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続投とは…/(C)日刊ゲンダイ
会長だけ辞任…みずほ銀行「人事抗争」さらにドロ沼化
http://gendai.net/articles/view/news/146928
2013年12月27日 日刊ゲンダイ
みずほFGは、金融庁の追加処分を受け、来年3月末付で塚本隆史会長(63)の引責辞任を決めた。塚本氏は11月に暴力団融資問題の責任を取る形で、傘下のみずほ銀行会長職も辞めている。
「社内処分が甘いという批判をかわすため、今回も塚本会長が詰め腹を切らされた。一方、佐藤康博社長(61)は続投する。厚顔ぶりは相当です」(金融関係者)
わずか3カ月で2度の処分を受けたというのに、名実ともにみずほグループトップである佐藤社長は、自身の無報酬期間を半年から1年に延長させることでお茶を濁した。26日の会見でも、「ガバナンスの強化に取り組みたい」と話し、辞任する考えがないことをあらためて強調した。
「旧第一勧銀出身の塚本氏ばかりに責任を押し付けている印象を受けます。こうなると、みずほの“負の遺産”である旧行意識が一段と強くなる。佐藤社長の出身母体である旧興銀は、してやったりでも、旧富士銀と旧一勧は面白くない。人事抗争が激しくなる恐れがあります」(銀行関係者)
旧富士は、今春の役員人事で“富士のエース”といわれ、ポスト佐藤とも目された2人がグループ会社に出された恨みがある。問題融資が浮上した直後から、「旧富士が佐藤辞任を画策している」(経済ジャーナリストの大山功男氏)といわれていた。そして今度は、旧一勧の塚本会長が切られた。
■「旧富士と旧一勧が結託」
「旧富士と旧一勧が結託して、佐藤追い落としに動く可能性もある」(前出の銀行関係者)
経済ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。
「塚本会長の辞任は、佐藤社長にとって“最後のカード”でした。もし新たな問題が浮上したら、今度は佐藤社長がクビを差し出さないと収まらないでしょう」
旧富士には、辻田泰徳副社長(57)や岡部俊胤副社長(57)といった実力者がいる。旧興銀は佐藤社長をはじめ、高橋秀行副社長(56)と安部大作副社長(56)らが牛耳る。
「旧富士は巻き返しに必死です。来年2月下旬から3月上旬にかけての次期役員人事が、早くも水面下で動き出しています」(大山功男氏)
ドロ沼の派閥抗争は激しさを増すばかりだ。
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