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「トランス脂肪酸」気にするくらいなら禁煙を 脂肪酸との付き合い方(前篇)
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/177.html
投稿者 SRI 日時 2013 年 10 月 18 日 01:52:03: rUXLhToetCnYE
 

JBpress>日本再生>食 [食]
「トランス脂肪酸」気にするくらいなら禁煙を
脂肪酸との付き合い方(前篇)
2013年10月18日(Fri) 漆原 次郎
 食生活に気を配っている人は「トランス脂肪酸」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。数年前から「有害だ」「危険だ」と、メディアで槍玉に挙げられてきた。2004年公開の映画「スーパーサイズ・ミー」では、監督自身がファストフードのハンバーガーを食べ続け、30日で11キロの体重増、7%の体脂肪率増加、さらに肝臓の炎症といった「結果」を出し、その話題もトランス脂肪酸が注目されるきっかけになった。

 「トランス脂肪酸か。健康に悪そうだが、普段の食事で気にする必要があるのだろうか」。その程度に気にかけている人は多いだろう。

 そこで今回は、トランス脂肪酸を含む「脂肪酸」に焦点を当て、心配の仕方などを考えていきたい。

 話を聞いたのは、昭和女子大学生活科学部健康デザイン学科教授の江崎治氏だ。江崎氏は、2012年3月まで国立健康・栄養研究所で代謝学や内分泌学などの研究をするかたわら、国民の健康維持・増進などへの指針となる『日本人の食事摂取基準』の「脂質」の項目を担当してきた。また、内閣府の食品安全委員会が2010年に開催した「食品に含まれるトランス脂肪酸に係る食品健康影響評価情報に関する調査」検討会の座長も勤めた。

 前篇では、脂肪酸とは何か、また、その一種であるトランス脂肪酸にどう向き合えばよいかを聞く。後篇では、トランス脂肪酸が使われなくなる風潮のなかで使用量の増加が指摘されている「飽和脂肪酸」にも目を向け、気の使い方を聞いていきたい。

“トランス型”の“不飽和脂肪酸”が「トランス脂肪酸」


江崎治氏。昭和大学生活科学部健康デザイン学科教授。医学博士。岐阜大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部を経て、1986年より国立健康・栄養研究所へ。同研究所で、生活習慣病研究部部長、基礎栄養研究部部長などを歴任して、2012年4月より現職。専門は代謝学、内分泌学、スポーツ科学など。糖尿病、肥満発症予防のための基礎研究を進めてきたほか、『日本人の食事摂取基準』(2005年版、2010年版)の「脂質」の項目の策定などにも取り組んできた。
──「脂肪酸」とはどんなものでしょうか? 「脂肪」とは違うのでしょうか?

江崎治教授(以下、敬称略) 脂肪の主要な部分をなすものが脂肪酸です。私たちは、食べものから「中性脂肪」と呼ばれる脂肪を体に摂り込みますが、その中性脂肪には3つの脂肪酸がくっつくのです。

 また、体の細胞膜には「リン脂質」という別の種類の脂肪がありますが、そのリン脂質には2つの脂肪酸がくっつきます。

 脂肪酸はたくさんの炭素元素(C)と水素元素(H)から構成されます。その点は、石油とよく似ています。

 ただ石油と異なるのは、構造の末端に、炭素1個、酸素2個、水素1個の「カルボキシル基」(-COOH)があることです。脂肪酸は、このうちの「OH」を使って体内の脂肪などにくっつくことができます。石油にはこれがないため、たとえ体に取り込んでも素通りして排泄されてしまいます。

──脂肪酸には、さらに分類があるのですね。

江崎 はい。大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

 脂肪酸はたくさんの炭素元素(C)と水素元素(H)から構成されると言いましたが、そのなかで、炭素と炭素が「C=C」のように結びつくことがあります。これは「二重結合」と言います。

 二重結合の入らない脂肪酸は、飽和脂肪酸と言います。一方、この二重結合が入っている脂肪酸は、不飽和脂肪酸と言います。


脂肪酸の分類
 さらに不飽和脂肪酸に注目すると、この二重結合のところで構造が曲がっているものと、曲がらず全体がまっすぐになっているものがあります。まっすぐになると常温で固まりやすくなります。曲がっている方を「シス型」と言い、まっすぐな方は「トランス型」と言います。

 つまり、脂肪酸のうち、炭素の二重結合の入ったものが不飽和脂肪酸であり、さらにそのうち二重結合が曲がらずにまっすぐなものは「トランス型不飽和脂肪酸」です。これを略して「トランス脂肪酸」と呼んでいるわけです。

油を硬化するときにできてしまうトランス脂肪酸

──なぜ、トランス脂肪酸が人々の関心を呼ぶようになったのでしょうか?

