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肉、肉、肉!/(C)日刊ゲンダイ
あちこちで大行列 「神田」「新橋」で焼き肉屋が流行るワケ
http://gendai.net/articles/view/life/146827
2013年12月22日 日刊ゲンダイ
そのうち東京はホルモン屋に制覇される
サラリーマンの街・新橋で“異変”が起きている。焼き肉店が増殖。そのあちこちで行列ができているのだ。
食い倒れ記者が、JRの線路とレンガ通りで挟まれた新橋2、3、4丁目を歩いてみる。縦1キロ、横300メートルほどの狭いエリアだが、通りや路地には必ず焼き肉屋やホルモン屋が目に入る。向かい合わせ、別の店を2、3軒挟んでの隣り合わせなんてケースもある。なるほど、すごい“肉密度”だ。
午後6時を回った宴会時間ともなれば、店から立ち込める肉の香りとタレの香ばしさで、ビールが飲めそうだ。グーグーと腹時計を鳴らしながら見つけた焼き肉屋は、実に30軒近い。
これは焼き肉屋とホルモン焼き、ジンギスカンのみ。この街に古くから根付く焼き鳥屋や焼き豚屋も含めたら、とんでもない数になる。新橋は、肉好きにはたまらないパラダイスだろう。
ホルモン焼きの「ふたご」や「だん」などは人気が人気を呼んで、2号店、3号店をオープンさせている。立ち焼き肉の「肉まる」や、1本190円の安さが売りの牛串の「ろっきー」など、新しい業態の店もある。新橋の“肉密度”がさらに高まるのは間違いない。
新橋ほどではないが、神田も“肉祭り”に沸いている。特に北口から半径200メートルほどのエリアは、一筋に3軒がひしめく一角もある。そんな激戦区では、米国産熟成肉の1ポンドステーキが3500円で食べられる「アナンダ」や、東京では珍しい生ラムを提供する「ヂンギス王」などが人気だ。
八丁堀のジビエ焼き肉店「罠」が2号店の地に選んだのも神田で、西口商店街から路地に入ったところにある。人気は、キジやシカ、イノシシなど。北口と同じように、アレンジ肉で勝負する。
■シャッター街復活のヒント
それにしても、サラリーマンの2大聖地が“肉祭り状態”になっているのはなぜか。港区や中央区を地盤にする不動産関係者が言う。
「どちらの街も古い店が軒を連ねていましたが、長引く不況でシャッターを下ろす店が相次ぎました。空いたテナントに目をつけたのが若いオーナーや大阪のホルモン屋さんでした。それで、若い人が集まるようになり、まずホルモン屋が繁盛して、〈流れに乗り遅れるな〉とばかりに焼き肉系の店が増えたのです」
企業交際費の復活でサラリーマンが繁華街に戻ってきたこともある。
この“肉祭り”の効果で、ウマい肉が安く食べられるのがうれしい。A5和牛のロースは、どこも1000円ほどで食べられる。
「和食の店を開くとなると、職人は10年以上、修業をしなければなりませんが、焼き肉屋なら最短2年で一人前です。しかも、新橋、神田からは芝浦の食肉市場が近く、鮮度のいい肉を手軽に仕入れられる。では、店のレベルをチェックするには何を見るかというと、赤身肉のロースです。脂が少ない分、ごまかしが利きません。ウマいロースを安く提供している店はアタリです」(新橋の焼き肉店店主)
久しぶりに部下を誘って、“肉祭り”だ。
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