01. 2013年11月07日 18:10:20
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やどかりブログ 実例集・私はこうして70歳過ぎてビンボーになった@週刊現代 さっそく立ち読みしてきましたが、この号は見開き4ページで、「実例集」と銘打っているわりには、これまでに比較してちょっと物足りない感じ。 「週刊現代」はこのころ立て続けに「貧困老後」特集を打ってますねー。これから先、この雑誌の定番コーナー化するんじゃないかと私の予想。貧しい老人が増え続けることは確実だから、本当はネタに困ることはないんじゃないかって思います。 今週号は、「相続」「老人ホーム入居金」トラブル。老親が死んで、さあ相続・・・となったときに骨肉化する兄弟の争いとかシリアスだけど、そういう話って老親が認知症になる前にちゃんと書類をつくって預けるべきところへ預けておけば回避できるトラブルですがね。投資も相続も丸投げは絶対ダメよ。「節約」って若い人の文化なんですよね・・・いくら節約しまくっていても、自分がいよいよ体の自由がきかなくなって、有料老人ホームに入ってしまえば”一律月生活費20万円以上”で、節約生活とは呼べない生活費になってしまう。 老後が貧乏だと孫にもお小遣いがあげられないからツライ・・・とあったけど、辛い気持ちはわかるけど、本当は祖父母は孫にお金なんかやらんでもよろしい。やっぱ親だよね、親がきちんと「おじいちゃんからお金をもらってはいけない」とひごろから子育てやっていないと。
退職金なんてあっという間になくなる 離婚は最悪の選択 実例集 こんなに恐ろしい定年ビンボー
■あ然 こんなにカネがかかるなんて! ■想定外の出費はこんなにある ■通院費がバカにならない ■ものすごい恥をかく ■老いてからのビンボーはこんなにみじめです ■すぐにダマされる人びと ■いくらあればいいのか 上司から叱られ、部下から陰口を叩かれるのもあと数年。バラ色の余生を謳歌しよう――そうは問屋が卸さない。あなたの軍資金はすぐに尽き果ててしまう。悲哀に満ちた「定年ビンボー」物語。 第1部 貯金がどんどんなくなる――これが現実です あ然 こんなにカネがかかるなんて! 想定外の出費はこんなにある 「こんな定年生活を送るはずじゃなかったのに……」 河田宗助さん(72歳、仮名、以下同)が天を仰ぐ。大手私鉄会社に勤めた後、退職金の大半を費やし自宅を改築した彼は、すでに貯蓄していた1200万円弱を銀行員に勧められるまま、投資信託へつぎ込んだ。 「配当金を期待しての投資でしたが、全然儲かりませんでした。結局、銀行の手数料稼ぎに利用されただけなんですよ。頭に来て1年で解約したので、百数十万円の損失が出ました」 退職直後こそ失敗したとはいえ、企業年金と公的年金を合わせて月二十数万円の年金も支払われ、同い年の妻との生活に限れば、さほど不自由はないはずだったのだが――。 「5年前、音信不通だったひとり息子がアジア人女性と赤ん坊をひき連れて、わが家に転がり込んできたんです。息子は学生の頃から役者になると定職につかず、『インドへ映画の撮影に行く』などと言っては、私のいない隙に妻から小遣いをむしりとっていました。転がり込んだときも無職同然で、いまだに家でゴロゴロ。息子はもう50歳ですよ! 年金だけで家族5人が生活していますが、中の上くらいだった生活が一転、下の中になりました」 それからは、会費が1万円かかるからと同窓会や会社のOB会を欠席し、最低3000円はかかるからと地域の会合などにも出なくなった。会社の後輩と会ったときも、最初のうちはたまたま持ち合わせがないとごまかしていたが、最近では体調が悪いとウソをつき、人付き合いそのものを避けるようになったという。 「昔から鮮魚に目がなく、『寿司はカウンターで食うもの』と偉ぶってきた私の御馳走は、月1回、孫と食べる回転寿司。