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溜まる一方/(C)日刊ゲンダイ
「緊張」と「弛緩」が原因 中高年のツラ〜イ便秘スッキリ解消法
http://gendai.net/articles/view/life/146891
2013年12月26日 日刊ゲンダイ
まさか自分が出なくなるなんて……。年を取って、慢性的な便秘に悩まされる中高年が増えているという。あなたは大丈夫?
中高年の便秘は食事や運動の量が減ったり、腸の運動機能が衰えることなどが原因になる。便秘治療の第一人者で、湘南記念病院の酒井義浩理事長は言う。
「一般的に、便秘は『緊張性』と『弛緩性』に大別されます。弛緩性は大腸の筋肉が緩んでうまく便を押し出せなくなることで起こります。緊張性はストレスなどで腸が強く緊張し、便通が止められてしまいます。中高年に起こりやすくなるのは弛緩性です。手や足の筋肉だけでなく、腸の筋肉も衰えて弱くなってくるので、便を出口までうまく運べなくなる。腹筋や背中の筋肉も衰えるので、きばって便を押し出す力も弱くなってしまうのです」
さらに、睡眠の時間や質も便秘の原因になる。大便の多くは夜眠っている間につくられる。睡眠時間が短かったり、眠りが浅いと、出すべきモノが十分につくられないのだ。
「便秘で悩んでいる患者に話を聞いてみると、仕事や家庭の心配事や悩みを抱えている人が多い。ストレスをうまく解消できない状態で就寝しても、時間が短くなったり、眠りが浅くなります。そうなると、便がしっかりつくられなくなるうえ、腸が正常に働くように脳が出している指令が阻害されてしまうのです。中高年になると定年や老後の生活などの心配事が増えるのも、便秘の大きな原因といえます」(酒井理事長)
便秘を放置しても、それが直接、病気に直結することはないという。しかし、体に必要がないものを大便として排出しているわけだから、ためておかない方がいい。
■運動と風呂を見直す
スッキリするには便秘薬に頼るのもひとつの方法だが、まずは生活習慣を見直したい。特に「運動」と「風呂」が便秘解消の秘訣だという。
眠りを深くするには、日中に筋肉を使う機会を増やすことが効果的。年を取ると体にガタがきて運動をする機会が減るし、日常的な活動量も減ってくる。
「体操やジム通いを日課にしようとしても、ストレスになって睡眠に悪影響を与えます。それでは逆効果なので、便秘の方には自宅の周辺を2、3周ほど散歩することを勧めています。1周目はただ歩くだけでもいいですが、2周目は少し急ぎ足で歩いたり、3周目はコースに坂道や歩道橋を入れるなど工夫する。これで十分です」(酒井理事長)
シャワーではなく、風呂にしっかりつかって腸を温めることも大切だ。
「腸は絶えず腸液を分泌して、腸内の悪玉菌を増やさないように調整しています。しかし、腸周辺の血の循環が悪い人はその機能がうまく働かず、便秘になってしまう。腸を温めて血の巡りをよくするためには、湯船にぬるめのお湯を張り、なるべく長くつかるのが効果的です」(酒井理事長)
お湯の温度は、夏は39度、冬は40〜41度を目安にする。まず湯船に15分つかってから、髪や体を洗い、最後に再び10分ほど湯船に入る。少なくとも25分以上、湯につかるのが望ましい。パジャマを着て布団に入った時、体の中からポカポカが続くようなら、腸が温まっている証拠だ。
「食事については、野菜や果物を食べて食物繊維をしっかり摂取することが基本になりますが、これは後回しでいい。運動、睡眠、風呂に気をつければ、多くの便秘は解消されていきます」(酒井理事長)
便秘の中には、大腸がんなどの重大病が隠れているケースもある。頻繁に便秘を繰り返し、便に血が混じっていたら、すぐに医者に相談しよう。
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