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中国が規制に乗り出した「ビットコイン」の怪しさ、危うさ
http://gendai.net/articles/view/newsx/146802
2013年12月20日 日刊ゲンダイ
謎の人物が始めて、FXのように乱高下
中国当局は18日、ネット上で流通する仮想通貨「ビットコイン」に規制をかけた。金融機関などに対し、人民元との交換を禁じたのだ。ビットコインは電子マネーの一種。中国政府が動いたのは、こういう事情だ。
「ビットコインはアメリカやイギリス、中国を中心に世界中で台頭しているバーチャルマネーです。ネットだけでなくリアル店舗でも利用できる。国内で流通するスイカやナナコと決定的に違うのは、さまざまな国の通貨と交換できることです」(金融関係者)
中国人は「人民元→ビットマネー→米ドル」というふうに両替していき、外貨を獲得した。中国政府は金融政策の破綻を懸念したのだろう。
それにしてもビットコインはミステリアスだ。09年にナカモトサトシ(日本人かどうかは不明)が考案し、謎の人物がネット上に拡散させたといわれる。「フェイスブックを考案した双子が関係している」とか、「マネーロンダリング(資金洗浄)の温床になっている」などの臆測が絶えず、流通量が制限されているので、人気が高まれば価値(価格)がアップする。おかしなマネーなのである。
ロータス投資研究所代表の中西文行氏が言う。「ビットコインは当初、ネット上の決済マネーにすぎませんでした。今でも米国では決済手段として普通に利用されていますが、投機筋は兌換(だかん)性に注目した。それから価格の乱高下が始まったのです」
FXで儲けるような感覚だ。ネット上には専門の取引所があるが、価格変動は凄まじい。今年初めに1ビットコイン=13ドルだったものが、11月下旬に1200ドルと100倍近くにハネ上がった。ところが今月18日には500ドルまで暴落。リッパな投機商品だ。
第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏は言う。
「各国の中央銀行はビットコインに目を光らせています。しかし、管理者すらハッキリせず、実態がつかめない。中国のように取引に制限を加える国が続出したら、価値は限りなくゼロに近づく危険性もあります。国の管理下にないという点で注目されますが、先行きはあまりにも不透明です」
国内でもビットコインを使える店舗は増えているが、注意したほうがいい。
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