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(日刊ゲンダイ2013/11/1)
猛毒微粒子「PM2.5」による大気汚染が中国で大変なことになっている。黒竜江省ハルビン市では計測不能にまで悪化し、昼間でも道路の信号がよく見えないほど、真っ暗なのだ。このPM2.5はこれから約1カ月間、日本に大量にも飛来するとの予測があるから悪夢だ。
財団法人「日本気象協会」はきのう(10月31日)、中国のPM2・5が日本の広い範囲に流れ込む可能性があると発表した。飛来予測図で分かるように、日本列島の東北から九州まですっぽり覆われている。少なくともあすまでの間は、この状態が続く可能性があるとして注意を喚起している。
中国では10月下旬になって急激にPM2・5濃度が高まっている。ハルビン市では10月21日、1立方メートル当たり1日平均1000マイクログラムを超えた。中国の基準値は75マイクログラムだから、13倍だ。数値が悪化したのは、10月から家庭向けの暖房供給が始まった影響が大きい。燃料の石炭使用量が急増し、煤煙が大量に放出されたことで汚染が拡大したようだ。
大気化学が専門の畠山史郎・東京農工大大学院教授がこう言う。
「秋になり、寒くなったことも高濃度PM2・5が観測されている理由でしょう。夏場は地熱によってPM2・5ははるか高く巻き上げられます。それが寒くなると、上空1000メートルぐらいまで下がってきて滞留しやすくなります」
そしてこの汚染、気象状況の関係で、日本では11月の1カ月間こそ、危険なのだという。
「これから西高東低の気圧配置となり、偏西風や季節風に乗って飛来するPM2・5が懸念されます。強風によって運ばれて来るPM2・5は途中で拡散され、濃度が薄まるので、それほど深刻な事態にはなりませんが、危険なのは、汚染された高濃度の空気が閉じ込められたような状態でゆっくり運ばれて来るケース。移動性高気圧が張り出してきている今の季節がまさにそれです。気圧配置が安定する12月までは注意が必要です」(畠山史郎氏)
10月17日、WHOの専門組織である国際がん研究機関(IARC)はPM2・5をはじめとする大気汚染物質の発がんリスクを認定。中国では2012年にPM2・5が原因で8572人も死亡したとみられている。甘く見ないで、せめてマスクやメガネでガードした方がいい。
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