江崎 「トランス脂肪酸が多く含まれている食品をたくさん食べる人の間で心筋梗塞が増えている」というデータが米国や欧州で報告され、「トランス脂肪酸の摂取は怖いのでは」と言われだしたのです。

 ただし、心筋梗塞が増えたことの原因がトランス脂肪酸にあるとは言い切れません。トランス脂肪酸を体に取り込んでいる人は、その食品にトランス脂肪酸とともに含まれるべつの物質を取り込んでいて、その物質が心筋梗塞を増やす真の原因であることもありえるのです。

 また、トランス脂肪酸の含まれる食品を買う人びとの生活環境や健康面があまり良好ではないという原因も考えられます。

 仮に、トランス脂肪酸を多く含んだ食品を人びとに食べ続けてもらい、心筋梗塞になりやすいかを調べれば、原因かどうか突き止められるかもしれません。しかし、それは人体実験になるのでできません。本当のところは、なんとも言えないのです。

──心筋梗塞以外では、どんな病気との関係があると言われているのですか?

江崎 慢性的な炎症との関係が言われています。また、肥満との関係があるとの研究結果もあります。一方で、糖尿病やがんとの関係ははっきりしていません。

──なぜトランス脂肪酸が生じるのでしょうか?

江崎 自然界ではトランス脂肪酸は多くありません。例えば、植物も不飽和脂肪酸を作りますが、そのほとんどがトランス型でなくシス型です。

 しかし、工業的な過程でトランス脂肪酸が作られてしまうことがあるのです。不飽和脂肪酸を多く含む油脂に熱を加えて水素を添加すると飽和脂肪酸になり、これで硬い油脂が作られます。これは「ショートニング」と呼ばれる食用の油脂です。マーガリンと同じですが、水分が0.5%以下しかありません。バターより安く済むのでしょう、ハンバーガー、ピザ、フレンチフライ、チキンナゲットなどのファストフード、ケーキ・ペストリー類、スナック菓子などによく使われます。

 油脂を硬くするため飽和脂肪酸を作ろうとしてうまくいかず、化学反応によってトランス脂肪酸ができてしまうことがあるわけです。

 ほかに、普通の植物油を作るときにも、脱臭操作でトランス脂肪酸が作られることがあります。しかし、量は少ないのであまり問題視されていません。

 また、牛などの反芻動物では、脂肪酸が代謝されると、嫌気性菌という菌の働きでトランス脂肪酸ができます。しかし、その脂肪酸は、工業的につくられてしまうのとは異なる種類のもので、病気の発生の危険はほとんど報告されていません。


トランス脂肪酸の作られ方 (参考:江崎氏の資料をもとに筆者作成)
いろいろなものを普通に食べればよい

──トランス脂肪酸は心筋梗塞の危険性を高めるという話ですが、摂取量が多い人と、少ない人では、具体的にどう異なるのでしょうか?

江崎 米国の「ナース・ヘルス・スタディ」という、米国の女性7万8778人を対象に20年にわたり追跡した調査では、総エネルギーにトランス脂肪酸の占める率が高いほど、心筋梗塞の相対危険度は高まる傾向にあるという結果が出ました。

 総エネルギーのうちトランス脂肪酸による摂取量が多い人たち(エネルギー比で2.8%)は、少ない人たち(エネルギー比で1.3%)に比べて心筋梗塞の危険度が1.33倍、増加していました。

──日本人はトランス脂肪酸とどう向き合えばよいでしょう? 食品安全委員会は2012年3月「『食品に含まれるトランス脂肪酸』評価書」を出していますね。そこでは、日本人のトランス脂肪酸の摂取実態として「大多数は世界保健機関(WHO)の目標である、総エネルギー量の1%未満を下回っている。通常の食生活では、健康への影響は小さい。ただし、脂質に偏った食事をしている人は、留意する必要がある」と結論しています。これをどう見ますか?

