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「体にいい」も逆効果…「頭痛によくない」食品と食べ合わせ
http://gendai.net/articles/view/life/148753
2014年3月21日 日刊ゲンダイ
頭痛持ちは特に注意/(C)日刊ゲンダイ
仕事帰りにバーに立ち寄り、チーズやサラミ、オリーブオイルをたっぷり使ったアヒージョをつまみながら、赤ワインをグビグビ……。ありがちな光景だが、「頭痛」にとっては最悪のパターンだ。東京女子医大脳神経外科客員教授の清水俊彦氏が言う。
「片頭痛に代表されるような一次性頭痛は、脳の血管が広がって血管の周囲にある三叉神経が刺激されることで起こります。三叉神経からは炎症を起こす物質が放出されるため、さらに血管が広がって三叉神経を刺激する悪循環となり、激しい痛みを発症するのです。血管を広げて血流をよくする作用がある食品は、健康にいいと言われていますが、頭痛にとっては好ましくありません。痛みを起こす引き金になったり、症状を悪化させてしまうのです」
頭痛持ちはもちろん、普段はなんでもない人でも、“頭痛によくない食品”を摂取しすぎると痛みを引き起こす要因になりうる。頭痛を誘発しやすい食品を清水氏に挙げてもらった。
■赤ワイン
赤ワインやロゼワインには、血管拡張作用がある「ポリフェノール」が豊富に含まれていて、頭痛を誘発しやすい食品の代表といわれる。また、オリーブオイルにもポリフェノールが多く含まれている。
■チーズ
同じく血管拡張作用がある「チラミン」という物質が豊富に含まれている。とりわけ、長期間熟成させたチェダーチーズなどの高級チーズにはチラミンが多い。チーズや上記のオリーブオイルをたっぷり使ったイタリア料理を食べる時は気をつけたい。
また、バターやヨーグルトなどの発酵乳製品、赤ワインやビール、チョコレートにもチラミンが多く含まれている。他にも、みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘(かんきつ)類、タラコ、スジコ、そら豆、鶏レバーなども多い。居酒屋やバーで一杯飲む時は、食べ合わせに要注意。
■ハム、サラミ、ソーセージ
発色剤として使用されている亜硝酸ナトリウムに血管拡張作用がある。
■食品添加物
うま味調味料に使われることが多い「グルタミン酸ナトリウム」も血管を広げる。中華料理、加工食品、スナック菓子が好きな人は気をつけたい。
■ダイエット食品
アミノ酸の一種である「アスパラギン酸」に血管拡張作用がある。脂肪の燃焼を助けるサプリメントなどに多く使われている。
「こうした食品を口にしただけで、必ず頭痛が起こるわけではありません。しかし、食べる量や回数が多かったり、重複して食べすぎたり飲みすぎたりすれば、それだけ頭痛を引き起こしやすくなります」
■季節や体調が絡む最悪パターンも
季節の変わり目や天候不順による気圧や気温の変化、ホルモンバランスや生活リズムの変化も頭痛を引き起こす要因になる。そうした危険因子がいくつも重なっているタイミングで頭痛を誘発する食品を食べれば、さらにリスクが高くなる。
また、休日は日頃のストレスから解放され、ただでさえ血管が緩んでいる。そこに寝すぎが加わると、さらに血管が拡張して頭痛を起こしやすくなる。寝すぎて頭が痛くなるのはそのためだ。
「週末に居酒屋やバーで頭痛を誘発する食品をたくさん飲食した後、休日は昼まで寝ているというパターンは最悪です。危険因子が2つ以上重なれば、まず間違いなく頭痛を引き起こします」
片頭痛に悩んでいる人はもちろん、そうでない人も日頃から“頭痛によくない食品”を意識しておきたい。
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