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一人勝ちした先進国の裏
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4600047.html
2014年01月01日 NEVADAブログ
先進国は世界中のマネーを独り占めした構造が昨日の日経新聞に掲載されていました。
先進国株式流入超過 +2621億ドル
新興国株式 −181億ドル
国際商品 −432億ドル
MMF −919億ドル
これをみれば、先進国株式が《お金》を独り占めしたことが一目瞭然となります。
新興国をみれば、インドネシアルピアはこの一年間で21%も下落していますし、ブラジル株式は16%の下落となり、世界2位の経済圏を誇る中国の上海総合株価指数は8%の下落となっており、新興国金融市場はガタガタになっていたのがわかります。
また金も28%下落となっており、商品ファンドから大量の資金が流出したことがわかります。
では先進国はどうだったでしょうか?
《通貨》をみれば、円はドルに対して18%下落となっており、中国人民元はドルに対して3%の上昇となっているのです。
【中国人民元】が買われ、【日本円】が新興国通貨と同じように売られている姿があります。
通貨はその国の経済力を表すとも言われますが、もしこれが正しいとしますと【日本円】は売られている訳であり、日本経済が衰退していると世界中が認識していることになります。
一時期、『アメリカが破産する、ドルは紙くずになる』と日本で賑わしていましたが、今や日本円が紙くずになるリスクが高まっており、その時期が迫ってきていると言えます。
通貨安、即ち、円安が止まらないからです。
本当の資金が日本円から外貨に流れ出ており、日本の基礎が揺らいで来ているのです。
少子化で日本人の人口が過去最大の減少を見せているなか、高齢化が急速に進んでおり、企業は日本人採用から外国人採用を増やし、海外に活路を見いだそうとしています。
【トヨタ】も日本国内の生産台数300万台維持を諦めたようで、今年は本格的に人員削減を進めるはずです。
【ソニー】は年末にグループ会社で数千人規模の人員削減を行うと報じられており、製薬会社の中には倒産の危機に直面している大手企業もあり、今年はまともな年収を得る正社員のポストがどんどん減ります。
弁護士、会計士、医師と言った専門職でも年収で200万円、300万円クラスの層が増えてきていると言われており、食べていけない『先生』が急増してきているのが日本なのです。
今、何の資格もなくただ普通に真面目に働いているサラリーマンは、職をを失うか、賃金を大幅に引き下げられるか、となり、年収500万円以上のサラリーマンはよほどしっかりした態度で仕事に励みませんと、気がつけば何もかも失っていたとなるかも知れません。
円安は日本売り、日本衰退ということをしっかり覚えておく必要があります。
年末年始にヨーロッパに行った方は、円安の恐ろしさを実感したはずです。
ユーロ、ポンドは両替商では円は50%程の円安になっているからです。
円安政策は誤った政策であるとはっきり指摘しておきたいと思います。
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