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手書きの会議資料/(C)日刊ゲンダイ
アナログが効率的!? 「IT断ち」実行で激変するIT企業
http://gendai.net/articles/view/news/146994
2014年1月2日 日刊ゲンダイ
企業向けITソリューションを手がける「ドリーム・アーツ」(東京・渋谷)の会議室。社員の手元にあるのは、A4の手書きメモのみ。アイデアが手書きで書き込まれていく。ノートパソコンやプレゼン資料はなし。完全なアナログ会議だ。
同社のIT断ちは、11年秋から始まった。
「仕事を効率化するはずのITが社員の足かせになり、業務に支障をきたしはじめたからです。外に出て多くの顧客に会うべき営業部員が、資料作りに時間を取られ、ずっと社内にいる。会議出席者はノートPCをじっと見たまま議論が進まない。内職をする者もいました」(取締役VC企画開発部長の吉村厚司氏)
号令をかけたのは、インテル出身の山本孝昭社長。会議に持ち込めるのはペンと紙だけになり、パワーポイントでつくった資料には雷が落ちた。
「IT断ち以降は、どうしたら顧客に喜ばれるか考える時間ができました。得意先でも、提案をしっかり聞いてもらえますね」(営業統括本部の栗木楽部長)
同社は「社内CCメール」も禁止。関係者全員へ同時送信するこの機能は実はただの“アリバイ作り”。1日200通以上のメールすべてを読むのは、無理という判断だ。
「ITどっぷりで最も苦労するのは、中間管理職です。部下や上司と顔を突き合わせた“報連相”が大事なのに、膨大なメールをこなして、さばいて、いなす“KSI”課長になってしまい、それで仕事をしていると錯覚するからです」(吉村氏)
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