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ニンニクは「食べる降圧剤」
http://diamond.jp/articles/-/12660
2011年6月29日 竹内有三 [医療ジャーナリスト] ダイヤモンド・オンライン
古くから“食べるクスリ”として健康づくりに活用されてきたニンニクですが、ここにきて改めてその評価が高まってきています。
とりわけ注目されているのが高血圧など循環器系疾患に対する予防・改善効果。オーストラリア・アデレード大学の研究グループも2009年に「ニンニクには降圧剤並みに血圧を下げる効果が期待できる」として、著名な医学専門誌に研究結果を発表しています。
報告によれば、高血圧患者にニンニクのエキス(栄養補助剤)を1日あたり3.6〜5.4r服用してもらったところ、最大血圧が平均8.4oHg、最小血圧が平均7.5oHg下がったとのこと。これは一般的な降圧剤にも劣らない効果といいます。
もともとニンニクが心臓など循環器系の働きを促進する作用のあることは科学的にもかなり解明されていましたが、今回の研究もそれを裏付ける結果になったわけです。
日本におけるニンニク研究の第一人者として知られる有賀豊彦・日本大学教授によれば、ニンニクに含まれるメチルアリルトリスルフィド(臭いの成分の一種)には抗血栓作用といって血液の凝固を防ぐ働きがあるとのこと。
これが血圧の改善に中心的な役割を果たすものと考えられています。ちなみに前記研究において被験者が1日あたりに摂取したニンニクエキス量を生ニンニクに置き換えると約2分の1粒。つまり1日1粒も食べていれば高血圧の改善や予防には十分有効ということになります。
その場合に工夫したいのは調理法。ニンニクにはほかにも抗ガン、抗酸化、強壮、殺菌、抗ウィルス、インスリン活性など、さまざまな健康効果があるとされていますが、調理の仕方によって薬理効果を持つ成分の生成に差が出てきます。
抗血栓作用、すなわち高血圧対策ということなら生ニンニクのスライスやすり下ろしが一番。有効成分である臭いの成分はニンニクを傷つければつけるほど生成されるからです。
竹内有三(医療ジャーナリスト)
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