異業種にもチャンス／（Ｃ）日刊ゲンダイ

ヘッドハンター１００人調査 「転職は２０１４年がベスト」
http://gendai.net/articles/view/life/146709
2013年12月16日　日刊ゲンダイ

　転職を目指すサラリーマンにとって、２０１４年は当たり年かもしれない。年収１０００万円以上の転職サイト「ビズリーチ」が、各業界専門のヘッドハンター１００人を対象に調査した結果、７割が「１３年より好転する」と回答。必要スキルは、実績や専門性より、グローバルだという。同社の転職市場天気図を【別表】にまとめた。

　事業部長の多田洋祐氏は転職市場をこう分析する。

「最近はグローバル化と情報化社会により、ビジネスサイクルが短くなっています。ひとつの市場や商品で生き抜くことが難しい時代です。そのため、いまの会社に見切りをつけて、メーカーなどでは５０代の管理職の転職者も少なくありません」

　人材コンサルタントの菅野宏三氏も「転職するなら来年」とこう言う。

「すでに求人を増やしているのが、大手不動産やゼネコン。増税やオリンピックで“儲かる”ことを予測できる業界です。高齢化に伴い、医療、福祉や墓石・霊園なども需要がある。調査結果で【快晴】だったソフトウエア・インターネット業界は、恒久的に人手不足。東京都だけでも１万人くらい足りないといわれています。転職すると年収が下がるというのは間違い。“ニーズ”を見極めれば、異業種だろうが高額所得者になれるチャンスはあります」

　６０代でも、転職で年収アップするチャンスがあるという。
「新興国が６０代の技術経験者を現場監督などとして引き抜くケースが増えています。給与もこれまでの１．５倍から２倍にアップするケースもある。しかも技術者の場合、それほど高い語学スキルも求められません」（多田洋祐事業部長）

　午年転職はウマくいくかも。

【２０１４年転職市場天気図】
◇快晴／ソフトウエア・インターネット
◇晴れ／医療・ヘルスケア・化学業界、メーカー（機械・自動車）、サービス
◇曇り時々晴れ／金融サービス、消費財（アパレル・食品等）
◇曇り／コンサルティング、メーカー（電機・電子・半導体）、商社・流通
◇小雨／マスコミ・広告・印刷

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