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2013年10月13日 12時00分
提供:WooRis
韓国では飲食店で客の食べ残しを、次の客の時に再利用するということが珍しくありません。
食文化的な違いがあるとしても日本人からしてみれば、衛生面が気になります。
焼き肉をはじめ、韓国料理は日本でも人気の外食産業のひとつ。
口に入れる食べ物であるだけに、衛生リスクには自己防衛が必要かもしれません。
日本では、外食産業における衛生管理は厳しく法律で管理されています。
食品衛生法では、不衛生な食材はもちろん、前の客が食べ残した食品の再利用をすることは許されていません。
伊勢のお土産でも有名な老舗の赤福が、食材の再利用をしていたことが発覚して、営業禁止処分を受けたことは記憶に新しいでしょう。
しかしながら、残念なことに韓国では決してそうではないようです。韓国の食品衛生法でも、
不衛生な食材の再利用には厳しい罰則を設けていますが、例外が設けられています。例えば、
・サンチュ、生ニンニク、ミニトマトなど、調理されておらず原型が維持されている食材
・皮をむいていないウズラの卵、バナナ、ブドウなど、皮をむかずに原型が維持されていて、他の物質と接触していない食材
・キムチやカクテキなど、ふたがついた容器に入り、客が摂取した分だけ量が減った食材
などは、合法的に食品の再利用が認められています。
もちろん、これは倫理観や衛生意識の違いというよりも、日本と韓国での食文化の違いであると言うことができるかもしれませんから、
必ずしも不潔・不衛生と過剰に反応する必要はありません。
逆に生ものを食べない国々からすれば、日本の刺身などは、十分に不衛生・蛮行にあたるはずです。
しかしながら、やはり、日本人の感覚としてみれば、前の客の食べ残しを提供する文化には抵抗があるでしょう。
韓国国内での食事における再利用に関しては、法律の範囲内であれば、それを外国人である私たちが否定したり、非難することはできません。
しかし、私たち日本人が懸念してしまうので、やはり、日本国内の韓国料理店での食材の扱いではないでしょうか。
仮に、経営者や調理人が韓国人であったとしても、日本で営業する以上は、日本の法律や衛生意識に従う必要があります。
ただ、上記のような話があると「もしかして、日本の国内の韓国料理もそのような再利用があるのでは……」
といった心配をするかもしれません。国内では、日本の基準と法律によって厳格に遵守されているはずですから、信じて利用するしかありません。
日本の韓国料理店をみて、過剰に反応する必要はありませんが、
やはりどんなものであれ、他人の食べ残しを再利用されてしまうことは、日本人としては嫌なもの。
身近で美味しい韓国料理を安心して楽しむためにも、信頼できるお店で信頼できる料理を口にするなど、自己防衛をしたいですね。
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