http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/824.html
Tweet |
2カ月ぶりの100円/(C)日刊ゲンダイ
麻生財務相「為替介入」発言で アベクロ“亀裂”深まる
http://gendai.net/articles/view/news/145957
2013年11月15日 日刊ゲンダイ
「安倍と黒田は静かに対立している」
アベクロに亀裂? 兜町が騒いでいる。蜜月関係だった安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁の間に、微妙な温度差が出てきたというのだ。
「為替政策の食い違いです。黒田総裁は、今のドル円相場に不満を持っていて、もう一段階の円安を望んでいます。ところが、安倍首相は米国の意向をくんで現状維持の立場だといいます。静かな対立ですが、市場は固唾(かたず)をのんで見守っています」(証券関係者)
2人がせめぎ合うなか、麻生太郎財務相は14日、参院の財政金融委員会で、「一方的な円安、急激な円高といった動きにはきちんとしたシグナルを送る」と為替介入を示唆する発言をした。
外貨準備高を管理する外国為替資金特別会計(外為特会)の運用方法見直しに関する質疑での発言だったが、市場は敏感に反応。麻生発言後、為替は円安に振れた。
「黒田総裁には援護射撃でしたが、安倍首相は苦々しく思っているかもしれません。このタイミングで円安が加速すると、現状維持を望む米国が黙っていません。安倍首相は大慌てでしょう」(市場関係者)
経済評論家の杉村富生氏は、次期FRB議長のイエレン副議長の発言に米国の立場が凝縮されているという。
「イエレン氏は、米国の自動車産業が復活してきたと話しています。輸出増による好業績なので、ドル安(円高)のほうが都合がいい。ドル高(円安)に向かうと、米経済を牽引する自動車産業の勢いがそがれる。それは困るので、円安阻止なのです」
麻生発言の後押しもあって、14日午前のロンドン市場で一時、2カ月ぶりとなる1ドル=100円をつけた。ニューヨークでも100円台に下落。麻生は、アベクロの亀裂をいっそう深くしたようだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。