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不良品を高値で 改ざんデータでバレた自衛隊の機関銃事情
http://gendai.net/articles/view/news/146738
2013年12月17日 日刊ゲンダイ
住友重機械工業(本社・東京)が防衛省に納入している機関銃の試験データを、10年以上にわたって改ざんしていたことが発覚した。ビックリしたのが、こと機関銃に関しては、住重がほぼ独占契約だったことだ。
防衛産業と防衛省の癒着は以前から指摘されていたが、これじゃあ、やりたい放題だ。
防衛省は防衛装備品を発注する際、発射速度や目標命中率などの「要求性能」を定め、それを満たしたものしか納入させない。
ところが同社は、「要求性能」を満たしていないのに、基準に達しているように装い、“不良品”を納入していた。機関銃の数にすると1000丁を超えるというからヒドイものだ。
精度の悪い機関銃を使わされる隊員にしたら、それこそ命にかかわるが、こんなことが起こったのも、1社独占だったからだろう。
「加えて、自衛隊は長年、定年を迎えた幹部を日本の防衛産業に受け入れてもらってきているため、防衛産業にうるさく言えないのです。それで書類の精査も、企業が準備した事項を確認するだけで済ましてしまう。住友重機をめぐっては昨年、機関銃の製造にかかった作業員数と労働時間をかけた〈工数〉を水増しする過大請求が発覚しています。この一件がきっかけで、試験データの改ざんが出てきたのでしょうが、チェック体制が甘すぎるのです」(軍事ジャーナリストの神浦元彰氏)
■ライセンス生産でボロ儲け
機関銃の価格もアヤシイ。同社がライセンス生産し、陸自が車載機関銃や対空用として採用する「12.7ミリM2」重機関銃は、調達価格が500万円半ばといわれる。海外で調達すれば、「おそらく300万円で済む」(自衛隊事情通)というから、これが本当なら、1丁で200万円以上もぼったくっていることになる。
「海外製の機関銃を調達せず、わざわざ日本でライセンス生産するのは、機関銃のサイズを日本人の体格に微妙に合わせるためだといわれますが、大義名分にはなりません。米軍にだって日本人と大差ない体格のヒスパニック米兵がいて、大柄な米兵と同じ武器を使っているのですからね」(神浦氏=前出)
住友重機は今回の件で、「防衛省の調査に全面的に協力している」と言っているが、ズブズブもたれ合う両者に自浄能力があるとは思えない。
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