように徐々に血圧を上げて、血流を保ちます。そして健康を維持するのです。それがこのグラフの意味です。 脳の血管が詰まりがちになれば、人は自然に血圧を上げて、そこを通そうとします。番組で紹介されていた二人の血圧が高い(医者が決めた基準値より高いというだけですが)のは、血流を保つために自律的に起きている変化です。 配管が詰まりがちだから、ポンプ圧を下げよう、などという配管業者はいません。 配管が詰まりがちなら、ポンプ圧を上げて通そうとするものです。 問題は、圧力を上げすぎると血管が破裂するおそれがあることですが、現代の脳卒中の8割は脳梗塞で、脳出血は2割以下です。昔は8割が脳出血でしたが、栄養や生活環境が良くなったので、昔(平均寿命が60才だったころ)に比べて、脳出血は激減しているのです。 年齢+90 くらいが適切な血圧です。フラミンガムの調査がそのことを示しています。
血圧降下剤で隠れ脳梗塞になる
血圧降下剤などで血圧を下げると、隠れ脳梗塞は増加します。 そして隠れ脳梗塞は、本格的な脳梗塞を誘発し、脳梗塞は認知症の原因になります。 すなわち、現代日本の認知症の蔓延は、血圧降下剤の乱用による人災の面が多々あります。 何しろ日本中の医者が間違っていて、それをNHKが全国民に流すわけですから。 しかし、本当に「間違っている」だけなのか、はなはだ疑問です。 上は昨年の京都府立医大、下は今年の武田薬品の記者会見です。 どちらも、データをねつ造したり隠したりして、血圧降下剤の売り上げを伸ばしました。 毎日新聞は次のように伝えています。 背景には、国内で役900万人と推定される高血圧患者をターゲットにした降圧剤市場での激しいシェア争いがあった。 降圧剤の中でも「ARB]と呼ばれる種類は、1990年代末から順次発売され、市場規模5000億円以上に成長した。臨床現場に売り込む各社の激しい争いは製薬業界で「ARB戦争」と呼ばれた。その中で年間売り上げ1000億円超となったノバルティスファーマのバルサルタンと武田薬品のカンデサルタンは「勝ち組」で、それを支えたのが他剤との違いを「証明」した一連の臨床試験と、その成果を使った派手な広告だった。 昨年明らかになった、新阪急ホテルなどでの一連の食品偽装では、「うっかりして」とか「ちょっとしたミスで」という言い訳がたくさんありましたが、どんな「うっかり」も、どんな「ミス」も、自分たちが損する方向ではなく、自分たちが得する方向への「うっかり」であり「ミス」でした。 血圧について医療業界や製薬業界がやること語ることは、自分たちが得をする方向ばかりです。 やる気スイッチオンで脳梗塞解消か?
さて、番組は、後半は「やる気スイッチ」の押し方になりました。東海大学のスポーツ心理学の高妻容一教授が、運動したりポーズをとったりすることで、線条体のスイッチが入る、と説明し、実際にそうなる実験をしていました。 因果関係は、「隠れ脳梗塞 → 高血圧」 ですから、血圧を下げても隠れ脳梗塞は消えません。血圧を下げては、むしろ脳梗塞は進行します。 同様に、「隠れ脳梗塞 → やる気低下」 ですから、やる気スイッチを押しても、脳梗塞が消えることはない・・・・・・というのが理屈ですが、ここが人体の不思議なところで、やる気スイッチが押されると、詰まっていた血管に、あるいはそれとは別の血管に血液が流れて、線条体への血流が回復する可能性が、どうやらあるようです。 番組では、隠れ脳梗塞の人が、やる気スイッチを押す工夫ですっかり良くなっていました。 トップに戻る |