江崎 日本の大部分の人は、トランス脂肪酸を含む食品を食べている量が少ないということです。ただし、たくさん食べている人がいないということでもないので、その人たちは注意が必要だということです。

 日本人は、欧米人に比べて心筋梗塞の発症率は低い方です。総エネルギーのうちトランス脂肪酸が占める割合の平均も1%に届かず、欧米の人々より低い状態にあります。

 これらのことを考えると、トランス脂肪酸のインパクトはさほど強いものではないと言えます。喫煙者と非喫煙者を比べたときの心筋梗塞の相対危険度は5倍にもなるので、例えば喫煙者は喫煙を心配した方がよいでしょう。

 しかし、トランス脂肪酸については、喫煙と違って、自分の努力で防ぐことができないという問題点はあります。いま、日本で売られている食品ではトランス脂肪酸の含有量に大きな差があります。0.6%と、ほとんど含まれていない食品もあれば、13%も含まれている食品もあります。

 私は、トランス脂肪酸の含有量が多い食品材料をつくっている企業に、量を減らすようにしてもらえば、大きな問題にはならないと考えています。

──表示を義務化するという動きもありますね。

江崎 その方法もありますが、一般の消費者がそこまで読みこめるかということがあります。カロリー、ナトリウム、それに飽和脂肪酸の量。これくらいの表示にとどめないと、表示が複雑になると思います。

──なおもトランス脂肪酸のことが気になるという人は、どうすればよいでしょうか?

江崎 いろいろなものを食べるということです。シュークリームひとつをとっても、毎日同じメーカーのものを食べるのでなく、いろいろなメーカーのものを食べれば、トランス脂肪酸の含有量が多いシュークリームばかりを食べ続けるという状況を避けることができるでしょう。

 人間の習性としては、同じものをそう食べ続けることもないと思いますので、そこまですることもなさそうな気もしています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/38938  

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コメント
 
01. 2013年10月18日 10:28:56 : W18zBTaIM6
トランス脂肪酸は、人体の基本である細胞の膜をもろくします。

   細胞膜には脂肪やカルシウムがつかわれます。
   食品の表示に「植物油脂」と書かれているのは、多くがトランス脂肪酸です。
   製造コストが安く、液状にも固形状にもなりマーガリンに多いです。
   近所の人で毎朝、マーガリンでパン食の人がいました。
   アドバイスしてたのですが昨年、網膜はく離になりました。(関係があるかも)
   ドレッシングはノンオイルがいいです。
   油なら、オリーブ油かゴマ油を使ってます。
   参考までに、カルシウムは歯と骨以外に、普通の細胞でも使われてます。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/218.html

ショートニング。トランス脂肪酸、また「植物油脂」とも呼ばれるものだ。

食品工業の技術者が、水素添加した脂肪分子を顕微鏡で覗くと、プラスチックそっくりであること脂肪専門の科学者たちは水素添加を『オイルをプラスチック化する』ということを説明してくれた。

つまり、ショートニングとは、水素を添加する人口処理で分子構造を変えることで、液体の油を固体化して酸化しにくくした脂のことだ。 あのカチカチになる理由は、たんに水分を飛ばしたのではなく、プラスチックになっていたのである……。

人間の体は、この人工的構造のトランス脂肪酸を代謝不能で処理しきれず、そのまま体内に蓄積され 多くが一生外へ排出されないことが分かっている。

そして結合された水素分子によって、細胞遺伝子が酸化されてガンになる可能性が高まるという報告がある。また、弱い細胞膜しかできないため、免疫不全でウイルスに感染しやすい体になるのだという……。

トランス脂肪酸というのは、やっと最近ちょっと有名になったけどはっきり言うと毒である。

少しなら大丈夫というが、「毒」を、少しなら大丈夫と言って、食べてる人の気が知れない。

タバコと同じだなってことになる。タバコの悪影響も後からわかってきて、でもすでに吸っているのだからやめられないってわけですね。
普通のお寿司もすきなのだが、やはり、体を壊すぐらい毒のトランス脂肪酸の入った、 食べ物はすきだったのだろう。

