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半年振り1万5000円回復 上昇相場に乗るなら年末まで
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2013/11/16 日刊ゲンダイ
日経平均はきのう(15日)、半年ぶりに1万5000円台を回復した。終値は前日比289円51銭高の1万5165円92銭。停滞が続いていたのに、この1週間は一気に1000円超の上昇である。年末に向け株高基調は続くのか。個人投資家はどう動いたらいいのか。
株価上昇の直接のキッカケは米国だ。米FRB次期議長に指名されたイエレン副議長が、金融緩和路線を当面踏襲すると公聴会で示唆。市場に買い安心感が広がった。「マーケットは『リスクオン』の状態になった」(証券関係者)のだという。ただ、理由はそれだけじゃない。
「株価の停滞に危機感を強めた安倍政権が、力ずくで円安株高に押し上げた面もあります。日経平均はこのままでは1万4000円割れもある状況でした」(東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤満氏)
実際、黒田日銀は過去最高レベルで資金をジャブジャブ供給していた。
「12日に発表された日銀のバランスシートは、(5日発表と比べて)2兆2000億円も債券の額が増えていました。日銀は国債の大量買い入れを続けているということです」(株式アナリスト・櫻井英明氏)
さらに、日銀の追加緩和期待が広がり、外国人投資家の買いを誘っているという。
「米国が出口戦略を取りやすくするためと、アベノミクスを維持するために、日本が年明け早々にも追加緩和をするのではないかという期待が膨らんでいます」(斎藤満氏)
問題は、突然はじまった株価上昇が、いつまで続くのかだ。市場では、12月いっぱい株価が上昇し、年明けに急落するという見方も囁かれている。安倍政権は、なにがなんでも年末まで株高を維持する必要があるからだ。来年1月から始まる少額投資非課税制度「NISA」のためだ。
「政府も証券業界も、NISAを呼び水にして、新規の顧客を株投資に呼び込みたい。そのためには、12月いっぱいは株高でないと困るのです。市場が低迷していたら、誰も新規に口座開設をしませんからね」(ロータス投資研究所代表・中西文行氏)
つまり、年末までは株高シナリオが続く可能性が高いというのだ。
「過去13年間、つまり21世紀に入ってから11月最終週は株価が高い。12月の2、3週までこのまま行くでしょう。ただし、今年5月までのような上げ過ぎ相場になった時は要注意です。あの時は200日移動平均線が47%も上昇した。40%を分岐点と考えると、1万8863円を超えたら気をつけた方がいい」(櫻井英明氏)
つくられた“NISA株高”は年末までだ。個人投資家はそこで手じまうのが賢明かも。
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