http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/336.html
Tweet |
じわりじわり売られる国債
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4586686.html
2013年12月08日 NEVADAブログ
アメリカ国債・日本国債・ヨーロッパ国債が、じわりじわりと売られており、利回りが上昇してきています。
日本では10年債利回りが0.67%にまで利回りが上昇しており、日銀・銀行が国債を買いまくっていますが、どこからとなく、売り物が入り、値を下げています。
アメリカ国債も10年物で2.88%にまで上昇し、30年物では3.92%と4%を完全に視野に入れています。
米国経済が強い動きをしているとして国債が売られているものですが、10年債利回りが3%、30年債利回りが4%となれば、今、借金で不動産を買ったり、株を買ったり、貴金属を買ったりしている投資家は金利負担が増し、
投資収益に影響を与えることになり、ポジションを外してきます。
その経済ですが、現在、滞在しておりますカナダのカルガリーでは、石油・天然ガス・オイルサンドビジネスで活況と言われていますが、テナントビルの一階が空いていたり、中華街ではお昼時の有名な店で一杯になることもなく、閑散としていました。
ショッピングセンターでも、空き店舗が見られ、しかも人も少なくとてもオイルマネーでにぎわっているとは思えない程でした。
統計では経済は好調でも、実際の現場では低賃金で働かされる失業者が採用されており、失業しているよりはましですが、それでも最低賃金である800円程で採用されており、これでは基準内賃金は月に10万円もなく、家賃を払えばとても暮らしていけるものではありません。
低賃金での採用増で失業率は下がりますが、国民の生活は苦しくなる一方であり、これで経済の回復とはとても言えません。
政策当局者は、失業率低下という「好調な」経済を受けて、金融緩和を縮小することになるでしょうが、実際の経済は回復などしておらず、ここで金利が上がれば、経済への打撃はかなりのものになります。
30年物米国債が4%を突破してから金利上昇が急激に進むことになるのかどうか。
中国の銀行間金利の動きも併せ、要警戒と言えます。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。