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韓国GMとルノーサムスンに迫る「危機のドミノ」 [聯合ニュース]
2013/12/06 21:17
【ソウル聯合ニュース】海外の大手自動車メーカーが生産・販売戦略を再構築する動きをみせているが、これら企業が株式の大多数を保有する韓国の完成車メーカーの未来にも影を落とすことになりそうだ。
米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)は5日、「シボレー」ブランドの欧州撤退を発表した。欧州で販売されるシボレーブランドの乗用車の約9割を生産する韓国GMにとっては青天のへきれきともいえる。
欧州市場でのシボレーのシェアは1%に過ぎない。この1%を維持するために投入されるマーケティング費用などがかさむため毎年赤字が出ている。GMは、ロシア、独立国家共同体(CIS)など新興市場でのマーケティングを強化する計画だ。新興市場への供給分をどの地域の工場から調達するかは原点から見直す。これは、韓国GMが欧州向けに生産してきた分を新興市場への輸出に回すという保障がないことを意味する。
これに伴い、韓国GMは減産を余儀なくされる状況となった。昨年の国内外での販売台数は合計80万639台で、このうち18万7872台は欧州に輸出した。年間販売台数の23.5%が減少する可能性がある。
米自動車調査会社IHSオートモーティブは、GM韓国工場の生産台数が今年は80万台となったが、シボレーの欧州撤退が終了する2015年ごろには65万台に減少するとの見通しを示した。この場合、人員削減などの構造調整が行われる可能性も排除できない。
韓国GM関係者はシボレーブランドの欧州撤退について、GMの子会社、オペルやボクソールに注力する戦略だとした上で、「これに伴う韓国工場の減産分を補うという話はなかった。今後、GMと協議して決定しなければならない」と述べた。
シボレーの欧州販売法人は全て韓国GMに属しているため、欧州撤退は欧州での販売低迷の責任を追及した結果だとの見方も出ている。
韓国GMは向こう2年間で欧州法人を全て整理する計画だ。ただ、韓国撤収説についてはきっぱりと否定した。
フランスのルノーグループが株式の80%を保有するルノーサムスン自動車の見通しも暗い。先月26日に韓国を訪れたジェローム・ストール最高業績責任者はルノーサムスンの釜山工場について「効率改善を続けなければ淘汰(とうた)されるしかない」と助言した。
ストール氏は、数カ月前に品質、労働コスト、効率性を基準に全工場を評価した結果、釜山工場の競争力は中間程度にとどまり、ルノー・日産アライアンスのほかの工場に比べ順位が低かったとして、改善を促した。特に、韓国の労働コストが高いと指摘した。いざとなったら釜山工場の生産分をほかの地域に移すとの警告といえる。
ストール氏の発言は、9月にルノーグループアジア太平洋地域総括のジル・ノルマン副会長と日本の日産自動車の成果管理最高責任者で北米地域を統括するコリン・ドッジ副会長が釜山工場に対し下した評価と正反対の内容だ。
2014年下半期から釜山工場で日産のクロスオーバー・ユーティリティー・ビークル(CUV)「ローグ」の次期モデルを委託生産する内容の了解覚書(MOU)締結のために同工場を訪れたノルマン氏は「釜山工場は既に生産コストや品質などにおいて最高水準だ」と評価した。ドッジ氏は「(ローグを生産する)米国工場が釜山工場と競争するためにはさらなる努力が必要だ」と述べた。
優秀な競争力を前面に押し出し、ローグを委託生産することになった釜山工場はわずか数カ月の間にルノーグループの厄介者扱いを受ける立場になった。
ルノーグループの態度が変わった背景には中国進出が影響したとの見方もある。ルノーは中国・東風汽車と合弁会社を設立し、2016年から湖北省で年間15万台の自動車を生産する計画だ。釜山工場の年間生産台数12万台をはるかに上回る。
ルノーサムスンは昨年、社員800人余りを削減するなど、1169人が会社を去り、社員数は4577人(2012年末現在)に減った。ある業界関係者は「外国系メーカーが韓国で自動車を販売し利益を得たなら本社が回収するのは当然だ。販売が好調なら本社が収益を確保し、不調なら現地が責任を負うのが現実だ」と話している。
hjc@yna.co.kr
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/12/06/0200000000AJP20131206003900882.HTML
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