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浜松と大阪の健康寿命 明暗分けたのは「ウナギ」と「粉モノ」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/150567
2014年5月29日 日刊ゲンダイ
ウナギは脳卒中予防にいい/(C)日刊ゲンダイ
男性で5歳の差
このほど厚労省研究班が発表した健康寿命は、男女ともに浜松市がトップだった。健康寿命は、生活に支障なく暮らせる期間の平均のこと。これに“寝たきり状態”などの期間を加えたのが、ご存じの平均寿命だ。
研究班が集計した20大都市別データは<別表>の通り。男性の場合、浜松市はビリの大阪を5歳上回る、約73歳。大阪は65歳の定年から3年でガタがくるが、浜松ならセカンドライフを8年も楽しめる。この差は、どこにあるのか。
浜松の名産として真っ先に思い浮かぶのは、ウナギだ。食文化史研究家・永山久夫氏が言う。
「寝たきりの大きな原因は脳卒中ですが、ウナギに豊富に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、脳卒中を抑える働きがある。ウナギ消費額は浜松がダントツで、約7000円。大阪は順位こそ4位ですが、消費額は4000円ほど。浜松との差は大きく、ほかの県とどっこいどっこい。ウナギの健康効果を享受した浜松との違いが、健康寿命に影響したのでしょう」
■「ごちそうさん」に描かれた郷土料理が衰退し…
浜松医大出身の眼科医・森岡清史氏は、「学生時代は週イチでうな丼を食べ、どの店も地元の常連客でにぎわっていた」というように、浜松はウナギ文化が定着しているが、実は、大阪にもウナギを使った郷土料理がある。ウナギの頭と焼き豆腐を一緒に炊いた「半助豆腐」がそれ。テレビドラマ「ごちそうさん」に描かれたように大正時代は家庭で食べられていた。
「商人の町・大阪の男性は数字にシビアで、ストレスが多い。豆腐には、ストレスにあらがう神経伝達物質セロトニンの材料となるトリプトファンが豊富に含まれています。疲れたときに半助豆腐をツマミに晩酌すれば、『大した売り上げもあらへんのに、飲んでばっかおって』なんて妻の嫌みも受け流すことができるでしょう。しかし、半助豆腐は廃れつつあり、今やウナギ屋でも珍しい。代わって明治から大正にかけて定着したのが、たこ焼きやお好み焼きなど“粉モノ”です。小麦粉は血糖値や中性脂肪値を上昇させ、脳卒中のリスクを高める。そこにストレスが重なったら、健康寿命にはマイナスです」(永山氏)
たかがウナギとバカにできない。
◇順位/都市/男/女
1/浜松市/72.98/75.94
2/千葉市/71.93/73.06
3/さいたま市/71.50/73.92
4/相模原市/71.43/73.68
5/静岡市/71.28/74.63
6/横浜市/70.93/74.14
7/名古屋市/70.48/73.68
8/仙台市/70.42/74.42
9/福岡市/70.38/71.93
10/京都市/70.14/74.34
11/神戸市/70.10/73.33
12/広島市/70.01/72.23
13/東京都区部/69.71/73.13
14/札幌市/69.55/73.18
15/堺市/69.55/71.86
16/新潟市/69.47/73.59
17/川崎市/69.29/73.06
18/岡山市/69.01/72.71
19/北九州市/68.46/72.20
20/大阪市/68.15/72.12
―/全国/70.42/73.62
※男の順位で表示
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