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射殺された大東社長/(C)日刊ゲンダイ
カリスマ社長殺害で余波 「餃子の王将」は経営悪化するのか
http://gendai.net/articles/view/news/146859
2013年12月25日 日刊ゲンダイ
いまだに犯人逮捕の手掛かりがつかめない「餃子の王将」の大東隆行社長(72)の殺害事件。市場は、カリスマ経営者の急死による経営不安を懸念している。
死亡のニュースが伝わった19日、株価は3110円から2951円へと急落した。驚くのは出来高だ。19日の売買出来高は、前日の2万8600株から、203万6000株へと100倍近くに膨れ上がった。その後も40万株前後の出来高が続いている。
「市場が動揺するのも当然です。やり手の大東社長は、ひとりで〈餃子の王将〉を引っ張ってきた。創業家が経営に失敗し、4代目社長に就任した00年当時、有利子負債は470億円もあり倒産寸前でした。いま借り入れは100億円を切っています。店舗数も450から670に増やし、売上高も743億円(13年3月期)と就任前の2倍。過去最高を記録しています」(兜町関係者)
大東社長が突出していたのは、人の使い方だ。社長就任と同時に、店長の裁量権を拡大し、店の利益が店長に還元されるシステムを導入。現場の目の色が変わったという。大東社長は670店舗の店長の顔と名前を記憶していたそうだ。社長になってからも、飛び込みで店舗を回り、白衣に着替えて厨房に入り、餃子を焼いていた。
その一方で、ヤル気の見られない店員を1時間以上も正座させて説教。長時間労働が問題になり「ブラック企業」と批判された。
カリスマ社長が死亡したことで「餃子の王将」の業績は急落していくのか。
「いま市場では見方が2つに割れています。たしかに大東社長がいなくなったことで業績悪化するという見方は根強くあります。しかし、業績は上向くという見方も強い。不謹慎な言い方ですが、事件によって知名度が大幅にアップした。関西発の〈餃子の王将〉は、これから知名度の低い関東以北への本格進出を考えていた。知名度がアップし、店舗進出はやりやすくなったはず。同情が集まり客も増えるでしょう。実際、事件後、客が増えている店もあるようです。波乱があるとすれば、創業家のカムバックです。大株主の創業家が、大東社長の急死をキッカケに口を挟むようになると経営がガタつく恐れがあります」(大手証券マン)
殺人事件の原因が判明したら、また株価が大きく動くかもしれない。
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