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ヤセ形より長生き!?/(C)日刊ゲンダイ
肥満=悪はウソ? 内臓脂肪を減らし“健康デブ”になる方法
http://gendai.net/articles/view/life/147667
2014年2月1日 日刊ゲンダイ
メタボリックシンドロームだの不摂生だの、肥満は不健康の塊みたいにいわれるが、ちょっと待て。実は、痩せているより太っている方が長生きできるというデータもある。太っているからといって、必ずしも不健康とは限らない。健康的な肥満を目指す方法はあるのか――。
■ヤセ形より長生き
「“デブ(肥満)イコール悪”と考えられがちですが、実は逆。太っている方が死亡リスクが低いという科学的根拠がいくつもあります」
こう言うのは、「長生きしたけりゃデブがいい」(SB新書)の著書がある帝京大学医学部外科の新見正則准教授だ。
身長・体重を基に肥満度を示すBMIという数値がある。昨年1月にアメリカ疫病対策センターの研究者が発表した調査によると、BMI25〜30未満の“過体重”の人の方が、BMI18・5〜25未満の“普通体重”よりも死亡リスクが6%低かった。
「日本人を対象とした別の調査でも、“ヤセ形”より“過体重”の方が、平均余命が6〜7年も長いとする結果が出ています。肥満の人は、皮下脂肪によって体温が高めに保たれるので免疫力が高い。また、肥満の人はストレスに強い。誰でも疲労時には血糖値が下がりストレスの原因になりますが、肥満の人は体脂肪として蓄積しているエネルギーが多いため、低血糖になりにくいのです」(新見准教授)
身長に応じた“理想体重”より10キロ以上太っていても構わないくらいだとか。
デブには心強いデータだ。
■背筋と歩幅に注意して歩く
同じ肥満でも、健康的な肥満とそうでない肥満がある。
「膝などを痛めるほどの体重があったり、睡眠時無呼吸症候群の症状が出ているような肥満、内臓脂肪が基準値以上になっている肥満は注意が必要です」(新見准教授)
理想的なのは、適度な筋肉を備えた“ジャイアン形マッスルデブ”。逆に健康上のリスクが多いのが、内臓脂肪をため込んだ“ドラえもん形デブ”。こちらは動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高い。
「内臓脂肪は皮下脂肪よりも、ちょっとした運動ですぐ減らすことができます。そして運動によって筋肉量が増えれば、内臓脂肪を減らしながらマッスルデブに近づく。日常生活の中で、背筋を伸ばして歩幅を広めに速足で歩くだけで十分です」(新見准教授)
体重を減らすためのウオーキングではないので、気楽にできる。
■5分で内臓脂肪量測定
現在、CTスキャンを使わずに5分程度で内臓脂肪の量を測定できる機器が、一部の医療機関に導入されている。記者が、実際に体験してみた。
結果はBMI24・4で普通体重なのに、内臓脂肪面積は標準値100平方センチを超える109平方センチ。体組成計での検査では体脂肪率27・4%(標準は10〜20%)だった。
「BMIは標準なのに内臓脂肪が基準以上という、まさに“不健康な隠れデブ”。健康なマッスルデブになるには、エレベーターを使わないなど、日頃の運動を心がけた方がいいでしょう」(新見准教授)
最近、腹だけが出てきたと思ってはいたが……。
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