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ガソリン需要が急減、石油業界はどう生き残るか(プレジデント) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/728.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 11 月 11 日 15:46:48: AtMSjtXKW4rJY
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131111-00011144-president-bus_all
プレジデント 11月11日(月)14時15分配信


■付加価値を生む「石油のノーブルユース」とは

 まず、図1を見てほしい。この図からわかるように、日本国内では石油製品(非電力用)に対する需要が今後、急激に減退する。需要縮小は、主力製品であるガソリンについて、とくに著しい。

 ガソリン需要縮小の最大の理由は、自動車用燃料としての使用量が減ることにある。表1にあるとおり、これからの日本では、新車販売においても、自動車保有においても、次世代自動車のウエートが大幅に拡大する。次世代自動車とは、燃料電池車、電気自動車、ハイブリッド車などのことであり、燃料としてガソリンを使わないか、使うとしても従来型の乗用車と比べてはるかに少量であるか、のいずれかである。

 このように石油製品の内需が減少を続けるなかで、石油業界はどのような成長戦略をとれば、逆境をはね返し「逆転勝利」を手にすることができるのか。本稿では、4つの成長戦略に光を当ててゆく。

 日本国内における石油業界の成長戦略を考える際にヒントを与えるのは、第1次石油危機が発生した1973年と東京電力・福島第1原子力発電所事故が発生する前年の2010年とを比べた2組の数字のペアである。日本の発電電力量の電源別構成比における石油火力発電のシェアは、この間に73%から8%にまで急減した。一方、わが国の1次エネルギー構成に占める石油のウエートは、同じ期間に78%から40%へ減少したものの、減少幅(減少率)は石油火力発電の場合に比べればかなり小さかった。石油を火力発電用などの燃料として使用することは、ある意味で「もったいない使い方」である。石油以外にも代替燃料はあるし、発電用として使用することは、エネルギー効率が高いとはいえない。一方、石油を原料として使用する場合には、石油からしか製造できない付加価値の高い商品を生み出すことができる。このように「石油の特性を活かし付加価値を高める用途に使う」ことを、「石油のノーブルユース」という。

 1次エネルギー構成に占める石油のウエートが発電電力量の電源別構成比における石油火力発電のシェアほどには減らなかったという事実は、わが国において石油のノーブルユースの割合が高まったことを意味する。もちろん、10年においても、ノーブルユースの比率それ自体が必ずしも高いわけではない。しかし、ノーブルユースの比率が傾向的に高まっていることは事実であり、付加価値を生む石油のノーブルユースを徹底させることこそ、石油業界の第一の成長戦略だということができる。

■国際競争力向上に寄与するコンビナート統合

 日本国内でまだ伸びシロがある石油のノーブルユースとして期待されるのは、化学原料としての利用である。それを推進するためには、石油精製設備と化学品製造装置との一体的運用を図るコンビナート統合が、きわめて重要な意味をもつ。コンビナート統合は、

 (1)原料使用のオプションを拡大することによって、原料調達面での競争優位を形成する
(2)石油留分の徹底的な活用によって、石油精製企業と石油化学企業の双方がメリットを享受する
(3)コンビナート内に潜在化しているエネルギー源を経済的に活用する

 などの理由で、石油業界と化学業界の国際競争力向上に寄与する。今後は、石油のノーブルユースを徹底し、原油からなるべく付加価値の高い製品を作り出すことができるよう、コンビナート内石油精製設備と化学品製造装置との一体的運用を抜本的に強化する必要がある。そのためには、石油精製企業と石油化学企業の事業所を統合し、「1コンビナート1社」体制を構築することが、理想だろう。

 わが国の石油業界にとって第2の成長戦略となりうるのは、ガス事業ないし電力事業に本格的に参入することである。いわゆる「オイル&ガス」戦略ないし「オイル&パワー」戦略が、これに当たる。

 日本の大手石油元売会社のうち、JX日鉱日石エネルギーと東燃ゼネラル石油は、従来からガス事業を展開している。最近では出光興産が、事業ポートフォリオのなかに天然ガスを加える方針を打ち出した。国際的には一般的な「オイル&ガス」の時代が、いよいよ日本でも幕を開けようとしているのである。

