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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140107/frn1401071554005-n1.htm
2014.01.07
米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ・リポート」の2014年新年号の特集で韓国経済が取り上げられ、関係者の注目を集めている。世界的に影響力のある同誌に韓国の分析が掲載されるのは珍しく、韓国メディアも“甘い言葉”を中心に紹介。グローバル経済を変える6カ国・地域に韓国が選ばれたという内容だが、リポートに目を通すと「韓国を先進国市場とみなすのは無理がある」「最近の韓国経済は困難な状況に直面している」など厳しい言葉が並ぶ。
■厳しい韓国経済には予想外の高評価
フォーリン・アフェアーズの新年号では特集「グローバル経済を変える6カ国地域」の巻頭で、同誌のギデオン・ローズ編集長らがメキシコ、ポーランド、トルコ、インドネシア、フィリピン、メコン地域、そして韓国を『これらの国や地域は、中国の経済成長が鈍化し、資源ブームが落ちついてくるにつれて、繁栄を手にしてもおかしくない立場にある。いずれも、経済を支える特有の強さを持っている』と紹介している。
その上で『その規模、最近のパフォーマンス、経済ポテンシャルの組み合わせからみて、見守るに値し、今後5年間という時間枠でみて投資家にとって魅力ある国や地域』と評価する。
ウォン高の進行で輸出産業が低迷し、経済全体が停滞する韓国にとっては自慢したい「評価」だろう。実際、韓国の有力紙、中央日報(日本語版)は1月4日付で、今回の同誌の報告について『韓国、今後5年間注目すべき世界6大投資市場』という見出しで紹介している。
■専門家の分析はリスク中心!?
だが、巻頭文に続く各専門家による分析の中で、ピーターソン国際経済研究所のマーカス・ノーランド上席副会長が執筆した「韓国経済のポテンシャルとリスク」は、予想以上に厳しい内容となっている。
ノーランド氏は、韓国を技術面で洗練され、イノベーション、経済改革で成果を上げていると評価する一方で、『それでも韓国を先進国とみなすのは無理がある』と言い放つ。
その理由として、『輸出入合わせた価値(年1兆2500万ドル)が国民所得(1兆1000万ドル)を上回っている。EU(欧州連合)のような経済ブロックが提供する保護がない状態でかくも貿易依存度が高ければ、主要先進国と比べて、市場の変動に翻弄される度合いが大きくなるのは避けられない』と説明する。
■歪んだ経済政策は是正されるのか?
また、ノーランド氏が指摘するのは、過度な輸出依存だけではない。財閥優遇に対する民衆の不満、さらには高齢化、社会格差、そして北朝鮮リスク。韓国にとって克服すべき課題は山積みであり、メキシコやトルコ、インドネシアなどと肩を並べ、投資家にとって魅力ある国とは言い難い。
今後5年間という視点で見れば、「財閥優遇」「通貨安誘導」など『歪んだ経済政策』で成長してきた韓国も、もしかしたら魅力ある投資市場に変貌を遂げているかもしれない。
ただ、今回のフォーリン・アフェアーズのリポートで指摘されたマイナスの内容には目を閉じ、耳をふさぎ、ただ、甘い言葉にだけ満足しているようでは決して韓国経済に未来はないだろう。
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