せっかくマクドナルドで、ショートニング使ってるものは食べないようにしていたのに、マヨネーズを食べ過ぎては、同じである。マーガリンなどは、本気でやめないと、マーガリン協会などは、「少しなら大丈夫」と言い切っているが食べたら、確実に不健康になっているのだ。

まぁ、はっきり行ってトランス脂肪酸の最初の悪影響は、「デブ」になることである。

次が「肌荒れ」最後に「動脈硬化」

平行してくるので、個人差でデブだけだったり、肌荒れが顕著だったり、動脈硬化が顕著だったりする。

今でも毎日、すでに動脈硬化してるのに、トランス脂肪酸を食べてる人が、死に近づいてるという現実を伏せている。

日本だけがいつまでも、知らずに、食べてるって事だね。

でも、まぁ私は動脈硬化が顕著に現れて、あの世からお呼びがかかった口なのである。

だから、結構調べて知っているが、一般の人は知らないだろう。

でも、肌荒れ、デブと、女性には本気で大敵な物質で、 ヨーロッパでは使用禁止になってる。

アメリカでも、住民運動で、使用禁止となる州ができてきた。
マクドナルドもアメリカではもうショートニングは使わないそうだ。

日本では、アメリカであまったショートニング製品を、消費するために、だまーーーって使い続けている。

マクドナルドは所詮アメリカ産の製品を、日本で消費して、日本人なら、所詮黄色だから、戦争で負けた国だから、勝手に自分らが食うなら気にするな。ということなのだろう。子供に食べさせると、症状は出ないけど確実に寿命を縮めるであろうといわれる物質なのだが・・・。
http://www.ka-mato-ru.com/mac.html

マクドナルドでは高カロリーなどよりもはるかに恐ろしいものを使用している
マックの油は植物油のショートニング油とラードを6:4の割合で使用してる。
ショートニング油はマーガリンから水分と添加物を取り除き純度の高い油脂にしたものだ

その過程で水素と結合するためにトランス化してトランス脂肪酸が大量に生じる
つまり 植物油は室温では液状だが、これに水素を添加してトランス脂肪酸に変えると、バターやラードなどの動物油のように固形になる。
トランス脂肪酸は恐怖の油といって人間に害を与えるだけの全く役に立たない油の屑ともいわれてる

トランス脂肪酸は体内に入ると急激に酸化する

それにより体内の至るところに炎症をおこす

わかりやすい例えが鉄棒にサビが入り表面がボロボロになるのと同じで
体調が悪いときマックのポテトを食べるとニキビや吹き出物ができたり
気分が悪くなるのはそのためです。

高コレストロールで善玉コレストーロールを減らし悪玉コレストーロールを増やし、血栓を作りやすくするので脳卒中や心筋梗塞をおこしやすくなる

また、高カロリーで肥満のもとだし、痴呆の引き金になる恐ろしい油である

一番こわいのは体内で酸化する時に活性酸素をつくりだすという

細胞の内部まで破壊し時にDNAを傷付け癌細胞をつくりだすところにある
ちなみに ちなみにマクドのポテトM135gにトランス脂肪酸が4.55g含まれている

これは、1日におけるWHOの定める摂取基準値の2倍強である。

では、なぜ日本のマクドナルドはこのような危険な油ショートニング油を使用するかについては背景としては米国のマクドナルドがあげられる。アメリカでは健康志向が高くニューヨークなどいくつかの州においてトランス脂肪酸の 使用が禁止となりました。

米国のマクドナルドはショートニング油がだぶつく事になり
そこで日本にたぶついた油を売り莫大な利益をもたらしています


02. 2013年10月18日 10:35:19 : W18zBTaIM6
http://www.ka-mato-ru.com/mac.html


マーガリンやショートニングに含まれているトランス脂肪酸、今度は認知症の原因になると判明 2月10日 2012年


動脈硬化や心臓疾患の発症リスクを高めるので危険だと言われていたトランス脂肪酸ですが、今度は認知症の原因になると判明したそうです。
http://jp.ibtimes.com/articles/26391/20120208/1328673632.htm