 石油業界にとって新規参入の対象となるのは、ガス事業だけではない。福島第1原発事故を契機にしてシステム改革が進む電力事業も、有望な参入対象となりうる。その場合の参入のあり方は、従来の重油や残渣油を利用したIPP(独立系発電事業)の域を超えたものとなるだろう。例えば、東京電力の再生プロセスで東京湾のLNG(液化天然ガス)火力発電所が売却されることになれば、JXグループがその買い手として名乗りをあげる可能性は大いにありうる。「オイル&ガス」の時代の到来は、「オイル&パワー」の時代の到来をともなうものとなるかもしれない。

■韓国市場向けに輸出のチャンスが生まれる理由

 ここまで述べてきた(1)石油のノーブルユースの徹底と(2)ガス・電力事業への本格参入は、日本国内の市場を対象にした石油業界の成長戦略である。これらのほかにも、海外市場、とくに石油製品の需要が急伸するアジア市場を対象にした成長戦略が存在する。それが、(3)輸出の拡大および(4)海外直接投資の推進という、第3、第4の成長戦略である。

 この第3、第4の成長戦略を深く掘り下げた報告書として注目されるのが、今年3月、経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部の委託を受けて日本エネルギー経済研究所がまとめた「我が国石油精製業の海外展開等に関する調査・報告書」(以下では、適宜「海外精製調査報告書」と呼ぶ)である。この報告書の作成にあたっては有識者委員会(通称は「海外精製委員会」)が設置されたが、筆者(橘川)は同委員会の委員長をつとめさせていただいた。

 海外精製調査報告書は、図2を示しつつ、アジア地域では石油製品の需要が着実に増大する一方で、石油製品の自給率が顕著に低下することを指摘する。そのうえで、日本の石油業界にとっての新たな成長戦略が、アジア市場を対象にした輸出の拡大(前記の(3))と海外直接投資の推進(前記の(4))にあることを力説するのである。

 海外精製調査報告書は、シンガポール・インドネシア・バングラデシュ・ミャンマー・カンボジアでの現地調査をふまえて、日本の石油業界には、アジア市場向け輸出を拡大するチャンスがあることを指摘する。アジア市場向け石油製品輸出に関しては、日本企業より韓国企業が先行しているが、興味深いのは、そのお膝元の韓国で、最近、軽油の輸入が急増している事実である(図3参照)。

 韓国企業は、アジア市場向けに石油製品を輸出するにあたって、低価格を最大の武器にしている。その結果、収益面でマイナスが生じるが、それをカバーするために、国内価格を割高に設定する。すると、日本企業にとって、韓国市場向けに石油製品を輸出するチャンスが生まれる。このような連関が、最近、とくに軽油に関して目立っているのだ。

■出光興産による「ニソンプロジェクト」

 日本の製油所は、早い時期に建設されたこともあって、アジア域内の新興国の製油所に比べて、規模の経済の発揮の点で後れをとっている。しかし、需要の変動が激しい商品の市場においては、小回りのきく小規模生産者のほうが競争優位に立つこともある。大企業の大規模工場より、中小企業の小規模工場が多数集まった産業集積のほうが、需要の変動に柔軟に対応しうることは、産業集積論の「柔軟な分業」の理論が教えるところである。日本の製油所がアジアの石油製品市場の変化に的確に反応し、市場が求める製品を機敏に供給することができるならば、輸出の拡大は、わが国の石油業界にとって有望な成長戦略になりうる。最近の韓国向け軽油輸出の拡大は、そのことを雄弁に物語っている。

 第4の成長戦略である海外直接投資については、最近、恰好の事例が出現した。今年1月に出光興産が、三井化学・クウェート国際石油・ペトロベトナムと協力して、ベトナムでニソンプロジェクトに着手すると発表したのが、それである。

 このプロジェクトは、ベトナム北部に出光興産と三井化学の技術によって製油所・石油化学工場を建設し、そこでクウェート産原油を処理して得た製品を、ベトナム国内および中国南部で販売しようという、グローバルなプロジェクトである。ニソンプロジェクトが実行されると、日本の石油業界は、第2次世界大戦後長く続いた消費地精製方式の枠組みから脱却することになる。

