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ノンフライ袋面の売り上げも上々/(C)日刊ゲンダイ
売れているからこそ改良 「日清のどん兵衛」進化の歴史
http://gendai.net/articles/view/life/146944
2013年12月27日 日刊ゲンダイ
今年もあとわずか。一年の締めは年越しそばということで、日清食品の看板商品「日清のどん兵衛」に注目したい。メジャーブランドながら常に攻めの姿勢。改良や新商品の投入など、毎年話題に事欠かない。今年11月には、生うどん、生そば食感のノンフライ袋麺を発売し、上々の滑り出し。特にそばが好調だという。
誕生は1976年。ほかの和風カップ麺との差別化を図るため、どん兵衛はマーケティングの手法を取り入れ開発された。それはつまり、消費者が求めるものを作るということ。結果、どんぶり型の容器、麺はうどんらしく白く・太くという本格派の製品になった。とくに画期的だったのが、東西で異なる2種類のつゆ。
「嗜好の地域性にこだわった。東日本は濃い口、西日本は薄口文化。その特徴を忠実に再現した」(ブランドマネジャーの大石哲夫氏)
戦略は見事当たり、「きつねうどん」も「天ぷらそば」も発売と同時に売れに売れた。以来、本格和風カップ麺のパイオニアとして市場を牽引してきたわけだが、その勢いがいまなお続いているのがどん兵衛の強みだ。
麺、つゆ、具材は時代とともに進化。たとえば91年には、「おあげ」が豆腐屋と同じ製法で作った丸大豆100%使用の本格おあげに。翌92年には、「天ぷら」が、後のせのサクサクの天ぷらに進化を遂げた。麺も08から10年にかけて大きく改良。新規製法採用により、そばはぴんと真っすぐに、うどんはしっかりとした厚みを実現した。
こうした改良ポイントは随時、テレビCMで訴求。「ぴんそば」「あとのせ」「ぶっとうどん」など印象的な“ワード”も効果的に使って、ロングセラーでありながら、常に新鮮な印象を与え続けることに成功している。一方で、変わらないものもある。それは品質へのこだわりだ。
「すでに売れている商品は、下手に中身を変えるとファンが離れることもあるが、どん兵衛は自信を持って、『中身をよりよくする』という改良を続けている。そこは一貫して変わらない」(大石氏)
うどんはうどんらしく、そばはそばらしく。とことんこだわるのがどん兵衛のDNA。となれば、この先もまだまだ進化は続く。
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