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糖尿病、脳梗塞、がん…「5大国民病」の10年後を予想する
http://gendai.net/articles/view/life/149961
2014年5月4日 日刊ゲンダイ
医学は日進月歩
写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
■糖尿病…高血糖でも腎臓を守れる
「患者さんは好きなだけ飲食しても大丈夫な時代になっているかもしれません」(都内の糖尿病専門医)
血糖値の厳格コントロールは、逆に死亡率を高めることがわかり、治療の重点は合併症を直接治す薬や手術法の開発に移行。
「例えば、血液を浄化・ろ過する腎臓がその機能を失う糖尿病腎症。メサンギウムなる細胞の増殖を抑えることで、腎臓の毛細血管が圧迫・潰されるのを防ぎ、高血糖でも腎機能を守れるようになる可能性が高いのです」(前出の専門医)
■脳梗塞…社会復帰しやすくなる
言語障害や体のマヒなど、その後遺症に多くの人が苦しんでいるが、様変わりしそうだ。
自己骨髄幹細胞を注入することで、失われた神経回路が修復され、劇的回復が見られるからだ。
「5年前に大阪の国立循環器病研究センターが8人に実施、半年後に6人が歩けるまでに改善。各地で成功を収めています。新たなリハビリ法も普及、社会復帰できる病気になりそうです」(首都圏の循環器科医師)
■心筋梗塞…冠動脈MRA検査が普及
超高齢化社会の進展と、若者の動脈硬化激増で80万人超(2010年)の患者数はさらに増える。
「治療法は薬で血栓を溶解させる血栓溶解療法、バルーン拡張術、ステント留置術などあるが、発症後即治療しなければ危険なことに変わりはない。早期発見のための検査法が発達するでしょう」(大学病院医師)
心臓の検査には、心電図、心エコー、冠動脈造影などがあるが、心臓の太い動脈の狭窄やプラークが簡単にわかる冠動脈MRAが普及するという。
■がん…患者の遺伝子解析必須に
「これまでの抗がん剤は臓器別に作られ、正常細胞・がん細胞の区別なく攻撃し、患者さんの命を縮めてきました。がんは細胞の設計図である遺伝子の病気。今後は患者さんの遺伝子を解析、問題遺伝子のある細胞のみに抗がん剤を使うことになります」(腫瘍内科医)
■うつ…病状の可視化が進む
患者から聞いた症状や言動による現在の診断法は客観性に欠けるとの批判がある。
「頭に近赤外線を当てて脳の血流変化を調べる光トポグラフィー検査が先進医療に指定されたが、血液検査、CTやMRI検査などの研究が進み、うつの可視化による診断が可能になるでしょう」(都内の精神科医師)
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