トランス脂肪酸のさまざまな弊害

「マーガリン」や現代の多くの油に大量に含まれる「トランス脂肪酸」には体の役に立つ機能がありません。そればかりか、老化やガンの原因になる活性酸素をたくさんつくったり、他の重要な脂肪酸の機能を妨げるなど、さまざまな悪い働きをします。なかでも危険なのは、トランス脂肪酸が細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼすということです。細胞膜は単に細胞と細胞を仕切るだけではありません。細胞内で発生した老廃物を排泄したり、情報を伝達するなど、生命活動に欠かせない大切な役割を担っています。このような重要な細胞が全身で60兆個以上も存在し、筋肉や骨、内臓、神経、血管、血液といった私たちのパーツを形成し、一人の人間として成り立たせてくれています。

そして、 細胞膜は脂質で構成されていますが、トランス脂肪酸が入り込むと、細胞膜の構造や働きが不完全になってしまうのです。

心臓病の誘発

トランス脂肪酸による弊害の中でもよく知られているのが、体内コレステロールのバランスを崩して心臓病を誘発することです。アメリカの米国心臓病学会は1999年に「心臓病の予防のためには、トランス脂肪酸の多いマーガリンなどを使わずに、それが少ないものを使うこと」というガイドラインを定めています。

糖尿病を引き起こす

糖尿病の原因には、もちろん白砂糖の摂取が大きな原因となりますが、トランス脂肪酸も原因の一つにかかわっていると思われます。その理由はトランス脂肪酸が細胞膜の構造を不安定にするため、いくら体がインスリンを分泌しても、それをキャッチする細胞膜の受信機能が鈍くなってしまうことがあげられます。

ガンの原因となる活性酸素の大量発生

トランス脂肪酸により、体の細胞膜の構造や働きが不完全になると、免疫力が低下します。さらにトランス脂肪酸は大量の活性酸素をつくり出してしまうといわれています。活性酸素は、あらゆる物質のなかでも、もっとも深くガンの発生にかかわっていると考えられています。

トランス脂肪酸は脳に大きなダメージを与える

トランス脂肪酸は私たちの脳にも非常に有害であることが明らかになっています。脳と油は密接につながっています。なぜなら、脳の60%は脂質で構成されているからです。脳の情報伝達にかかわる神経細胞には「オメガ3」と呼ばれる不飽和脂肪酸が欠かせません。脳の神経細胞はオメガ3が20%以上含まれて、はじめて情報が正しく伝達されるといわれているからです。実際にアルツハイマー、認知症、ADHD(注意欠陥多動性障害)の人は、脳の神経細胞中にオメガ3が非常に少ないことが分かっています。


現代人の食事は老若男女を問わず、トランス脂肪酸があふれ、オメガ3が欠乏している状態にあるといえます。オメガ3が不足すると代わりにトランス脂肪酸が脳神経の構成材料として使われやすくなりますが、トランス脂肪酸は脳の伝達神経機能を変形させてしまいます。そのような状態が毎日、何年も繰り返されることで、ADHD、情緒不安定、うつ、集中障害など脳の重要な機能低下を招く恐れがあります。

特に、妊婦や乳幼児、子どもにはトランス脂肪酸は危険です。胎児期から乳児期にかけて、オメガ3が不足し、トランス脂肪酸を多く摂ると、「脳の栄養失調」状態が続くことになり、知能や人格形成に大きなダメージを与えてしまうことになります。現在、日本では、子どもが親を殺したり、親が子どもを殺すといった事件が頻繁に起こっています。そうした異常な事態は、トランス脂肪酸をたっぷりと含んだマーガリンをはじめとする食事が「健康に良い」と数十年にもわたって、日本中で推奨され、学校給食などで毎日のように摂ってきたことが大きな要因の一つになっているのではと思われます。

トランス脂肪酸だらけの加工食品

トランス脂肪酸はマーガリン以外にも名前を変えてさまざまな食品に使われているので注意が必要です。買い物をするときに、食品のパッケージに記載されているラベルを確かめることをお勧めします。

菓子パン、クラッカー、ケーキ、チョコレート、スナック菓子、アイスクリーム、フライ、レトルトカレーなど多くの加工食品の原材料名に「ショートニング」「加工油脂」あるいは「ファットスプレッド」といった表記のものは、すべてマーガリンの仲間で、トランス脂肪酸が大量に含まれている可能性があります。


