01. 2013年11月14日 23:22:46
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FXフォーカス2013年 11月 14日 15:24 JST 豪ドル高、長引けば国内経済に打撃=中銀理事 記事 smaller Larger facebook twitter mixi google plus hatena linked in メール印刷 【メルボルン】オーストラリア準備銀行(中央銀行)のリッドアウト理事は14日、長期的な鉱業ブームが衰退する中、オーストラリアドル高が自国経済の回復を妨げているとの見方を示した。 リッドアウト理事はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「わが国がより多様化された経済基盤に移行する中、現時点のオーストラリアドル相場は極めて高い水準にあるため、国内の非常に高いコスト構造がさらに割高になり、経済全般に大きな負荷がかかっている」と話した。同理事はかつて、財界団体であるオーストラリア産業グループの会長を務めていた。 「オーストラリアドル高が長引くようなら、オーストラリア経済に打撃を与え、その再編が(かなりの深度で)促される公算が大きい」と言う。 オーストラリアドルが相対的に強含んでいる一因は、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激と雇用促進を目的に毎月実施している債券購入措置にあり、これが米ドルの重しになっている。世界中の投資家はここ数カ月間、FRBが量的緩和の縮小に着手することを示す手掛かりを得ようと警戒を続けている。 リッドアウト理事はまた、米国がついに大規模な量的緩和の縮小に踏み切れば、オーストラリアドルは弱含む公算が大きいと指摘した。 「量的緩和縮小は極めて重要な動きであり、オーストラリアドルにとっても非常に重要な意味を持つだろう」と言う。リッドアウト理事は国内の金属リサイクル会社、シムズ・メタル・マネジメントの取締役も務めている。同社はこの日、当地で年次株主総会を開催した。 理事は「FRBの緩和縮小が実現すれば、われわれは米経済が回復しているという確信をようやくいくらか得られるだろう。これこそが緩和縮小がもたらす好材料だ」とした上で、「調整局面に入れば、為替相場はいずれ自然に落ち着くだろう」とも語った。 FRBの次期議長に指名されたイエレンFRB副議長は、13日に公表した上院の承認公聴会(14日開催)向けに準備した証言原稿で、米国経済は大きく回復しているものの依然としてFRBによる刺激策で支える必要があるとの考えを示した。イエレン氏がこの原稿でFRBの政策について新たな手掛かりを示すことはなかったが、失業率は依然として極めて高く、インフレ率は現在もFRBの目標とする2%を下回っており、こうした状況はFRBによる月額850億ドル規模の債券購入策を援護する理由になり得ると指摘した。 オーストラリア準備銀行は先週、同国の成長率見通しを8月に示した2.5〜3.5%から2〜3%へ下方修正し、鉱山部門での投資が予想より低調なうえ、オーストラリアドル高が一段と輸出の足かせになっていると警告した。特に、為替レートが減価すれば、経済成長は予想以上に早く加速する可能性があると指摘した。この指摘について一部のエコノミストは、中銀がオーストラリアドルを押し下げようとしたものと解釈している。 オーストラリアドルは過去3年間の大半において、米ドルに対し最高値付近で推移している。今年の4月から8月上旬にかけては15%近く下げたものの、その後は約6%値を戻している。 リッドアウト理事は、FRBが債券購入策を縮小すれば、オーストラリアドルはより「合理的な」水準をつける可能性があると指摘する。同氏は「ただ、(オーストラリア)ドルの場合、米ドルに対して下落するときには英ポンドやユーロに対しても軟化する傾向がある。これについてはまた別の問題がある」と述べた。
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