 石油製品の国内需要が減退するなかで、石油業界が成長戦略を構築することは、けっして容易なことではない。日本では天然ガス使用量は増大し、電力使用量はほぼ横這いで推移しており、内需の減少は、ガス業界や電力業界にはない、石油業界固有の苦難だとみなすことができる。

 ただし、石油業界には、ガス業界や電力業界にはない強みもある。それは、規制緩和がいち早く進んだため、業界内で厳しい競争が生じ、民間企業としての経営体質の鍛練がある程度進んでいることである。この点は、いまだに小口供給部門に総括原価制度が存続し、業界内競争が限定的にしか生じていないガス業界や電力業界にはみられない特徴である。

 日本の石油業界は、競争で鍛えられた「底力」を今こそ発揮し、内需の減退という逆境を克服して「逆転勝利」を手にするために、ノーブルユースの徹底、ガス・電力事業への進出、輸出の拡大、海外直接投資の推進、という4つの成長戦略を遂行しなければならない。

一橋大学大学院商学研究科教授 橘川武郎=文 図版作成=平良 徹


 

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コメント
 
01. 2013年11月11日 17:52:33 : fUn2geuEw2
「橘川武郎(きっかわ・たけお)」という人は、原発は「過渡的な必要悪」、という考え方のようだね。

47ニュース特別連載インタビュー 原発の不都合な真実 第8回
http://www.47news.jp/hondana/futsugou/article/8.html

2050年くらいには役割を終える、という事は、逆にそれまでは必要である、と受け取れなくもない。原発をたたむ事には賛成だが、現実的でリアルなアプローチが必要、との事らしい。

あと、こんなのも↓

インタビュー:東電、発電所売却し廃炉費用に=橘川武郎教授
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2013/10/112035.php

(転載貼り付け開始)

初回は、政府のエネルギー政策議論に参加する一橋大学大学院の橘川武郎教授にインタビューした。橘川氏は「50年後、東電は3.11の責任を取ったという歴史を作るべき」と語り、廃炉完遂の必要性を強調した。廃炉や除染の費用は国が負担すべきとする一方で、東電は柏崎刈羽を含むほとんどの発電所を売却してリストラを徹底し、売却代金は廃炉や除染に回す考え方を提示。成長分野の都市ガス事業を拡大することで、経営再建は可能だとの見方を示した。

(転載貼り付け終了)


02. 2013年11月11日 21:25:18 : xbFGNYrYmk
ガソリンと同様に電力需要も大幅に減ることになるだろう。

電力が必要なのではない。照明は明るさ、冷蔵庫は冷やす機能、テレビでもパソコンでも液晶画面が必要なのだ。

LED電球は同じ明るさでも、冷蔵庫は同じ容量でも新しい機種が消費電力量は少ない。産業界も省電力に励んでいる。

ほとんどの原油を輸入に頼る日本にとっていいことだ。もちろん原発など必要ない。


03. 2013年11月11日 23:08:31 : 5n5ED344QY
米国でも既に行われている、バイオ燃料ではないでしょうか?
バイオ燃料だけではやはり足りないので、ガソリン、軽油などと混合して利用させるのです。
電気やガスではバイオ燃料と混合できませんね。
GTL(Gas To Liquid=ガス液化油)やCTL(Coal To Liquid=石炭液化油)同様にBTL(Biomass To Liquid=バイオマス液化油)が有望です。(GTL/CTLの生産コストは材料が手元にあった場合で1バーレル30ドル、販売価格50ドルでないと採算に乗らないようですが、現在94ドル前後です。)
単独で製造するには木の伐採や輸送などコスト面で問題があるかも知れませんが、スギ花粉防止のための杉の間伐や伐採、枝打ちなどを兼ねれば「国民の健康、医療負担の経済、財政的軽減としてエネルギー以外の効果が膨大で、これをエネルギーに換算すればかなり安くて効率的な燃料となるし、再生可能エネルギーの面でも評価できるのです。
ただ農水省、経産省、厚生労働省などに跨った効果のため、縦割り行政ではせっかくの宝の山がなかなか実行されないのが、今の日本の現状でしょう。