 
トランス脂肪酸を多く含む食品トップ10

  品名 食品例

1 スプレッド(パンなどに塗る製品) マーガリン、ショートニング

2 粉ミックス ケーキ用小麦粉

3 インスタントラーメン・インスタントスープ カップラーメン

4 ファーストフード フライドポテト

5 冷凍食品 冷凍チキン

6 オーブン食品 ドーナツ・パウンドケーキ

7 スナック菓子 ポテトチップス

8 シリアル オートブラン

9 クッキー チョコレート チョコレートクッキー

10 トッピング ホイップクリーム、コーヒーフレッシュ、ドレッシング
http://www.e-aromalife.com/himuka/himuka_info_oil.htm

危険度No1油

「トランス脂肪酸が多量に含まれる油脂:代表はマーガリン、ショートニング、などの水素添加した合成油脂」

危険!▼ カレー、シチューのルウ、レトルトカレー、シチュー、スープなど
http://kenshoku-style.net/contents/1-04.html

農林水産省-食品に含まれる総脂肪酸とトランス脂肪酸の含有量量
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/content.html


03. 2013年10月19日 01:40:59 : 3PJAqRzx3M
>日本の大部分の人は、トランス脂肪酸を含む食品を食べている量が少ないということです。

所詮平均。
和食中心の人と洋食中心の人ではかなり違うんじゃないの?
どういう食生活パターンかによって分けて調べないと。


04. 2013年10月19日 08:44:43 : W18zBTaIM6
危険! 油の摂り過ぎと加工品の取り過ぎ!

危険度No1油

「トランス脂肪酸が多量に含まれる油脂:代表はマーガリン、ショートニング、などの水素添加した合成油脂」

危険!▼ ショートニング(パンやお菓子の原料として使用されるねりこみ専用の固体化した植物油脂。ほとんど全ての市販のパンや甘いお菓子に使われている。パンやお菓子などの包装の原材料表記を確認するとわかる。)
→ ×パン、菓子パン、ケーキ、クッキー、クラッカー、チョコレート菓子、アイスクリーム、など

危険!▼ マーガリン(無味無臭のショートニングに対して、パンなどに塗ってそのまま食べやすいようにアジ・香り・色を着けて固体化した植物油脂。ショートニングと同様ほとんど全ての市販のパンや甘いお菓子に含まれる。)
→ パン、菓子パン、ケーキ、クッキー、クラッカー、なチョコレート菓子、アイスクリーム、など

危険!▼ 市販の植物油 ※コーン油、菜種油、綿実油、など一般のサラダ油。ただし、純粋キャノーラ油や亜麻仁油、オリーブ油は除く。

危険!▼ コーヒーフレッシュ、コーヒー用クリーム、など

危険!▼ 油調理加工食品全般(市販のコロッケやフライ、天ぷら、餃子、シューマイ、など)

危険!▼ カレー、シチューのルウ、レトルトカレー、シチュー、スープなど

危険!▼ 持ち帰りの揚げ物(コロッケやフライ、天ぷら)

危険!▼ 外食の揚げ物料理(コロッケやフライ、天ぷら)

危険!▼ 牛肉、鶏肉、豚肉の脂身 (少量であれば上記よりまし)

危険度No2油

「市販の植物油全般、健康○コナなどの人工加工油脂含む」 
※ただし、純正キャノーラ油や亜麻仁油、オリーブ油は除く

危険!▼ 市販の植物油 ※コーン油、菜種油、綿実油、など一般のサラダ油。ただし、純粋キャノーラ油や亜麻仁油、オリーブ油は除く。

危険!▼ 油調理加工食品全般(市販のコロッケやフライ、天ぷら、餃子、シューマイ、など)

危険!▼ 外食の揚げ物料理(コロッケやフライ、天ぷら)や炒め物料理

危険度No3油

「古くなったサラダ油や魚の干物など酸化した油」

危険!▼ 古くなった市販の植物油(開封後1ヵ月位を経たもの)
危険!▼ 外食の揚げ物料理(コロッケやフライ、天ぷら)や炒め物料理 (特に安い飲食店のもの)
危険!▼ 持ち帰りの揚げ物(コロッケやフライ、天ぷら)

