05. 2013年11月12日 19:22:46
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日本株続伸、先物買いと円安で全業種高い−2カ月ぶり上昇率 11月12日(ブルームバーグ):東京株式相場は続伸し、日経平均株価は2カ月ぶりの上昇率となった。倉庫や保険、不動産、銀行など内需関連を中心に東証1部33業種は全て高い。為替の円安推移が経済全体に対する楽観的な見方につながり、先物主導で徐々に上げ幅を広げた。 TOPIX の終値は前日比19.76ポイント(1.7%)高の1205.41、日経平均株価 は318円84銭(2.2%)高の1万4588円68銭。両指数ともきょうの高値で引け、TOPIXの終値での1200乗せは今月初。日経平均の上昇率は9月9日(2.5%)以来、2カ月ぶりの大きさだった。 明治安田アセットマネジメントの小泉治執行役員は、米国で8日に発表された雇用統計の内容が良好だったことをきっかけに、「量的緩和第3弾(QE3)の縮小時期が前倒しされるとの観測が広がり始めている」と指摘。日米金利差の拡大を背景に、円安・ドル高が進みやすくなっており、「日本株を買い戻す動きにつながった」と見ていた。 この日の日本株はTOPIX、日経平均とも小高く始まった後、午前10時前ごろから徐々に上げ幅を広げた。午後も高値圏で推移し、終了間際に一段高。香港のバンテージ・キャピタル・マーケッツのエクイティ・デリバティブ・ヘッド、スチュアート・ビーヴィス氏は「クライアントから強気な買いがどんどん増えてきている。理由は、円安ストーリーに続き、企業決算も結構いいことだ」と話している。 松井証券の窪田朋一郎マーケットアナリストによると、「米国株高の流れや円安を支援材料に、株価指数先物が買われ、現物の株価押し上げにつながった」と言う。また、きのう軟調だった東証マザーズ指数 など新興市場が、「全般的に落ち着きを取り戻したこともプラス要因」としていた。 9月20日以来の円安水準 11日の米国株は、ダウ工業株30種平均が21.32ドル(0.1%)高の15783.10ドルと、小幅ながら連日で最高値を更新。この日はベテランズ・デーの祝日で、米国債市場は休場だった。きょうのドル・円相場は、早朝は1ドル=99円10銭台と、99円ちょうど近辺だった前日の東京株式市場終了時からやや円安だったが、株式先物 と歩調を合わせ、10時前ごろから円売り・ドル買いが活発化。日本株の午前終了間際には99円59銭と、9月20日以来の円安水準に振れた。 東証1部33業種の値上がり率上位はその他金融、倉庫・運輸、保険、不動産、金属製品、情報・通信、銀行、鉱業など。倉庫では、上期純利益が従来計画を上回り、今3月期見通しも11%上方修正した上組 が急伸。前日に、今期の営業利益計画を従来比12%上方修正した電通 も高い。売買代金上位ではソフトバンク、トヨタ自動車、三井住友フィナンシャルグループ、ホンダ、KDDI、日立製作所、ソニー、ファーストリテイリング、東京電力、野村ホールディングス、アイフルなども上げた。 一方、午後1時半に2014年3月期の営業利益計画を310億円から180億円に減額すると発表した鹿島 が急落。午後2時に今期の営業利益計画を440億円から400億円に減額した大成建設も安い。今期業績計画の下方修正を受け、みずほ証券が投資判断を下げた太陽誘電 は急落した。松井証の窪田氏は、業績関連などの材料で「選別物色され、個別株の濃淡は鮮明」と話した。 東証1部の売買高は25億7541万株、売買代金は2兆1049億円、上昇銘柄数は1477、下落210。国内新興市場では、ジャスダック指数が1.2%高の92.50、マザーズ指数は3.1%高の830.14と反発。 更新日時: 2013/11/12 15:36 JST
アングル:再び大台試すドル/円、100円定着は時間必要か 2013年 11月 12日 18:34 11月12日、ドル/円が再び大台を試す展開になっている。写真は2月、都内で撮影(2013年 ロイター/Shohei Miyano) トップニュース アングル:ゼネコンの粗利が悪化、受注増でコスト高のジレンマ 焦点:米エネルギー企業が情報開示に舵、莫大な節約に期待 コンサル会社の違法行為禁止を申し立て、無登録で約150億円集める インドネシア中銀が予想外の利上げ、政策金利7.50%に [東京 12日 ロイター] -ドル/円が再び大台を試す展開になっている。予想外に強かった10月米雇用統計が、行き過ぎたドル売りの巻き戻しをサポート。リスク選好の改善を受けた円売りも相場を押し上げている。 