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これで経済が回復?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4582365.html
2013年12月01日 NEVADAブログ
ギリシャの格付けが2段階格上げされ、格付け会社はユーロ買いを推奨するような動きをしており、この格付け引き上げ理由は、経済の回復ですが、ギリシャの25歳以下の失業率は61.5%にも達しており、仕事を探すのを
諦めた者を勘案すれば、おそらく80%以上の若者が失業状態にあると言え、それで経済が回復して格付けが引き上げられるとは異常なことです。
また、ギリシャの財政赤字が改善したと報じられてもいますが、財政支出を削れば赤字は減る訳であり、本来なら削除してはいけない部分まで削除した結果、財政状態が改善しているのです。
この点につき、週刊ダイヤモンドは以下のような指摘をしています。
1)40年ぶりにマラリアが発生したが、衛生局が支出削減のために蚊の散布駆除を中止したため
2)HIV感染者が前年比200%に増えた。ヘロイン中毒患者には年平均200本の注射針が必要とされているが、ギリシャ政府は年間3本に制限したために、注射針の使い回しが蔓延した
また暮らしていけないために、売春に走る女学生、主婦が急増しているとも言われており、これもHIV感染者が増えている一因とも言われています。
ヨーロッパでは今ホームレスが急増しており、また街には売春婦が昼間から客を探していますが、政府の社会保障費の削減、緊縮財政の強化の影響で、これら社会的弱者が急増しているもので、確かに政府統計では指標は改善しているのでしょうが、実態経済は悪化していると言えます、
アメリカでも、低所得者向け販売のウオールマートは、業績見通しを下方修正しており、ディスカウント大手のターゲット社のCEOは、「中低所得者は家計に余裕がなく、消費に依然として慎重」と述べており、こちらも業績見通しを下方修正しています。
今や、世界的に、勝ち組・負け組にはっきり分かれてきているものですが、世界中で、≪負け組≫に転落する高所得者が急増してきており、今後、≪本当の資産家(勝ち組)≫と、≪借金まみれの負け組≫にはっきり分かれ、借金で良い生活を送ってきた資産家や中堅層は、見かけ上の≪勝ち組≫から転落することになるはずです。
日本は財政支出を拡大している世界でも珍しい国となっていますが、すでに国債借金は1011兆円を超えてきえおり、本予算・補正予算を併せれば、年間50兆円もの借金を積み上げている中、今、日銀が国債を猛烈に買い集めており、このため、市場は今や機能しなくなってきており、一旦事態が起これば、市場が機能していない以上、暴走が起こることは避けられず、日本の国債市場がマヒし、その時点で日本は機能停止状態に陥ることも
あり得ます。
金融緩和で株を買い上げて、実態を見えないようにしている今ですが、一旦「事態」が起これば、円相場が一気に150円、200円に暴落しましても何ら不思議ではないのです。
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