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5・23ショック再来!? 兜町が暴落サインに怯えている
http://gendai.net/articles/view/news/146756
2013年12月18日 日刊ゲンダイ
兜町が不安に包まれている。
「NY市場で、暴落サインといわれるヒンデンブルグ・オーメンが出現したのです。5月23日に東証株価が大暴落したときも、1カ月前に点灯していた。不気味です」(市場関係者)
ヒンデンブルグ・オーメンとは、「値上がり株と値下がり株の比率」などから算出するテクニカル分析のひとつ。極めて不吉な予兆だ。
経済評論家の杉村富生氏が言う。
「金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が17、18日と開かれています。FRBのバーナンキ議長にとって最後の決定会合なので、QE3の出口戦略を示唆すると読む市場関係者は大勢います。そうなるとNY市場は暴落しかねません。これが不吉なサインの理由でしょう」
FOMCの結果は19日未明(日本時間)に出る。NYが暴落したら、日本市場も無傷ではいられない。
■“駆け込み売却”との2重苦
「下落が止まらなくなる恐れがあります。実は、すでに東京市場で個人投資家の売りがすさまじい。年内で株取引にかかわる税金優遇策が終了するからです。現在は売却益の10%が税金ですが、来年からは20%になります。これを嫌って個人投資家は売りまくっているのです」(市場関係者)
10%適用は25日までの売却分。証券受け渡しの関係で、26日以降は20%課税となる。この先、約1週間は株高期待は持てないというわけだ。
「個人投資家は、これまで9兆5000億円を売り越していますが、25日までさらに2兆円以上が売られるとみています。そこにNY暴落が重なったら目も当てられません」(杉村富生氏)
“駆け込み売却”とヒンデンブルグ・オーメンによる暴落。2つ同時に襲われる危険性が高いのだ。
「日経平均は9月に付けた安値1万3613円まで下落する恐れがあります」(株式アナリストの黒岩泰氏)
日経平均は1万5000円台で推移しているが、一気に下降線をたどることになる。投資家は「年内は様子見」を決め込んだほうが無難だ。
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