04. 2013年11月12日 09:04:54 : 5n5ED344QY
03です。
「再生可能エネルギーの面でも評価できるのです。の終わりに 」が必要でした。
補足ですが用途は暖房、風呂、給湯に使うなど灯油としても良いですね。「エコ灯油」はLNGから作られるようですが、バイオマスでも可能なはずです。
省庁縦割り行政の状況詳細は、例えば杉花粉症対策での厚労省の負担が減るのに、負担は農水省とかで費用負担が増えてしまい、費用負担と効果が異なる省庁に跨ってしまうため、国や国民全体で見ると断然メリットがある場合が多い、と言うのに国策として進める動きがない、と言う事です。
財務省、経産省、国交省の立場がどうか、までも調べてみれば国民と5つの省のトータルプラスではないかと思えるのです。


05. 2013年11月12日 11:05:43 : nJF6kGWndY
>石油製品の内需が減少を続けるなかで、石油業界はどのような成長戦略をとれば、逆境をはね返し「逆転勝利」を手にすることができるのか
>、内需の減退という逆境を克服して「逆転勝利」を手にするために、ノーブルユースの徹底、ガス・電力事業への進出、輸出の拡大、海外直接投資の推進、という4つの成長戦略

それと石油・エネルギー業界以外の関連分野に展開していくことも考える必要がある



06. 2013年11月12日 23:20:17 : 5n5ED344QY
03 04です。
04で「例えば杉花粉症対策での厚労省の負担が減るのに、負担は農水省とかで費用負担が増えてしまい」と書きましたが、これ、もしかして逆の面もあるのかも知れません。
厚労省が花粉対策の薬や医療と言う需要という利権の関係で杉花粉があった方が良い面があり、農水省がバイオ燃料売り上げ獲得というメリットがあると言う面もありますか?
でも医療費が厚労省の予算を食いつぶしているわけだからやはり杉花粉はデメリットですか?
内情に詳しくないのではっきりわかりません。
ただ立場により損得があるのは確かでしょう。

07. 2013年11月13日 12:18:45 : 5n5ED344QY
03 04 06です。
後から気がついたのですが、杉は根が深くないので、傾斜地で土砂崩れが起き易いようです。
伊豆大島で先ごろ大雨により山崩れが起き、多数の犠牲者が出ましたが、他の樹木であったならもう少しはマシだったのではないでしょうか?
保水力があるスダジイなど広葉樹は根が深く、かつ広く根が張っていて多少の雨でも土砂崩れは起きない場合も多いと聞きます。
こういう危険な場所は日本全国でたくさんあるのではないでしょうか?
これらの対策も兼ねれば、その効果も原油購入に換算すればかなりのものでしょう。
伐採、運送、他の樹木に植替えなどを考えても費用対効果で悪くはありません。
スギ花粉症に要する医療費や個人の出費や苦痛の軽減、樹皮や葉や枝以外は木材としても利用なども含めて総合すると、例えば杉を利用したBTL利用は原油を1バレル20ドルで手に入れたに等しい効果がある、とかの話になるかどうか、一度試算して見ると良いかも知れません。

08. 2013年11月13日 21:20:21 : jhCPJDTrdo
小泉さんの「脱原発」ももしかしてこれと関連があるんじゃないでしょうね。

米国テキサス石油の国、小泉さんをブッシュがプッシュ!なんてネ。


09. 2013年11月13日 23:05:29 : FfzzRIbxkp
ガスコンバインドサイクル発電には朗報ではないか。

日本に現在30基くらいあるし、火力発電の燃料費が安くなるはず。


10. 2013年11月14日 00:13:20 : cKftockbJN
段階の世代が引退しはじめているので街を走る車も減ってきているんじゃないか。
というか彼らが60歳代後半になってきているので本格的に減り出すだろうね。

僕は自動車をもう遠乗り用に置いておいて昔からあった原付バイクと電動自転車を最近本格的に利用しはじめて毎月2万近かったガソリン代が毎月2千円になって結構節約になっているよ。僕みたいな人間がふえればやはりガソリンは減るかもね。

