http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/506.html
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気持ち悪い、それともかわいい? いや恐ろしい――。
映像を見た人がそんな言葉を口にする、軍事研究用のロボットを開発する米ボストン・ダイナミックスという企業を米グーグルが買収したと海外メディアが報じている。
動画サイトで話題になった「BigDog」を開発
ボストン・ダイナミックスのロボットは動画共有サイトでも見ることできるが、そのうち「キモかわいい」あるいは「キモ怖い」などと話題になったのが、四足歩行ロボットの「ビッグドッグ(BigDog)」と、四足走行ロボットの「チーター(Cheetah)」だ。
前者は約150キログラムまでの荷物を載せながら、傾斜地やがれき、ぬかるみ、雪道などを時速6キロメートルで歩くことができる。公開されているデモ動画では、人が足でロボットの側面を蹴っても、うまく姿勢を保つ。
後者は外部の油圧ポンプの力で室内の大型ランニングマシン上を最高時速46キロメートルで走れるロボット。最近はガソリンエンジンを搭載し、外部動力を必要とせず走れるようになった時速26キロメートルの後継機「ワイルドキャット(WildCat)」も開発された。
このほか同社には、化学生物兵器防護服の試験目的で開発したヒト型の二足歩行ロボット「ペットマン(PETMAN)」や、同じくヒト型で、がれきなどがある不安定な場所でも姿勢を保ちながら歩く「アトラス(Atlas)」などがある。
「Android」の元責任者がロボット計画を推進
報道によるとボストン・ダイナミックスはソニーの子犬型ペットロボット「アイボ(AIBO)」の開発に携わったというが、同社には自社製品があるわけではなく、事業の大半は軍事研究用のロボット開発だ。
同社は米マサチューセッツ工科大学(MIT)のマーク・ レイバート元教授の研究チームだったが、1992年に独立。今は、米国防総省国防高等研究事業局(DARPA)などの政府機関との契約により、資金を得て、開発を行っている。
こうした軍事関連の企業をグーグルはなぜ買収したのだろうか? 上記のロボットはまるで映画の世界のような殺人マシンにもなり得るため、ゾっとするといった声も多く聞かれている。
実はグーグルも詳細を明らかにしておらず具体的なことは今のところ分からない。だがここ最近の同社の動きを見ると、グーグルは民間用ロボットの研究開発に力を入れているようだ。
同社では長年モバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」部門を統括してきたアンディ・ルービン氏が今年3月に、最先端の研究開発を行う「グーグルX」という部門に異動になった。グーグルXは、自動走行車両やめがね型インターネット端末などに取り組んでいる部門で、ここ最近は、ロボット関連企業を7社買収している。
米ニューヨーク・タイムズによると、同社ではルービン氏指揮の下、「ムーンショット」(月面着陸)」と呼ばれるロボット開発計画が進められており、今回のボストン・ダイナミックスの買収もその一環だという。
物流センターの作業マシンや介護ロボットに期待
例えばグーグルが買収した企業には、ロボットアーム用のソフトウエアのほか、物体をつかむ技術や画像認識技術などを持つ企業があり、その中には日本企業も含まれているという。
グーグルが目指すロボットの分野は、物流センターの作業マシンから輸送、高齢者介護といった様々なものが考えられるとニューヨーク・タイムズは伝えている。同紙よると、前述のルービン氏は「製品開発に、何年もかかるとは考えていない」と述べており、同社製ロボットの登場がそう遠い将来のことではないことを示唆している。
グーグル、軍事用ロボット開発の米社を買収殺人マシンにもなり得る技術を平和利用へ 日本ビジネスプレス
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39462
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