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ニッポン企業いよいよ復活 円安効果に頼らない力強さの予感〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131114-00000003-sasahi-bus_all
週刊朝日 2013年11月22日号
日本株はこの半年近く、さっぱりだった。円安という追い風が止まった途端に頭を押さえつけられてしまったのだ。しかし、ついにトヨタ自動車、パナソニックを筆頭にニッポン企業が低迷を抜け出し、ようやく活力を取り戻したのだ。株価は、もう為替に頼らなくても上がっていける力強さを予感させる。
社内では手ごたえを感じていた。トヨタ自動車が11月6日に発表した決算だ。4〜9月の半年間で1兆円を超える過去最高の純利益を記録した。幹部は、「販売が計画どおりに積み上がったことが原動力だった」と語る。とくに世界最大の北米市場で売れた。
パナソニックも半年間の純利益が1600億円を超え、やはり過去最高となった。海外で自動車生産が伸びたことから、カーナビなど関連製品が好調だった。2年連続の赤字に苦しんでいたとは思えない回復だ。
「数字として表れると、いっそうやる気が出ます。やっていることは間違いないと」(幹部)
SMBC日興証券によれば、11月7日までに半年決算を発表した895社では純利益は昨年に比べて2.5倍近くに増えた。
「日本企業は、どんな状況でも利益を出せるように体質を強化してきました。売上高も増えつつあり、今後も増益の基調は続くでしょう」(同社の西廣市〔ひろいち〕部長)
パナソニックの津賀一宏社長が決算発表の記者会見で言い切った。
「日本のモノづくりに限界があるとは思っていない」
まさにニッポン企業の復活の「のろし」だ。
もちろん輸出企業にとって有利に働く円安の恩恵は無視できない。今回の決算日は昨年に比べて20円ほども円安ドル高だった。
たしかに、このところ株価は円安になれば上がり、円高になれば下がった。日経平均株価は7月以降、1万3千から1万5千円の間を行ったり来たりするだけ。円安がつくった株高だった。
しかし、この決算で、
「日本企業の業績回復は円安効果だけではないと認識されつつあります。これからは円安の後押しがなくても株価が上がるようになる」(野村証券の若生〔わこう〕寿一エクイティ・マーケット・ストラテジスト)
実際にトヨタが前回の最高益を記録した2007年度の半年決算では、決算日は今回よりも16円ほども円安だった。今回、円安だけで好業績をたたき出したわけではないのだ。
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