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「お金」の価値、、、。このままグローバリスト達の奴隷と化してよいのだろうか?
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2013年11月08日 「日本人」の研究!
誰でも思うことであるが、
「もし、もう少しお金があったらな〜」
と、毎日のように思う。
お金がなくては、生活できないのが現実である。
むしろ、昔の生活に比べてお金に対しての依存率がかなり高くなった。
家を建てる時など、ほんの50年ほど前までは、
木材は、近くの山から切り倒し、壁は土壁で、その土は
リサイクルしたり、身近で取れることが出来た。
つまり、ほとんどタダだ。
人件費にしろ、親戚・縁者が手伝ってくれて、木を切り出したり
土壁を塗ったりしてくれた。
今では、どうだろうか?
ほとんど業者任せ。
そして、家のローンがドカ〜ンと残る。
教育にしろ、むかしはそれほどお金がかかったとは思えない。
しかし、今では子供が塾に行きたいといえば、
やはり親としては、行かせたい。
子供が、親元を離れて、私立の大学に行きたいといえば、
行かせたくなるのが、親の心境であろう。
それにも、莫大なお金がかかる。
電気、ガス、電話、インターネット、車のローンに、保険、税金、厚生年金
などなど。
生活の中でも、洗たくは、クリーニング。
食事を振り返ってみると、コンビニ、外食、家で食べても、
スーパーで買ったお惣菜が中心。
結婚式、葬式、法事などなど、昔は家でやっていたが、
今では結婚式会場など、これまたお金がいるようになった。
道路の草刈、公共の場の掃除管理などなど、地域の人が行っていたことでも、
その多くが、人を雇いお金がかかるようになった。
一ついえることは、身の回りのことを、自分たちでやっていたことが、
どんどんアウトソーシングに変わっていく。
家族、親類、縁者などなど、絆が深い共同体の縁が薄くなっていくほど、
お金がかかるようになってきている。
お金がかかればかかるほど、お金の奴隷とならなければならない。
これらが戦後数十年の大きな流れのような気がする。
では一体「お金」って何なのか?
大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜いてきたうちの会社の会長さんに、
1000兆円ほどある日本の借金のことについて話したことがある。
私が会長に
「こんだけ借金が増えて、これから一体どうなってしまうんでしょうかね〜?」
と、聞いたら、会長が
「ほんなもん、もう一回ご破算にするだわさ〜」
と、、、。
「もう一回ご破算、、」なんちゅう乱暴なことを言ってるのか、
そのときはそのような感情を持ったが、しかし会長が生きた時代に
「ご破算」とも言えるお金の価値が大きく変わってしまったことが
2回もある。
その一つが「終戦」、そして「オイル・ショック」だ。
今、例えば1000万円貯金があったとして、その1000万円が
10分の1の100万円ほどの価値しかなくなってしまったら、どう思うだろうか?
そのようなことが、人生の中で2回も起こったら、お金の価値に対して、
客観的に見えるのではなかろうか。
私達の世代のように、常にお金を追い求め、お金が万能のような状態の中で
生活していれば、お金の価値が変わるなど、想像がつかない。
先月、世界中を騒がせたアメリカのデフォルト騒ぎ。
世界通貨として君臨している「米ドル」が、紙くずになりかけた。
その「米ドル」も、ただ純金の保有量に裏打ちされて発行されているのではなく、
ここ十数年ほどは、実体経済にもかけ離れて、ただ米ドルを刷りまくって、
世界から物資を集めまくっているというのが、現実のようだ。
お金を刷りまくったのは、アメリカだけではないようだ。
世界の国々が、多かれ少なかれ、お金を刷りまくっている。
そして、その刷りまくって、ダブついたお金が暴走し、
世界全体が博徒と化した。
いまや株だけではなく、各国の国債にまで手を染め、
国内事情が少しでも不安定であれば、ダブついたお金を使って、
その国の国債を乱高下させ、暴利を得る。
そして、ギリシャのようにハゲタカさんたちの餌食になった国は、
失業者に溢れかえり、多くの人が貧困に陥れられる。
こんなことの繰り返し。
そんな獰猛と化したハゲタカさんたちのマネーに、世界の人の生活が
崩されようとしている。
彼らは、庶民の生活など考えるはずがない。
自然破壊、伝統文化、共同体、人と人との絆の破壊など、
まったく考えない。
昔は、宗教的な感性によって、自らの心を律していたが、
多くの人々がその箍(タガ)がはずれ、短期に、自己本位に
更なる金儲けの為に、何かに取り付かれたように
突き進んでいく。
そんな餓鬼道と化した人たちに、多くの人が貧困に陥れられていく。
弱肉強食、ほんの1%の大金持ちと、99%の貧困層。
それが彼らの世界観であり、それでは経済はドンドン悪くなるし、
伝統文化、地縁、社縁、血縁などなど、人と人との絆もドンドンと
引きちぎられていく。
それから守るためにはどうしたらいいか?
