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肉好きには朗報/(C)日刊ゲンダイ
控えるのは逆効果 肉とコメはガッツリ食べても痩せられる
http://gendai.net/articles/view/life/147335
2014年1月18日 日刊ゲンダイ
正月料理や飲みすぎで正月太りが気になる。ここらでダイエットせねば――と考える人も多いのでは。しかし、ちょっと待った。実は食事の量を減らさず、大盛り飯を食べながらでも痩せる方法があるのだ。驚きのダイエット法を専門家に聞いた。
■代謝を高める食材
「肉や油もの、米のご飯を大盛りで食べても、痩せることはできます。問題は食べ合わせ。代謝を高める栄養を含んだ食材をプラスするだけで十分です」
こう言うのは、「大盛りご飯を食べてもやせる技術」(池田書店)の著書がある、管理栄養士・伊達友美氏だ。
脂質や糖質、食事量などを制限する“引き算”のダイエットは、長続きしない。しかし好きなものを食べながら痩せるための食材をプラスする“足し算”なら、何の苦痛もなく続けられる。
「私がダイエットの相談を受けているケースでは、体重約100キロの方が、この方法で2年間で14キロの減量をしました。時間は少しかかりますが、好物を制限しないので、ストレスがなく挫折しにくいのです」(伊達氏)
■肉を控えるのは逆効果
具体的には、どんな食べ方がいいのか。
「たとえばダイエットのために野菜ばかり食べて肉を控えると、体が冷えて基礎代謝が落ちます。肉や魚などのタンパク質は、手のひら1枚分くらいの量を1日2回は食べた方がいい。牛丼店に入ったら、“ネギだく”なんて言わずに、お肉はガッツリ増量しましょう」(伊達氏)
そのうえで、消化を助ける紅しょうがをたっぷりのせ、味噌汁、漬物かサラダといったサイドメニューを2品以上加える。
「サラダや漬物などの野菜、味噌汁をそれぞれ2〜3口食べてからメーンの肉料理を食べれば、血糖値の急上昇も防げます。牛丼に限らず全ての料理で、こうした“定食”の食べ合わせは理想的なスタイルです」(伊達氏)
たとえばハンバーガーは、サラダを追加して先に何口か食べてから食べるといい。
■ご飯もビールもOK
炭水化物を控えるダイエット法もはやっているが、実は米の飯は肥満の原因にならないとか。
「米は消化しやすく体を温めてくれます。また腹持ちがよく、間食への欲求を抑えてくれます。米のご飯はむしろ大盛りにして食べた方がいいでしょう」(伊達氏)
一方、精製された小麦粉は、ビタミンや食物繊維がそぎ落とされ、消化しにくく体を冷やしやすい。
「ピザやパスタでも、肉や魚など具材がより豊富なメニューを選べばOK。さらにエキストラバージンオリーブオイルを小さじ1〜2杯分かければ、代謝をアップし、体を温め、血中のコレステロールを抑えてくれます」(伊達氏)
ビールは、炭酸が胃壁を刺激して消化を助ける。ただし飲み過ぎて体を冷やさないよう、最初の数杯を飲んだらお湯割りなどの温かい酒に切り替えるか、鍋料理などで体を温めよう。
好きな物を食べられるダイエット。今日からでもすぐ始められそうだ。
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