電気だって太陽光発電で電力会社にはもうお金はらってないし。


11. 2013年11月14日 00:19:53 : CF9GERiMMw
>>03

私はバイオマスに関してはかなり懐疑的です。木材にせよ廃棄物を利用してのバイオマスならばまだ多少の可能性は有りますが、間伐材などは収集するコストで採算割れを起こします。
何よりトウモロコシなど人間が食料とすべき穀物を燃料化するなどは愚策としか言えませんし、バイオ燃料を作る上での撹拌や保温に要するエネルギーも必要ですから果たして本当に良いものであるかは極めて疑問が有ります。

山が荒れているのは林業が成立しない産業構造があるからで、それを推進したのは日本政府です。
元々バイオ燃料は単位面積あたりに降り注ぐ太陽光を集めるものですがエネルギー変換率はどのくらいなものでしょうか?そう言った思考のアプローチがあればそれほど法律が良いとは考えないでしょう。

バイオ燃料政策はモンサントを儲けさせ原発を推進するために捏造された温暖化対策の政策だと私は思っていルのですから。


12. 2013年11月14日 08:32:25 : 5n5ED344QY
03 04 06 07です。
11さんの考えにはバイオ燃料単独の利用はその通りだと思いますのが、その場合は異論はありません。
ただ杉花粉の年間の国民負担が医療費で年数百億、医療費以外の金ね換算できない苦痛や負担がまた年数百億、土砂崩れのリスクで危険にさらされている人達の心労が同様に年数百億、幹の部分は木材に利用できるのが仮に年数百億、とすると、その1/10だけしか解決できなくても、総額やはり年数百億です。
これを伐採や間伐、運搬、植栽、伐採後の一部造成などに要するコストを埋め合わせする事ができれば、実質どれだけ安くなるのか、と言う事です。
最も効果的な地域を選んで行えばもしかしてどうかな、と思うのですがどうでしょうか?
もう一つは石油メジャーを含めた石油業界が生き残りをかけるには、「液体エネルギー」と言う共通点のメリットをどれだけ生かす事ができるか、ではないでしょうか?
例えば産油国で紛争などが起きたりした場合、原油が高騰しても国内で伐採保管してあった木材(建材用も兼ねての長期乾燥保管期間は石油より長期でも劣化しない)を急遽動員してBLT技術で使うとかできます。国内に石油備蓄タンクが膨大にあるのと同じなのです。
これは国土強靭化と見て良いのではないでしょうか?
石油業界はこれらの役割をどれだけ取りまとめて行けるか、国や自治体がどれだけサポートできるか、が今後の課題ではないかと思います。

13. 2013年11月14日 14:10:05 : gMVGKbsq1Q
最近は土砂崩れ防止にコンクリートではなく、間伐材を使っているところがありますね。また、テレビで前に見たのですが、間伐材を加工してガードレールにするという技術があるそうです。
間伐もせずに放置してある山がよくありますが、そういう間伐もしないところは環境破壊ということで税金をかけ、一方、間伐して杉どおしの間隔を広くしてあれば、下草も生えて土砂災害も防げるし、自然環境保護にもなるので税金を優遇すればよいのにと思います。
ただ、こういったことはエネルギー対策としてではなく、花粉症対策&自然保護対策&観光事業(単調な針葉樹の山と広葉樹の山では美観の差が大きく、広葉樹は観光資源として価値が大きい)として行うものだと思います。

14. 2013年11月14日 22:56:29 : 5n5ED344QY
12です。
13さんの「こういったことはエネルギー対策としてではなく、花粉症対策&自然保護対策&観光事業(単調な針葉樹の山と広葉樹の山では美観の差が大きく、広葉樹は観光資源として価値が大きい)として行うものだと思います。」と言うのはそれで良いと思います。
エネルギー対策の為だけに杉の利用は費用対効果が見込めません。
ただ、見方は二つあり、「花粉症対策&自然保護対策&観光事業として行われた時に出た杉の樹皮や枝や葉をエネルギーとして使い、幹の部分を建材で使うのがオマケなのか」それとも「エネルギー対策や建材利用の為に杉を伐採、間伐するのを花粉症対策&自然保護対策&観光事業と言う他の効果を考えて、費用対効果で事業として意味があるものを厳選して行うのか」と言う見方の違いだと思います。

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