http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/397.html
Tweet |
北京市内/(C)日刊ゲンダイ
経済会議が“3爆弾”点火…中国経済崩壊のカウントダウン
http://gendai.net/articles/view/news/146586
2013年12月11日 日刊ゲンダイ
中国共産党・政府は、14年の経済運営方針を協議する中央経済工作会議(年1回)を10日に開幕した。経済面の優先課題などを話し合うが、注目は14年GDP(国内総生産)の伸び率目標だという。
「中国指導部は13年目標を7.5%としています。来年は13年を下回る7.2〜7.0%の低成長になると睨んでいます。尖閣問題などで日中間の緊張は続いていますが、中国経済は日本企業の業績を左右しますから、市場の関心が高まっています」(経済評論家の杉村富生氏)
危険な兆候を指摘する声も出てきた。
「中国企業が発行する社債のデフォルト危機です。来年償還を迎える社債総額は、過去最大の約44兆円だというのです。今年9月、経営再建中のシャープが2000億円の社債償還を乗り切れるのかと話題になりましたが、中国でケタ違いの償還ラッシュが始まります。デフォルトの連鎖が怖い」(金融関係者)
今夏に世界経済を揺るがした「影の銀行(シャドーバンキング)」問題も再燃しかねない。
「いまは資金が回っている状態なので、市場も冷静さを保っていますが、影の銀行問題は何ひとつ解決していません。今年6月に米FRBのバーナンキ議長がQE3(量的金融緩和)の縮小をにおわせた直後、中国や新興国から資金流出が起き、債券や株式市場が大混乱しました。同じような状況になると、影の銀行問題が再びクローズアップされる恐れがあります」(第一生命経済研究所の西濱徹氏)
来年早々にも米FRBはQE3縮小に向かうという観測は絶えない。中国政府は戦々恐々だろう。
もうひとつ、中国は爆弾を抱えている。影の銀行が融資に慎重になったせいで“新・影の銀行”が乱立した。電機大手や家電量販店などが、銀行設立に動いたのだという。
「中国政府は今年7月に民間資本の銀行拡大を表明しました。これを受け銀行設立が相次ぎましたが、事業会社傘下の銀行は危険です。機関銀行と呼ばれるものですが、日本と違って、審査をきちんとせず、親会社に融資する恐れがある。不正融資の温床になりかねません」(杉村富生氏=前出)
中国の経済成長は薄氷だ。崩壊のカウントダウンはすでに始まっている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。