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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9B902020131210
2013年 12月 10日 12:22 JST
[東京 10日 ロイター] -正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの103円前半。五・十日に当たるこの日は、実需に支えられドルは仲値にかけて強含んだ。米雇用統計後のリスクオンの流れが続く中、さえない日経平均を横目に、ユーロは堅調さを維持し、対円では5年2カ月ぶりの高値圏にとどまった。
ドルは仲値公示の手前で103.40円まで上昇し、前週の高値103.38円を上抜けた。103.50円を上回れば、5月22日につけた103.74円を試すとみられていたが、利益確定売りやオプション関連の売りに阻まれドル買いは失速した。
円安傾向は他の通貨でより顕著で、英ポンド/円は169円後半と5年2カ月ぶり高値、スイスフラン/円は116円前半と、前日に引き続き23年ぶりの高値を付けた。
一方、 ユーロは対米ドルで1.3768ドル付近まで上昇して10月30日以来の高値、対円では142.09円まで上伸して2008年10月以来の高値をつけた。
<ユーロ高>
このところユーロの上昇基調が際立っているが、ユーロ高トレンドが今後も続くとの見方がでている。
「米雇用統計後に広がる典型的なリスクオン相場で、ドルも円も弱い中、ユーロが投資家やファンドに選択されている」とFXプライム取締役の上田真理人氏は言う。
「ある意味で真っ白なユーロが投資家に選好されている」と同氏は付け加える。
豪ドルやNZドルについては、当局から自国通貨が強すぎるとのけん制が来ているが、ユーロはこの種のけん制はない。さらに、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和に着手する確率は低く、日米金融当局と流動性供給に関するスタンスの差異も明確であり、ユーロが対ドル、対円で強さを維持する根拠となっている、と同氏は説明する。
「今のユーロ相場は来年の投資計画を映している。ファンド勢はキャシュでユーロを買っているようだ」と上田氏は指摘する。
「前週にECB理事会を通過したことで急な政策変更リスクがない。リスクオン地合いでユーロは買われやすい」(邦銀)との声も出ていた。
<安倍内閣の支持率低下>
市場では、安倍内閣の支持率が軒並み10%ポイント程度急落していることに注意が必要との声が出ている。
「アベノミクスに対する期待は、足元のメーンテーマではないが、アベノミクスに期待してこれまで積み上げられてきた円売りポジションがあるため、支持率の低下は、アベノミクスが停滞するとの連想を招きやすい」とJPモルガン・チェース銀行のチーフFX/EMストラテジスト棚瀬順哉氏は述べ、「円売りポジションの巻き戻しにつながる可能性もある」との見方を示した。
9日に発表されたNHKの世論調査では「支持」が60%から50%に低下した一方、「不支持」は25%から35%に上昇した。共同通信の世論調査では支持は57.9%から47.6%に低下し、初の50%割れとなった、「不支持」は23%から38%に上昇した。
(森 佳子)
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円<EURJPY=
正午現在 103.21/23 1.3758/62 142.01/05
午前9時現在 103.25/27 1.3735/39 141.82/86
NY午後5時 103.27/29 1.3739/41 141.86/90
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