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ヨーロッパ通貨高
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4579030.html
2013年11月26日 NEVADAブログ
イギリス・ポンド、ユーロ、スイスフランとヨーロッパ通貨は米ドル、円に対して異常に強くなっており、アメリカ人は
ヨーロッパ旅行を避けるようになっているように見受けられます。
ユーロドルを見ますと1.35となっており、ドルはユーロに対して35%も減価しており、アメリカ人にとりヨーロッパの物価が異常に高くなっているからです。
日本人からしましても同じであり、一ポンド164円、一ユーロ137円(いずれも外為取引価格)で、現金となりますと、この価格から15%〜20%ものプレミアムを払わなくてはいけず、物価高は受け入れがたい水準になってきています。
では、このヨーロッパ通貨高はなぜ起こっているのでしょうか?
ヨーロッパの景気がそんなに良いのでしょうか?
街の至る所にホームレスがたむろし、道は汚く、小さな店は閉店し、レストランは売上不振で平気で上乗せしてくるようになっており、国・地域全体が病んできています。
物価も下がり、マイナス金利を導入しなくてはいけないというところまで来ています。
ところが、通貨は買われる。
全く矛盾した動きが金融市場で起こっているのです。
金融市場は、ユーロを買い上げることで、ECBによる一段と踏み込んだ金融緩和策を求めているのです。
金融緩和=マイナス金利を導入することにより資金が市場にばらまかれますが、金融市場は株を買い上げる資金をもっとくれとして督促しているのです。
今までもあり得ない程のお金が市場にばらまかれていますが、金融市場は今の株価を維持するにはもっとお金が必要として、ユーロを買い上げ、金融緩和を督促しているのです。
結果、何が起こるかといいますと金融市場のマヒです。
お金が株式市場だけに滞留し、他にはいかなくなり、金融バブルが発生しいびつな市場が形成されるのです。
イギリス・ポンド、ユーロ高が進めば進むほど、イギリス・ユーロ圏内の経済は疲弊し、デフレが悪化することになります。
今のECBの政策は誤っていると気づいた時には、手遅れとなります。
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