ただ、テーパリング(緩和縮小)が開始されても、フォワード・ガイダンスが強化されれば米金利が急上昇することはなく、100円定着にはなお時間が必要との見方が多い。 <FOMCで変わったムード> ドル/円は9月11日以来となる100円回復を目指す動きをみせている。日経平均.N225の上昇に呼応する形で、海外短期筋のドル買い/円売りが流入。99.50円付近にあったオプション関連のドル売り/円買いオーダーを飲み込んだほか、損失確定のドル買い戻し(ストップ)を巻き込んだことで、上昇に弾みが付いた。欧州勢参入でその流れが加速、ドル/円は午後5時半までに99.80円まで上昇し、大台にあと20銭まで迫った。 10月29─30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、市場のムードは変化している。それまでは米政府機関閉鎖の影響でテーパリング(緩和縮小)は来年3月以降という見方が支配的だったが、FOMC声明が思ったほどハト派的な内容でなかったことから、テーパリングの先送りをにらんだポジションは巻き戻された。 これに追い打ちをかけたのが10月米雇用統計だ。ロイターが米雇用統計発表後に実施したプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)調査では、3月開始予想が依然7社でもっと多いが、6社が1月開始、3社が12月開始を予想するなど、2週間前に実施した調査より予想が早まっている。 <米金利上昇への期待低く> ただ、市場では100円台が定着するには、なお時間が必要との見方が多い。1つは量的緩和第3弾(QE3)の縮小が始まっても、米債のロールダウン需要とフォワード・ガイダンスの強化で米金利はそれほど上昇しないとみられているためだ。 テーパリング開始が決定されれば、不透明要因がひとつ消える。その結果、市場が落ち着いて来れば「イールドカーブが立っているところにより妙味が出てきて、ドミノ式に金利がゆっくりと低下する可能性がある」(みずほ証券・シニアマーケットアナリスト、青山昌氏)という。 実際、QE1、QE2のときも終了直前まで金利は上昇していたが、終了したら逆に低下した。青山氏はこれにフォワード・ガイダンスの強化が加われば「10年米国債利回りは最大で2.3%台まで低下する可能性がある」と試算する。 フォワード・ガイダンスをめぐっては、FRBのウィリアム・イングリッシュ金融政策局長とデービッド・ウィルコックス調査統計局長がそれぞれ、失業率押し下げに向け、金利に関するフォワードガイダンスを強化すべきとのリポートをまとめたばかり。仮に強化されれば、金利上昇に歯止めをかける可能性が高い。 <ディフェンシブなヘッジファンド> 今年前半、円安相場をけん引してきたヘッジファンドの勢いが鈍っていることも、100円定着への期待が低下している背景だ。 海外投資家を担当するある金融機関関係者によると、マクロ系ファンドのパフォーマンスは5月以降、あまり良くないという。「彼らは、日本のリフレ・シナリオに基づいてドル/円ロング、日本株ロング、JGBショートに振ったが、このポジションは5月以降パフォーマンスが出ていない」と打ち明ける。この結果「オペレーションもディフェンシブになってきている」ことが、上値追いを躊躇(ちゅうちょ)させる一因になっている。 クレディスイスのヘッジファンド・インデックスによると、グローバルマクロのパフォーマンスは、年初から9月までのリターンが2.78%と下から3番目だ。1994年以来の年平均パフォーマンスは11.33%と各種ヘッジファンドのなかでトップだったことからも、今年の成績の悪さが目立っている。 もっとも、アベノミクスに基づいたポジションを閉じているわけではないようだ。前出の関係者は「アベノミクスは今年の一大テーマでもあり、彼らの根っこのポジションの中にはしっかり入っている。11月決算を控え、今はリスクを取れない状況にあるが、第2の金融ビッグバンなど成長戦略も徐々に出始めている。基本的にドル/円のロング目線に変わりはない」と話している。 (志田義寧 編集:伊賀大記) © Thomson Reuters 2013 All rights reserved関連ニュース ドル99円半ば、7週間半ぶり高値圏へ上昇 ドル99円半ば、7週間半ぶり高値圏へ上昇 2013年11月12日 ドル99円半ば、株価堅調で9月20日以来の高値に 2013年11月12日 米緩和縮小観測でも強い株、フォワードガイダンス強化に期待 2013年11月12日 今週は日経1万4000円割れも、円安期待の後退や需給要因が重し 2013年11月11日
