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日銀のよるETF購入とFT紙によるアベノミクス批判
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4568677.html
2013年11月08日 NEVADAブログ
日銀は、今日も日経平均を支えるために、ETFを118億円分購入しています。
一時193円安の14,034円まで下落し、そこで先物市場に買いが入れて日経平均を引き上げたものですが、 最後は141円安の14,086円で終わり、14,000円台となり、週明けは14,000円の攻防となるのは避けられません。
企業の業績は予想は好調でしたが、蓋をあけてみればガタガタになってきている企業が多くなっており、これでは株を買い上げる理由はありません。
また、FT紙はアベノミクスを批判する特集する記事を掲載しており、その記事の締め括りは以下のようになっており、アベノミクスは経済成長には失敗という結論を導き出しています。
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クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは「3本の矢が成長率の上昇という目標を同時に達成できるとの見方は厳しさを増している。現時点では最初の矢である大胆な金融緩和だけが軌道に乗っているようだ」と指摘する。
さらに、「積極的な金融緩和は今のところ一定の成功を収めたといえる。だが、主に金融市場に限られた現象で、実体経済に大きな影響を及ぼしているとは思えない」と語った。
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金融緩和策だけでは経済成長は出来ないというのは過去を見ればわかることであり、それを実践したのがアベノミクスですが、安倍総理に誤算があったとすれば、規制緩和・成長戦略をしなくても、経済は成長すると誰かに吹き込まれそれを信じたことにあります。
規制緩和・成長戦略は、言い換えれば、利権を廃止、自由経済にするということになりますが、利権を握っている者からすれば、そんな政策はあり得ない訳であり、徹底して利権放棄を反対します。
結果、規制緩和は進まないどころか、反対に規制が強化されることになってきており、利権団体の利権はより強大化し、もはやだれも反対できないまで強力化してきているのです。
FT紙はこの点を強く指摘していますが、今後、日本はやはり変われなかったとして、円高・株安が襲ってくることになるでしょうが、問題は日銀とどこまで海外勢が戦いをするかです。
日経平均は8,000円台から14,000円台に上昇しており、ここから8,000円台に突き落とせばそれは美味しい「果実」となるでしょうし、円相場も70円台から落ちたとは言え98円台であり、ここから再度70円台に持ち込めれば、それも美味しい「成果」となります。
海外ファンドとアベノミクスの戦いが今後みられるはずです。
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