危険度No4油

「抗生物質や農薬、他有害物質が多く含まれる肉の脂肪」

危険!▼ 牛肉、鶏肉、豚肉の脂身
危険!▼ 牛肉、鶏肉、豚肉など肉の、ロース、カルビ、皮、ばらなどの脂肪の多い部位

料理別や店別危険物

危険!▼ コンビニの弁当や惣菜
危険!▼ スーパーなどの弁当や惣菜
危険!▼ 安い居酒屋の揚げ物、炒め物
危険!▼ 立ち食い蕎麦の天ぷら
危険!▼ 牛丼や安価な定食チェーン店などの揚げ物や炒め
http://kenshoku-style.net/contents/1-04.html


05. 2013年10月25日 04:09:51 : niiL5nr8dQ
食の研究所 > 特集> 日本食の先端科学
油断禁物!食品中の「飽和脂肪酸」が増えてきた
脂肪酸との付き合い方(後篇)
2013.10.25(Fri) 漆原 次郎

 食品中に含まれる「脂肪酸」という物質に焦点を当てて、どれくらい心配する必要があるのか、どう付き合えばいいのかなどを前後篇で考えている。脂肪酸は、脂肪の主要な部分をなす物質だ。
 前篇では、脂肪酸のなかでも、心筋梗塞になるリスクが高まるなどと言われ、人々の関心が高い「トランス脂肪酸(トランス型不飽和脂肪酸)」に目を向けてきた。
脂肪酸の分類
 取材した昭和女子大学生活科学部健康デザイン学科教授の江崎治氏によると、日本人平均では、総エネルギーのうちトランス脂肪酸が占める割合は1%未満で、欧米人などより低い。トランス脂肪酸のインパクトはさほど強いものではないという。しかし、多く摂取している人もいるだろうから、トランス脂肪酸摂取量をより少なくすることは必要だという。
 後篇では、トランス脂肪酸とともに、これまでさほど注目されてこなかった「飽和脂肪酸」にも着目してみたい。食品中のトランス脂肪酸含有量を減らすと、今度は飽和脂肪酸が増える。そんな“トレードオフ”の関係も言われている。
 飽和脂肪酸のことを心配する必要はあるのだろうか。引き続き、江崎氏に話を聞いてみた。
企業はトランス脂肪酸を努力で減らすことができる
──まず、トランス脂肪酸について聞きます。食品安全委員会が2012年に示した「『食品に含まれるトランス脂肪酸』評価書」に、食品企業のトランス脂肪酸使用量を2006年度と2010年度で比べた表があります。業務用マーガリンでは、平均で100グラム中9.04グラムから0.82グラムへ、また、業務用ショートニングでは、平均で13.1グラムから0.59グラムへと大幅に使用量が減っています。一般用でも減少傾向にあるようです。これをどう見ますか?
江崎治氏。昭和女子大学生活科学部健康デザイン学科教授。医学博士。岐阜大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部を経て、1986年より国立健康・栄養研究所へ。同研究所で、生活習慣病研究部部長、基礎栄養研究部部長などを歴任して、2012年4月より現職。専門は代謝学、内分泌学、スポーツ科学など。糖尿病、肥満発症予防のための基礎研究を進めてきたほか、『日本人の食事摂取基準』(2005年版、2010年版)の「脂質」の項目の策定などにも取り組んできた。
江崎治教授(以下、敬称略) 2010年の数値は、企業が選んで提出してきた食品サンプルのトランス脂肪酸含有量を調べたものです。企業はトランス脂肪酸の含有量の少ないものを出してきた可能性があります。
 この評価書の参考になった2010年の「食品に含まれるトランス脂肪酸に係る食品健康評価情報に関する調査」検討会で私は座長を務めましたが、その調査報告書には「食品中のトランス脂肪酸量の測定に関しては、ランダム化して選択したサンプルでなく、かつ数も少ないため、日本で販売されている食品を代表している値であるかどうか疑問」と明記しておきました。
 つまり、評価書の値からは、日本の食品にトランス脂肪酸がどれだけの量が含まれ、量がどう推移したのかは評価できないわけです。食品中のトランス脂肪酸の含有量の変化を調べるためには、実際に市販されている商品のトランス脂肪酸含有量をランダムに調べる必要があります。

