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みずほ“マル暴融資” 疑惑は金融庁に飛び火した
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2013/11/14 日刊ゲンダイ
みずほ銀行と金融庁はやっぱりグルだったんじゃないのか。きのう(13日)の衆院財務金融委員会で、驚きの新事実が分かった。
金融庁がみずほに検査に入った際、ヤクザ融資について報告された取締役会の資料があった。しかし、金融庁はロクに確認しないまま「取締役会への報告はない」というみずほ側の説明をうのみにした。金融庁は「うっかり」で済ますつもりだろうが冗談じゃない。資料には問題融資についてのくだりが何回も出てきて、見落とすようなモノではなかったのだ。
問題の資料は、2011年2月〜12年1月に開かれたみずほの取締役会やコンプライアンス委員会の議事録で、すべてA4判。ヤクザ融資の説明部分は「104ページ中の1ページの約8分の1=表付き」(2011年2月)、「67ページ中の1ページの2行」(2011年7月)など、決して少なくないボリュームで、8回も登場するのだ。
メガバンクの取締役会資料は自社の経営判断を左右するだけでなく、取引先企業の命運も握る。資料を作成する担当部署は“命懸け”で作業する。
金融庁が検査でこれらの資料を精査するのが常識で、それをきちんとやっていれば、佐藤康博頭取を含む歴代の頭取や取締役がヤクザ融資を把握していたことがすぐに分かった。みずほが当初、金融庁に説明した「ヤクザ融資の報告は担当役員まで」というウソも一発で見抜けたはずなのだ。
きのうの衆院財務金融委員会で、民主党の長妻昭議員は、金融庁に会議資料提供があったかどうかを確認した。その上で、これらの資料を見落としたおかしさについてただした。麻生金融担当相は、みずほから金融庁に資料提供があったことを認め、検査官が8回分の会議資料のうち、12年度の一部しか議事を見ていなかったことを明らかにした。麻生は「一定の範囲で(みずほの説明を)裏付ける検証をした」などと苦し紛れの答弁を繰り返していたが、目の前に「証拠」がありながら、知らんぷりなんて、検査官がよほどマヌケか、見て見ぬフリをしたとしか思えない。
金融庁は今、みずほ他、主要な金融機関に検査に入った。みずほには「半沢直樹」の黒崎検査官ばりのエースを投入しているが、これも取り繕った事後処理にしか見えない。 長妻議員があらためてこう言う。
「今回の問題でみずほと金融庁の対応に共通するのは、そろって『形式的には報告されたが、気付かなかった』ということ。あまりに不可解です。みずほは参考人招致で、私の質問に対し、本体でも反社の融資を抱えていることを明らかにしたが、金融庁はなぜかこちらの問題については腰が引けている。ここに踏み込まないのもおかしな話です」
腰が引けているのはパンドラの箱を開けることになるからなのか。だとしたら、金融庁は意図的にみずほの資料を精査しなかった疑惑も出てくる。おそらく、その背景にあるのは、ノンバンクも含めて反社との癒着を徹底的に洗えば収拾がつかなくなるという事情があるのだろう。銀行と反社、金融庁もグルだとしたら恐ろしくなる。
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