それは、なるべく暴走するマネーの影響を受けないようにすること。
自給自足、もしくは地産地消にしていくこと。
エネルギーを自給できるようになれば、お金が逃げていかない。
食糧を自給できれば、やつらに弱味を握られない。
お金でも、モノでも、国内、地域で回るようになれば、
獰猛な彼らの影響を受けずに済むことになる。
彼らから、自己防衛するにはそれしかない。
獰猛な彼らが、お金を使って暴れれば暴れるほど、
世界は不安定になっていく。
そして、その不安定さを解決する為に、各国が更なるお金を刷って
安定化させよう政策を行おうとする。
しかし、その刷ったお金もたくみに、獰猛な人たちに吸いあがられていく。
お金を持った人たちが、お金の力を背景に、国を超え、ドンドンと力を
付けていく。
国を超える以上、その国の人たちのケアーなど気にしなくてもいい。
つまり、国を超越した人々にお金を通じて支配されるということは、
「民主主義」、もしくは「主権」というモノを失うことになる。
そして、もし彼らが最新の無人ロボット兵器でも手に入れたら、
もうそれは「新たな形の支配」の始まりである。
今は、顕著になってきたが世界中で、
「グローバリストvs民主主義の戦い」が行われている。
ここまで来た以上、いずれ今の通貨を「ご破算」にする日が近づいている。
具体的に言えば、アメリカのデフォルトなのであろう。
世界通貨、資本主義、市場原理主義のアメリカがデフォルトするということは、
世界に大変な影響を与えることになる。
市場に「神の手」は、消えてしまったようだ。
その「神の手」の変わりに、市場を操作し始めた輩がいる。
資本主義、さらにそれを尖鋭化した新自由主義。
自由な経済活動のため、グローバルリストに大権を与えれば与えるほど、
貧困の格差が広がり、社会が溶けていく。そして、国さえも転覆させられる。
供給過剰化した世界経済、つながりすぎたグローバル化、マネーの暴走、
このような社会変化が、多くの人々から支持されてきた資本主義が、
傾き始めた原因ではなかろうか。
むしろ、ソ連が崩壊し、巨大なライバルがいなくなったことにより、
傲慢になってしまったようだ。
生活の党の中村哲治前参議院議員が
「日本は、ギリシャのようには絶対にならない。
慢性的なデフレ構造に陥り、世界から見ても、もっとお金を使える
唯一の国。今こそ、自前のエネルギーに、脱原発にお金をつぎ込むべきだ」
と、力説している。
私もまったく同感である。
お金って、けっして永遠のモノではない。
世界通貨「米ドル」でさえ、紙くずのになろうとしている。
それより、たとえお金が紙くずになろうと、危険な原発は
存在し続ける。エネルギーの奪い合いがある限り、世界の戦争に
巻き込まれる恐れがあるし、獰猛なグローバリスト達の餌食になりうる。
そこから、脱却するエネルギーの自立しかない。
それらに、お金と人材をつぎ込んだほうのが、はるかに
未来のこどもたちのためである。
さらに、中村てっちゃんは、こんなこと言っていた
「実際に、現在のお金って、コンピューターの中だけの話なんですよね〜。
だって、実際に皆さんがお金を使っているのは、わずかなものでしょ〜。
株、国債の取引も、銀行間取引も、ローンも何もかも、コンピューターの
中で、クイック一つで出来てしまう」
と、、、。
そのコンピューターの中だけのことで、世界では戦争が起こされ、
多くの人の生活が奈落のそこに落とされる。
そして、自然環境、伝統文化、人と人との絆などなど、
人間が長いことかけて培ってきた来たものがことごとく破壊されていく。
「お金」って、いったい何なんでしょうね〜???
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