ロンドン外為:円下落、99円69銭−日米金利差やアジア株高で
11月12日(ブルームバーグ):ロンドン時間12日午前の外国為替市場で円は下落し、ドルに対して8週間ぶり安値を付けた。日米30年物国債の利回り格差が2011年以来で最大になったことや、アジア株の続伸で、円が売られた。 ロンドン時間午前7時15分(日本時間午後4時15分)現在、円は対ドルで0.5%安の1ドル=99円69銭と、9月13日以来の安値。対ユーロは0.4%安の1ユーロ=133円42銭。ドルは対ユーロで0.2%高の1ユーロ=1.3386ドル。 原題:Yen at 8-Week Low Versus Dollar on Widest Yield Gap Since2011(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:シドニー Candice Zachariahs czachariahs2@bloomberg.net;シンガポール Masaki Kondo mkondo3@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 更新日時: 2013/11/12 17:17 JST
10月の英インフレ率2.2%、約1年ぶり低水準−予想以上に低下 11月12日(ブルームバーグ):英国の10月のインフレ率 はエコノミスト予想以上に低下した。イングランド銀行(英中央銀行)の目標水準に近付いた。 英政府統計局(ONS)が12日発表した10月の消費者物価指数は前年同月比2.2%上昇と、2012年9月以来の低い伸びとなった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト34人の調査中央値では2.5%上昇が見込まれていた。9月は2.7%上昇。 10月のコアインフレ率は1.7%と、09年9月以来の低水準となった。 原題:U.K. Inflation Slows More Than Forecast to Least in a Year(抜粋) 更新日時: 2013/11/12 18:46 JST ダラス連銀総裁:米金融緩和のリスクは1日ごとに高まる 11月12日(ブルームバーグ):米ダラス連銀のフィッシャー総裁は、毎月850億ドル相当の米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を購入する現行の米金融緩和策のリスクは日ごとに高まっているとの見方を示した。 同総裁はメルボルンで講演し、「金融緩和が世界の債券と株式、住宅市場を浮揚させる心地よい刺激ではなく、金融の無謀な冒険と見なされるようになる転換点がある。その転換点がどこなのかは誰にも分からないものの、われわれが買う米国債とMBS1ドル分ごとに、そして購入執行をニューヨーク連銀に指示するたびに、われわれはこの転換点に近づいているということは言える。そこに到達するまでは誰も予見できない」と語った。 原題:Dallas Fed’s Fisher: Monetary Accommodation Riskier by theDay(抜粋) 更新日時: 2013/11/12 18:17 JST インドネシア中銀:政策金利を7.5%に引き上げ−予想外 11月12日(ブルームバーグ):インドネシア中央銀行は12日、大方の予想に反して政策金利を引き上げた。自国通貨ルピアへの重しとなっている経常赤字の縮小への取り組みを強化した。 同中銀がジャカルタで発表した声明によれば、マルトワルドヨ中銀総裁率いる理事会は政策金利のレファレンス金利を0.25ポイント引き上げ7.5%とした。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査で利上げを見込んでいたのは25人中1人のみ、残りは据え置きを予想していた。中銀は預金ファシリティー金利 (FASBIレート)も5.75%と、5.5%から引き上げた。 ブルームバーグがまとめたインドネシアの国内銀行のデータによれば、ルピアの対ドル相場はジャカルタ時間午後2時48分(日本時間同4時48分)現在、前日からほぼ変わらずの1ドル=1万1559ルピア。年初来では17%余り下げている。 原題:Indonesia Unexpectedly Raises Key Rate to Highest Since2009(抜粋) 更新日時: 2013/11/12 17:27 JST
[12削除理由]:無関係な長文多数
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