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金下落が示すインフレ懸念後退、米利上げ観測は依然水面下(ロイター) 
http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/553.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 20 日 20:31:34: igsppGRN/E9PQ
 

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9BJ05220131220
2013年 12月 20日 15:56 JST


[東京 20日 ロイター] -金価格の下落が止まらない。売りが売りを呼ぶ展開になっているが、米量的緩和の縮小決定がさらに拍車を掛けた。インフレ懸念が後退し、ヘッジ手段としての金需要が減少しているという。

インフレ率2%をめどとした現在の米金融緩和政策は物価上昇にもろい側面を持つが、マーケットの懸念は低いようだ。ただ、原油上昇によるインフレリスクへの警戒感もある。

<物価上昇にもろい米緩和フレーム>

金価格は19日の米市場では、2010年8月以来3年4カ月ぶりに1200ドルの大台を割り込んで取引を終了した。2011年9月に1920ドルを付けて以降、下落傾向が続いているが、ここにきて心理的節目を割り込んできた。

足元の下落要因の1つは「インフレ懸念の後退」(ばんせい投信投資顧問・商品運用部ファンドマネージャーの山岡浩孝氏)だ。これまでは米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融緩和策によって物価上昇が進むのではないかとの不安があり、安全資産としての需要もあったが、量的緩和の縮小(テーパリング)が決定されたことで、インフレ対策としての魅力が薄れているという。

この反応はFRBにとっても朗報だろう。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決めた100億ドルという少額の買い入れ縮小と、将来の政策指針を示すフォワード・ガイダンスの組み合わせは、市場に安心感を与えたが、「バブルを生みかねないほど市場にやさしい内容」(国内シンクタンク)であり、インフレ圧力につながりかねないとの懸念もあった。

FRBは、失業率が6.5%以下に低下しても、インフレ率が目標となる2%を恒常的に下回るようであれば、ゼロ金利を続けると表明。市場も緩和環境が長期化するとの安心感からリスクオンに動いているが、裏を返せば「失業率改善や物価上昇にもろいフレーム」(国内証券)ともいえる。

いざとなれば失業率目標は下げることができるが、物価目標を緩めてしまえば、インフレ高進というツケがまわってくる。インフレの芽が見えたときには、すぐに金融引き締め方向に動かないと危険だ。

<ワークしない米フィリップス曲線>

ただ、金価格の動向を見る限り、市場のインフレ懸念は現時点では大きくないようだ。米国の消費者物価指数(CPI)は10月が総合で前年比1.0%上昇とディスインフレが懸念されるほど落ち着いている。食品・エネルギーを除くコア指数も前月比0.1%上昇。前年比では1.7%上昇と低い。

「物価が低位に押さえれらていることがテーパリングを決定させた大きな要因だろう。雇用と物価の相関関係も最近は崩れているので、雇用が改善しても物価は上がらない状況が続くのではないか」と第一生命経済研究所・首席エコノミストの熊野英生氏は指摘する。

米国の失業率は7.5%付近から7.0&付近まで低下してきたが、物価は1%付近で止まったまま。労働参加率の低下がその原因ともみられているが、いわゆるフィリップス曲線はワークしていない。

ただ、現時点では急激な物価上昇を懸念する声はそう多くないが、リスクは原油上昇とみられている。原油価格は、いまは落ち着いているが、地政学的リスクの「火種」は現在でも多数くすぶっている。

米国ではシェールガス革命が進んでおり、原油輸入の中東依存度が低下する可能性がある。市場では「米国の中東への関心が薄れれば、同地区の不安定化につながりかねない」(国内投信)と懸念する声も多い。


 

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コメント
 
01. 2013年12月20日 22:01:59 : aQq0UGoaxY
ロイターがあたかもインフレと関係があるように書いている信用を失ってしまったペーパー金。
その下落は遂にババ抜きモードになって勢いを増すだろう。
損がかさむと紙屑ドルとの交換でなく現物金を要求することになるので、現物金在庫は急速に縮小する。
金融機関はFRBからも現物金を借りているので、600トンを切ると面白いことが起こるかもしれない。
1200トンあったものが現在800トンだからね。
http://www.dai-ichi.co.jp/market/etf.asp

02. 2013年12月20日 22:10:31 : 6160k1QyeQ
金現物の軟調続く、オーバーナイトで一時半年ぶり安値
2013年 12月 20日 09:32 JST

[東京 20日 ロイター] - 20日アジア時間の取引で、金現物の軟調が続いている。オーバーナイトでは、一時1オンス=1185.30ドルと約6カ月ぶりとなる安値をつけた。

20日0015GMT(日本時間午前9時15分)現在、1オンス=1192ドル付近で推移し、やや値を戻している。

金価格は米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和に支援され、ここ数年は最高値圏にあったが、FRBが18日に緩和縮小を発表したことを受け、下げ幅を拡大している。

金現物は年初来では29%下落、今年の年間下落率は1981年以来の大きさに迫っている。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9BJ00I20131220?rpc=188


03. 2013年12月20日 23:53:15 : wMg8mm9CLQ
中国の短期金利の上昇は今後深刻な経済問題に発展するだろう。ゴールドバブルがさらに崩壊するとしたら、そこは中国になるだろう。

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