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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140106/frn1401060800001-n1.htm
2014.01.06
韓国サムスン電子がインターネットで配信している動画広告が米国で酷評されている。中央日報(日本語版)によると、米国の専門メディアから大手有力紙までが「最高の安物広告」と批判し、「低評価」が「高評価」の6倍に達しているという。サムスンは『ナンバー2のことなど誰も覚えていない』というCMをかつて流し、「傲慢(ごうまん)すぎる」と非難が集中した古傷を持っており、今回の“不評”広告からもサムスンの企業姿勢が透けてみえる。
■3日間で再生150万回も内容は陳腐
米国で袋叩きにあっているのは、動画サイト「ユーチューブ」でサムスンが昨年12月から「Are You Geared Up?」という題名で公開している動画広告。昨年発売した戦略商品であるスマートウオッチ「ギャラクシーギア」のCMで、ギャラクシーギアを着けている男性が女性にモテて、着けていない男性は相手にされないという陳腐な内容だ。
再生回数は3日間で150万回に達するほどの注目度の高さだが、米メディアの評判は散々できわめて低い。中央日報によると、米IT専門メディアのThe Vergeは男性が女性の写真を撮り、見せる部分について「背筋が寒くなるような行動」とし、Gizmodoも「ぞっとするほど無理がある」と批判。
米ロサンゼルス・タイムズは「サムスン電子は今年(2013年)多くの広告を出したが、最低の広告は最後に見せようと大切に持っていたようだ」として「今年出てきた最高の安モノ広告」と酷評した、という。
■「低評価」が「高評価」の6倍に
動画を閲覧したユーザーの評価は「低評価」が「高評価」の6倍に達するほどで、まさに“炎上”していたため、今では評価できない設定に変更されている。
デジタル家電分野に詳しい関係者は「CM自体は一昔前からある陳腐なもので、炎上するほどの内容でもない」と前置きした上で、「アップルやグーグルなどのCMに比べると、センスはゼロ。しかも、個人的には『サムスンの商品を買っていればよいんだ』という、どこか上から目線のような傲慢さ、不遜(ふそん)さを感じずにはいられない」と手厳しい。
ウォン安の是正で輸出産業が低迷し、厳しい状況に追い込まれている韓国経済。十大財閥企業に依存していることは知られているが、なかでもサムスンはグループ売上高が韓国の国内総生産(GDP)の約2割を占めるほどで、その影響力は絶大である。
■自国民に嫌われる韓国最大企業
昨年のサムスングループの入社試験には募集5500人に対し、10万人が受験し、話題をさらったが、一方でサムスンは自国民にきわめて嫌われているといわれている。
ニューズウィークの特集記事『サムスンはなぜ嫌われるのか』(2012年3月28日号)では《アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)や日本のソニー、トヨタはアメリカや日本を代表する企業で、問題を抱えながらもそれぞれの国で誇りとされている。だが、サムスンは違う。これほど国民の反感を買っている企業は世界でも珍しい》と指摘。その理由として、なりふり構わぬ多角化経営が個人経営の小売店や中小企業の経営を圧迫しているとともに、経営倫理上の問題や政権との癒着ぶりをあげている。
そして何よりも嫌われているのが「傲慢」ともいえる企業風土だ。一例として、記事では《サムスングループは90年代、CMでこんなセリフを流した。「ナンバー2のことなど誰も覚えていない」。傲慢な印象を与えたせいか、このCMは不評で、程なくして差し替えられた》と紹介されている。
■企業体質が透けてみえる“傲慢”広告
このときの傲慢さほどではないものの、「それでも酷評されたユーチューブの動画広告では、サムスンという企業の本質を垣間見ることができる」と前出の関係者は話す。ギャラクシーギアは、うわさされている米アップルのスマートウオッチ「iウオッチ」よりも先に商品化して同分野で主導権を握るというサムスンにとっての戦略商品。
しかし、炎上した今回の動画広告だけでなく、製品自体も酷評され、売れ行きも鈍いとかで、「センス無し」「傲慢」などマイナスイメージを増長させる商品となりつつある。
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