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中小企業の崩壊!
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2014年01月08日 「日本人」の研究!
中小企業・個人経営の崩壊がどれほど深刻なことか。
先日、会社で特殊なポンプを業者に依頼して、
修繕しようと思ったら、「元のようには出来ない」といわれた。
理由は、ポンプ内部の特殊なコーティングを行う会社が廃業してしまったらしい。
昨年も、そのようなことがあった。
20年来付き合いのある会社がいきなり、
「今年二月で廃業します」とファックスが送りつけられた。
特殊な焼成炉を持ち、我が社には欠かせない会社であった。
このように当たり前に存在し、当たり前にその会社の技術に依存していたのが
それがだんだんと出来なくなってきている。
これが技術大国日本にとって、どれほど深刻なことだろうか。
いくらすごい技術を持っていても、すべてのことをその会社で出来るわけではない。
道具工具、機械、機械の部品、原料の加工、一つの製品が出来るまで、
多くの会社が深く絡み合っている。
車でも、電気でも、発電所でも、どれだけ多くの部品が使われ、どれだけの技術者が
関係していることか。
大企業は、無数の中小企業に支えられているといっても、過言ではない。
その中小企業が、今、トコトン追いこめられている。
技術大国日本の真の実力とは、無数の中小企業の存在といっても
過言ではない。
この一月から、ガス代が今までなかったほど、値上げになる。
電気代も上がる。
そして、極めつけは消費税の増税。
中小企業は、大打撃となるであろう。
今でも、大部分の雇用を中小企業だ。
中小企業が崩壊するイコール、消費者が崩壊することにつながる。
元参議院議員の中村哲治さんが
「金持ちをいくら優遇しても、消費にはつながらない」
と、、、。
レーガン時代に始まった新自由主義。
「金持ちを優遇すれば、全体に景気を牽引することになる」
というような金看板だった。
しかし、今のアメリカを見れば完全にメッキがはがれてきた。
規制緩和をやればやるほど、ドンドンと弱肉競争社会になってきた。
TPPなどのように、国家を超えて企業に特権を与えれば与えるほど、
わずか1%の人々の支配体制が確立されていく。
企業が機械化、効率化を進めれば進めるほど、物が有り余る。
合理化を金看板にリストラを進めれば進むほど、
消費者の購買力をそぐことになる。
物が有り余る、そして消費の購買力が落ちる、
これってデフレ構造そのモノ。
株価を円を操作するようなことで、本当の景気が回復するわけがない。
マネーゲームでは、さらに問題は深刻になるであろう。
グローバル化、過度の競争、デフレの構造、
その打開策として、国家がお金をすればするほど、お金持ちに
マネーが集まり、更なるマネーの暴走が起こってしまう。
消費者にどのようにお金が回るか、真剣に考えなくては
本当の景気回復などありえない。
技術大国日本の復活とは、今ある中小企業を存続にかかっている。
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