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邦銀の海外資産、15年ぶり100兆円 大手行の融資増
2013/12/22 2:00
邦銀の海外資産が1998年9月末以来、約15年ぶりに100兆円を上回った。現地での貸し出しを中心に海外の支店が保有する資産は今年10月末に前年同月比37%増の101兆円となり、大手行が約91兆円と前年から36%増となったほか、取引先の海外進出の加速を映し、地方銀行は9600億円と同52%の大幅増となった。
日銀によると、国内銀行の海外資産は90年3月末のピーク時に195兆円に達した。その後はバブル崩壊と不良債権問題に直面し、海外業務の縮小を余儀なくされた。海外資産は04年3月末に38兆円まで縮小していた。
邦銀の海外資産は、大手銀行が保有する米国債などのほか、現地での貸し出しが全体の9割を占める。
3メガ銀の海外融資は9月末で約46兆円。10月以降も伸びている。融資が増加基調に転じたのは11年以降。リーマン・ショックで欧州銀が国際業務を縮小する一方、邦銀は財務の相対優位を活かし、3年で海外融資を倍増させた。
海外のインフラなどを対象にする世界のプロジェクト融資では3メガ銀が上位を占めている。三菱UFJはタイのアユタヤ銀行を買収し、個人や法人向けで約3兆円の資産を上積みする。
地域金融機関も、規模は小さいが海外での貸し出しを急速に伸ばしている。取引先の海外進出を支援するために、静岡銀行の4〜9月期の海外での新規融資実行額は295億円と前年同期の3.6倍に増えた。横浜銀行は9月末の海外融資残高が前年同月比5割増の680億円になった。長野県の八十二銀行は香港支店を経由したアジア向け融資残高が3.8倍の151億円に膨らんだ。
一方、国内銀の海外支店の預金は35兆円と貸出金を大幅に下回る。急ピッチで伸びる融資に預金量が追いついていない。そのため各行は資金調達手段を多様化。3メガ銀は期間の長い外貨建て社債を相次ぎ発行した。横浜銀は国際協力銀行(JBIC)と米ドルの中長期資金提供で協定を結んだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC2100J_R21C13A2MM8000/?dg=1
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