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本気で改めるのか/(C)日刊ゲンダイ
フザけた人選 阪急阪神H「第三者委員会」トップの“前科”
http://gendai.net/articles/view/newsx/145922
2013年11月14日 日刊ゲンダイ
<村木事件で辞めたヤメ検>
食材偽装は今や全国の高級ホテル、レストラン業界を揺るがす大問題に発展している。その“発端”となった「阪急阪神ホテルズ」(大阪市)は7日付で第三者委員会を設置。問題解決に取り組む姿勢を示しているが、人選を見る限り、本気で取り組むのかは極めて疑わしい。
「信頼を裏切ることになったお客さまにおわびします」――。食材偽装が発覚した阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(当時)が謝罪会見を開いたのは先月24日。会場に集まった100人以上の報道陣に対し、「偽装ではなく誤表示」と繰り返す姿はテレビで何度も報道された。ホテルが再発防止策として公表したのが第三者委員会の設立だ。
しかし、公表された委員会の委員長に就いたのは小林敬弁護士(62)。元大阪地検検事正と肩書はリッパに見えるが、あの村木厚子厚労事務次官をめぐる冤罪事件当時のトップである。
「小林元検事正は、証拠改ざん事件で、当時の特捜部長から『過失によるデータ改変です』との報告を受け、何の措置も取らなかった責任を問われて辞任した人物です。事件をめぐる今年9月下旬の控訴審でも、大阪高裁から『大阪地検の最高幹部として、(略)真相の解明を急ぐなど迅速な対応を指示するとともに、上級庁にも直ちに報告すべきであった』と厳しく指摘されている。そんな人物が不正行為の第三者委員会委員長に就くなんて、要請するホテル側も、受ける本人もどうかしている」(大阪府政記者)
元検事で、関西大特任教授の郷原信郎氏はこう言う。
「前代未聞の不祥事となった『証拠改ざん事件』で、『証拠偽装』の問題について上司として責任を問われながら、今も法曹資格を維持しているのは小林氏だけ。その人物をあえて『食材偽装』の第三者委員会委員長に選任する企業の無神経さには呆れるばかりです」
再発防止というよりも、発覚した時に「言い逃れ」できる策を練っているとしか思えない。
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