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『乳がんと牛乳』私は、乳製品を完全に断ち切ることによって、再発・転移をくりかえす乳がんを克服した
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2014-06-08 20:46:27 原発問題
・・私は科学者である。
間違っている、あるいは誤解しているという、
私が納得できる証拠を提示されれば書き改める用意はある。
だが、それどころか、乳製品を消費すべきではないという証拠が
ますます集まるようになってきている。
**著書「乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか」 から紹介
『乳がんと牛乳』
原著者日本語版序文
このたび、佐藤章夫教授の翻訳によって、『Your Life in Your Hands』(英国初版2000年)の日本語版『乳がんと牛乳』が出版されることになった。これで、世界16カ国で出版されたことになる。
私は、乳製品を完全に断ち切ることによって、再発・転移をくりかえす乳がんを克服した。本書はその乳がんとの闘いの物語である。同時に本書は、乳製品を止めることが、私自身だけでなく、他の女性の転移性乳がんを克服するのに、いかに役立ったかを述べている。この書物が2000年に出版されたとき、正統派の医師や、患者支援団体、栄養関係者から批判・非難の嵐がまきおこった。非難は、「乳製品は健康に悪い」という見解に反対するという点で一致していた。このような非難がおこるのは、私たちみんなが、乳製品は自然が生み出した完璧な栄養食品であると思い込まされてきたからである。
しかし、その後、医学界の風向きが変わった。その証拠に、2005年、本書をはじめとする医学関連書の出版によって医学に大きく貢献したという理由で、医師でない私が英国王立医学協会の終身会員に推挙された。しかしながら、牛乳の本質が一般の方々に理解されるには、まだまだ時間がかかるだろう。この時期に本書の日本語版が出版されるのは時宜に適うことであり、非常にうれしい。
本書の出版に向けて準備(文献検索)をしているとき、乳製品が、乳がん、卵巣がん、前立腺がんばかりでなく、他のがんの発生に対しても重要な役割を果たしていることを知って、私は驚愕した。本書に対して幾多の批判がなされたが、誰ひとりとして2000年初版の内容に一文たりとも変更を迫るような科学的事実を提示することはできなかった。私は科学者である。間違っている、あるいは誤解しているという、私が納得できる証拠を提示されれば書き改める用意はある。だが、それどころか、乳製品を消費すべきではないという証拠がますます集まるようになってきている。たとえば、乳・乳製品(とくにチーズ)が、骨粗鬆症の発症に大きく関わっていることが明らかとなっている。
ミルクは、哺乳類が生後の短期間だけ食用とするように設計された食品である。したがってミルクには、子供の急速な成長を支えるために、いろいろな成長促進物質が含まれている。牛乳はたしかに、急速に成長する子牛(体重が1日に1キログラム増える)にとっては完璧な食品である。だからといって、乳児(1キログラム増えるのに1ヶ月かかる)にもよい食品ということにはならない。離乳期を過ぎてなおミルクを飲む哺乳動物は人間をおいてない。成長の止まった成人が、このような成長促進物質を含む牛乳を飲んだらどうなるのか。この問いに答えたのが本書である。
本書の趣旨が日本で認知され、しかるべき評価を受けることを願っている。本書は、一般の人々だけを対象にしたものではない。医師をはじめとする医療関係者に、乳・乳製品の本質をしってもらうことも本書の目的である。古来、日本には、牛乳を飲み、乳製品を食べるという習慣はなかった。近年の乳・乳製品の消費増大が乳がんや前立腺がんの増加をまねいているという事実を直視してほしい。本書が、政治家にも、乳・乳製品の消費に反対する勇気を与えることを心から望んでいる。
佐藤章夫教授は、私ととほぼ同時期に牛乳の人体への影響に注目され、幾多のすばらしい研究を発表されている。本書の翻訳の労をとっていただいたことに厚く感謝する。本書が、日本のすべての方々に役立つことを心から望むものである。
2008年6月5日
ジェイン・プラント CBE*
インペリアル大学応用地球科学教授
英国王立医学協会・終身会員
*訳者・・・プラント教授は、1997年、地球科学に対する貢献で大英帝国勲章のCBE(Commander of the British Emqire)を受勲した(この勲章と称号はナイトに次ぐ)。受勲者は、名前のあとにCBEと記すことができる。
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