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【ドル円週間見通し】三角保ち合い上放れで目標値は108円超
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131227-00000023-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 12月27日(金)21時17分配信
投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が、12月30日〜1月10日のドル・円相場の見通しを解説する。
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今週・来週(2013年12月30日〜2014年1月10日)のドル・円は、米国の12月の雇用統計を見極める展開が予想される。安倍首相の靖国神社参拝を受けて、極東の地政学的リスクに対する懸念が高まっており、円売り要因となるが、東京株式市場が下落した場合は、リスク回避の円買い要因となることで予断を許さない展開が続く。
【ISM景況指数】(1月2日・6日)
米国の景況感を見極める意味で、2日に発表される米国12月のISM製造業景況指数、6日に発表される米国12月のISM非製造業景況指数に注目する展開となる。予想を上回れば、ドル買い、下回れば、ドル売りが予想される。
【連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(12月17-18日)】(1月8日)
12月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)が決定された。2014年に開催される8回のFOMCでは、毎回100億ドル程度のテーパリングが予想されており、2014年の投票権メンバーとなる、イエレンFRB副議長とダドリー米ニューヨーク連銀総裁の見解に注目することになる。
【米国12月雇用統計】(1月10日)
バーナンキFRB議長は、2013年12月のFOMCでテーパリングを決定した後、「状況が本当に改善すれば、テーパリングを少し速めることもあり得る。私は、2014年のほとんどの期間を通じて、同様の緩やかなステップを予想している」と述べた。2014年に8回開催されるFOMCでは、インフレ率と失業率次第だが、毎回100億ドル程度のテーパリングが予想されていることで、米国12月の雇用統計を注目する展開となる。
米国12月の雇用統計の予想は、失業率は7.0%(11月7.0%)、非農業部門雇用者数は前月比+19.3万人(11月+20.3万人)と予想されている。予想通りならば、1月のFOMCでは100億ドルのテーパリング、改善していたならば、200億ドル程度のテーパリング、悪化していたならば、テーパリングは見送られることが予想される。
【テクニカル分析】
ドル・円は、103円74銭と93円75銭を底辺(9.99円)とする「三角保ち合い」を上放れていることで、目標値108円84銭処が点灯している。
12月30日〜1月10日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
○(米)12月ISM製造業景況指数− 1月2日(木)日本時間3日午前0時発表
・予想は、56.9
先行性のある同指標内訳の11月「新規受注DI」は63.6←10月60.6に拡大。既公表の12月の各地区連銀指数は、NY、フィラデルフィアは多少改善、リッチモンドは横ばいだった。新規受注DIが拡大していることから、前月並みの水準となる可能性はある。
○(米)12月ISM非製造業景況指数− 1月6日(月)日本時間7日午前0時発表
・予想は、54.5
同指標の11月内訳で、先行性のある「新規受注」DIは56.4←10月56.8とやや鈍化した。「在庫」DIは低下、「受注残」DIは50を下回った。新規受注の鈍化で予想を下回る可能性がある。
○(米)11月貿易収支− 1月7日(火)午後10時30分発表
・予想は、-400億ドル
参考となる10月の貿易収支は-406.4億ドル。赤字幅は縮小している。外需の加速で輸出が過去最高となったことが要因。石油輸出は過去最高となったが、景気回復で輸入額は増加する可能性がある。市場予想は妥当か。
○(米)12月ADP雇用統計− 1月8日(水)午後10時15分発表
・予想は、前月比+19.5万人
参考となる11月実績は、前月比+21.5万人だった。市場予想を上回っており、労働市場の改善が続いていることが確認された。10月実績は+13万人から+18.4万人に上方修正されている。ただし、12月14日時点の新規失業保険申請件数は増加していることから、12月の増加は11月実績をやや下回る可能性がある。
○(米)12月米雇用統計− 1月10日(金)午後10時30分発表
・予想は、非農業部門雇用者数は+19.3万人、失業率は7.0%
参考となる11月実績は前月比+20.3万人、失業率は7.0%に低下した。12月14日時点の新規失業保険申請件数は37.9万件、失業保険継続受給者数は292.3万件だった。11月16日時点の件数をいずれも上回っていることから、非農業部門雇用者数は市場予想を下回る可能性がある。労働時間等に顕著な変動がないことから、失業率は横ばいとなる見込み。
主な発表予定は、31日(火):(米)12月消費者信頼感指数、(米)12月シカゴ購買部協会景気指数、1月2日(木):(米)11月建設支出、1月10日(金):(米)11月卸売在庫。
【予想レンジ】
・ドル・円102円00銭〜107円00銭
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