 ただし、食品企業は努力すればトランス脂肪酸の含有量を減らすことができる、ということが分かったのは重要なことです。
飽和脂肪酸には“脳卒中減少”“心筋梗塞増加”の傾向
──食品企業がトランス脂肪酸を減らそうとすると、今度は飽和脂肪酸の含有量が増えるという、“トレードオフ”の関係が成り立つとの指摘もあります。先ほどの「評価書」で飽和脂肪酸の含有量推移を見ると、確かに業務用マーガリンでは29.9グラムから40.9グラムへ、業務用ショートニングでは23.9グラムから45.4グラムへと大幅に増えています。飽和脂肪酸については、どんなことが言えるでしょうか?
江崎 前篇でも説明した通り、飽和脂肪酸は、構造に炭素の二重結合が入らない脂肪酸のことです。この飽和脂肪酸についても、研究で健康への影響などが調べられています。
 最新情報では、筑波大学の山岸良匡講師と国立がん研究センターなどが共同研究で示した、飽和脂肪酸摂取量と脳出血そして心筋梗塞のリスクの関係を示したデータがあります(グラフ参照)。
 このグラフは、飽和脂肪酸を摂取するほど、心筋梗塞になるリスクは高まる一方で、脳出血になるリスクは低くなることを示しています。
飽和脂肪酸摂取量と脳出血、心筋梗塞罹患の関係。男性3万8084人、女性4万3947人を1994年から2007年まで経過観察。この間の罹患者数は、脳出血894人、心筋梗塞610人。グラフ内「ハザード比」は、飽和脂肪酸摂取量1日あたり9.6グラム(グラフいちばん左)の人が病気になるリスクを1とした場合の倍率。「en%」は、総エネルギー摂取量のうち飽和脂肪酸摂取量の占める率。 (参考:山岸良匡ら、European Heart Journal 2013年をもとに筆者作成)
──この結果をどのように見たらよいのでしょうか。
江崎 脳卒中(主に脳出血)については、それを減らす“なにか”が飽和脂肪酸の含まれる食品に存在しているのだと思われます。また、心筋梗塞を増やすものについては、飽和脂肪酸自体と考えてもよいでしょう。
飽和脂肪酸はトランス脂肪酸よりマシ
──なぜ、そのようなことが言えるのでしょう?

江崎 動物実験を数多く行った結果からです。脳出血を発症するマウスに餌を与えるとき、たんぱく質の量を増やしたり、脂肪の量を増やしたりしました。すると、“高タンパク質”の餌では脳出血罹患が抑えられましたが、“高飽和脂肪酸食”の餌では脳出血罹患が抑制されなかったのです。
 特に、タンパク質の中でも、牛乳に含まれているタンパク質は脳出血罹患を抑制する効果が強いことが分かりました。一方、大豆タンパクでは効果は認められません。
 脳卒中の予防が大事だと考えている人には、乳製品を薦めています。また、肉もよいかもしれません。
 ただし、このような話をすると、飽和脂肪酸を極端に多く含む食品を摂ろうとする人も出てきます。しかしそれは心筋梗塞のリスクを高めることにつながります。また飽和脂肪酸は、脳出血や心筋梗塞との関係のほかに、摂取すると太りやすいという関係も見出されています。こうしたことも考えて、極端な食事をしないことが得策でしょう。
 体重増加が気になる人には、低脂肪の牛乳が良いと思います。牛乳を多く飲むと下痢をする人は、毎日コップ1杯程度の少ない量でもよいでしょう。
──トランス脂肪酸と飽和脂肪酸を同じ量、摂取した場合、結局どちらの方が健康面全体に悪影響と言えるのでしょうか?
江崎 心筋梗塞によりなりやすいのでトランス脂肪酸を摂取する方が好ましくないと言えます。飽和脂肪酸を摂る方が、まだマシといったところです。
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• 油断禁物!食品中の「飽和脂肪酸」が増えてきた(10月25日)
• 「トランス脂肪酸」気にするくらいなら禁煙を(10月18日)
• 毎日ごくごく飲んでいるあなたは危険です(08月30日)
• 「お酒の前に牛乳」は効果があるのか? (08月23日)
• 「激辛」世界一を目指さないのにはワケがある(08月02日)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38999


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