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“いい糖質”と“悪い糖質”、あなたが食べているのは?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140113-00010001-jisin-soci
女性自身 1月13日(月)0時0分配信
最近、糖質の摂りすぎは健康によくないとする『糖質制限』が話題になっている。昨年はこの糖質制限がダイエット方法としてブームにもなり、糖質はすっかり悪者に……。そんななか『血糖値に影響しない糖』として歓迎されてきたのが、『果糖』だった。
「果糖は読んで字のごとく、主に果物などに含まれる糖分。ブドウ糖と違い、果糖のほとんどは肝臓で直接代謝されるのが特徴。そのため、食べても血糖値が上昇しないのです。さらにブドウ糖より甘みが強く、カロリーも低いことから、肥満を防ぎ、健康にいいといわれてきました。ところが、最近この説に『待った』が。果糖も摂りすぎると、余った糖が脂肪として肝臓に蓄積され、中性脂肪の増加を招くことがわかってきたのです」
そう話すのは順天堂大学教授の小林弘幸先生。ヒトは血糖値の上昇により、脳の満腹中枢が刺激される。小林先生によると、果糖は血糖値に影響がないため、知らぬ間に食べすぎてしまう傾向があるという。
「中性脂肪が増加すれば、当然、血液はドロドロに!動脈硬化が進行しやすくなりますので、心筋梗塞や脳卒中が多発するこの時期は注意が必要。果糖の摂りすぎには気をつけたいですね」
とはいえ、果物を適量(1日200g程度)食べる分には、健康にとってはむしろいいことだらけ。果物には繊維質が豊富なため、果糖はゆっくり吸収されるし、ビタミンやミネラルなどもたっぷりと含まれている。
「問題は、主にとうもろこしから作られた『果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)』。甘みが強く安価で作られることから、ジュースやお菓子に多用されていますが、こちらは大量の果糖を一気に摂取してしまう恐れがあるのです!では、カロリーゼロのダイエット飲料などはどうでしょう?米パデュー大学の研究チームは『ダイエット飲料に使われる人工甘味料が、血糖値や血圧を調節するホルモンの分泌を狂わせる』と発表しており、健康への影響が懸念されています」
冬はなにかと甘いものが欲しくなる季節。だが、甘いジュースやお菓子に手を伸ばすのはほどほどにした方がよさそうだ。また、『カロリーオフ』と表記されていても、やはり摂りすぎには注意。
「今の季節、ママ友やお子さん同士の集まりには、ジュースの代わりに温かいココアを。カカオポリフェノールの抗酸化作用は血管を若々しく保ちます。さらに、コンビニのお菓子の代わりに、さつまいもが入った手作りスイーツでおもてなしすれば、食物繊維が腸内環境を整えて、血液はサラサラに!」
糖質制限といっても、甘いものをすべて我慢すればストレスのもとに。上手に切り替えて、おいしく楽しく、血液をサラサラにしよう。
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