http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/818.html
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日本証券新聞社さんより転載
財務省が120兆円のタネ銭をもとに、財テク”を始めるという。
財務省は今国会に「特別会計改革関連法案」を提出。特別会計のリストラだが、
その中で外国為替資金特別会計(外為特会)関連の法改正も行う。
外為特会の資金、つまり外貨準備高は約1兆2,000万ドルに及ぶ。
この資金の貸し付けは銀行にしか認められていないが、改正により証券会社にも貸付が可能になる。
麻生財務相は、
「金に縁がない役人が運用するより、民間が運用した方が運用益が出る可能性が高い」と説明している。
野村証券(8604)や大和証券(8601)など大手証券が外為資金を扱うことになると考えられるが、
元金が巨額だから、0.1%の手数料でも相当のビジネスになると期待感が高まっている。
外為特会といえばかつて、霞が関埋蔵金論争の中で「最大の埋蔵金」と言われていたものだ。
「100兆円を超える米国債などを予算財源に使えば、消費増税など不要だ」と一部の国会議員らが主張。
2007年から4年間ほどこの議論が行われたが、
10年の事業仕分け第3弾で外為特会の資金は債務――つまり「円売りドル買い介入のための借金」なので
使えないと結論付けられ、議論は終結した。
ところが財務省は11年8月、政府が打ち出した円高対策のメニューとして、
外為特会の資金を使った1,000億ドル規模の「円高緊急ファシリティ」なる政策を打ち出した。
「使えない」はずの外為特会を自ら解禁したのだ。
「当時の野田首相は、消費増税に突き進む意志を示していた。
財務省は野田政権を支えるため、虎の子の特会資金を活用したのだ。
埋蔵金論者は皆、財務省のご都合主義にあきれていた」(当時の財務省担当記者)。
その円高ファシリティは今年4月、
「海外展開支援融資ファシリティ」にリニューアルされ、緊急事業ではなく恒常的な事業となった。
このファシリティ制度は、JBIC(国際協力銀行)を通じて日本企業の海外展開の資金として融資するもので、
この2カ月間に
横浜ゴム(5101)、帝人(3401)、ニフコ(7988)、三井海洋開発(6269)、LIXIL(5938)、デンソー(6902)
などがこの制度を使っている。
ソフトバンク(9984)もこの制度を使い、米スプリント社の買収資金として2,200億円の融資を受けている。
財務省は「埋蔵金」を自らの判断で金融界や産業界にばらまいている。
財務省に足を向けて寝られない企業がどんどん増えて行く。
今日の財務金融委員会で、特別会計改革法案が可決されました
外貨準備の運用効率化を狙うとしていますが
ここまでの金額ですと運用効率よりもリスク管理などの安全性を重視した方がいいですよね
日本共産党の佐々木憲昭 氏はFBで下記のような発言をされています
佐々木憲昭(ささきけんしょう) さん FBより
https://www.facebook.com/kensho.jcp/posts/633136523405768
私は、質問と討論を行い、この法案に反対しました。
質問で取り上げたのは、外国為替特別会計(外為特会)の外貨資産の運用を民間金融機関に委託する問題です。多くの国民には、なじみのないテーマですが大事な課題です。運用の原資は約100兆円もあり、運用益は毎年3〜4兆円も出ているからです。
日本銀行は、不安定な国際金融情勢を考慮し、従来以上に安全性・流動性を重視するという観点から、昨年5月に民間金融機関への外部委託を中止しています。
それなのに政府は、この法案で、日銀とはまったく逆に外部委託を開始するのです。麻生財務大臣は「運用益もある」とか「外部委託によって取引やリスク管理に関する地検を活用して運用効率の向上を図る」としていますが、説得力はありません。
結局は、外部委託でかかる手数料以上の利益を出さなければならないのですから、高い収益性を確保するための運用となり、リスクが高まることは明らかです。
こんな外部委託はやるべきではありません。国民の財産を利用して民間金融機関がもうけをあげ、その結果、安全性と流動性に障害をもち込むことになるからです。
そもそも、こんな法律を通さなくてもばらまいている実績があり、
あえてこの法案を通す意味に疑問を感じます
記事には国内の金融界や産業界にばらまいているとあり
天下り先の確保かな〜なんて感じもしますが
外資系企業への運用委託も考えられます
アメリカ経済が破綻する前に日本の資産を投資させ、
吸い付くしたところでデフォルトへ・・・なんて事にならなければ良いのですが
国家予算の黒幕「特別会計」が動き始めました 必ず裏があるはずです
財務省が埋蔵金を民間企業に融資?動き出す外貨準備高120兆円 ライブノート
http://codenameo5.blog.fc2.com/blog-entry-1364.html
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