夕食の缶ビールは5年前から1本に減らされ、680円の刺身盛り合わせパックに入っている12切れを、4切れずつ小皿に分け、3日かけて食べる毎日です……」 一方、月の年金16万円と預貯金を頼りに、トップセールスを誇った住宅販売会社を昨年退職した倉吉貞広さん(61歳)も、定年生活を悠々自適に過ごしたい想いを叶えられなかった。 「想定外だったのは、4歳年下の妻から、『あなたが家にいるのがすごくストレス。せめて日に5時間だけは外に出てほしい』と懇願されたことです。 私がやむなく向かった先は、パチンコ店。通い出して4ヵ月後にドル箱を15箱積み上げる大当たりを出しました。その快感が忘れられず、気づいたときには、妻に内緒のへそくり350万円を全部スったんです。 損失を取り戻そうと、なけなしの生活費を競馬につぎ込んでボロ負け。それでも、ギャンブルから足を洗えず、年金が手に入ると、止める妻を払いのけて、パチンコ店に通いました」 家庭内に居場所がなく、外に出たいがためについ始めたパチンコなのに、依存症になってしまう人もいる。倉吉さんは食費を切り詰め、キャベツとそうめんばかりの生活が2週間も続いた頃に、体調不良で1週間入院した。夫の行状に呆れ果てた妻は実家に帰ったという。 「妻や子供たちから軽蔑の目で見られたら、今度は悲しくなってきて、朝から焼酎をがぶ飲みし、アルコール依存症に近づいています。読者の皆さんにはそうなってほしくないから、恥を忍んで今回のインタビューに応じました」 総務省の調査によると、定年後の夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の実収入は月約22万2000円、支出は26万5000円('11年)。一方、大卒の定年退職者は勤続35年以上で2335万円の退職金をもらう('08年、厚労省調べ)。これに定年前の貯金や定年後の公的年金を加えれば、サラリーマンの多くは、ひとまず安定した老後を送れると思っているはずだ。 しかし、ここで見ているように、定年後に思いがけぬビンボー生活を強いられている人たちが増えていることも現実である。家計の見直し相談センター代表の藤川太氏が解説する。 「本来なら定年後の投資は失敗が許されず、収入も低くなるのに金融機関の言うままに、退職金をそっくり運用にまわす人たちがいます。中には退職金の半分近くも失ってしまうケースもありました。また自分の子供や孫に大金をはたく人が多いのは、彼らに振り向いてほしかったり、他のことに使うより納得度が高いからでしょう。孫の大学の学費に4年で600万円も払う人、子供に仕送りするために70歳すぎても働く人すらいます。 住宅ローンがまだ何千万も残っているなど、私の見たところ、退職者の2〜3割は経済的問題を抱えています。定年後、破産状態になる人も少なくありません」 実際に「定年ビンボー」に苦しむ人たちの理由は様々である。彼らの告白に耳を傾けてみよう。 http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/130930/top_05_01.html
週刊誌見出し「70才からのビンボーはこんなに怖い」を立ち読み 週刊誌の見出しがセンセーショナルなのは、解かります。 しかし、いざ読んでみると、ごくごく当たり前の大人しい・常識的な内容であることが多いのですが、今週発売の 「週刊現代」のキャッチコピーは、退職者及び予備軍の目に留まることは間違いないです。 急増中!! 70才からのビンボーはこんなに怖い あっという間にスッテンテンーー、なぜ70歳でカネが無くなるのか? 病気・死別・老人ホームに入居 「一大事は70歳で起きる」 じゃあ70歳でいくらあったら大丈夫? 面白そうですね。しかし、わざわざ、400円払って買って読むほどでもないので、近所の図書館の雑誌・新聞コーナーへ行って見ました。 この図書館のコーナーには、あまり立ち寄りたくないのですが・・・理由は暇を持て余した、居場所のなさそうなシニアのたまり場 となっていて、若い女性職員からこの諸先輩方と同じように見られたくない、が本音です。 しかし今日初めて知ったのですが、鎌倉市の図書館の週刊誌コーナーには、週刊朝日や週刊文春は置いてあっても、現代やポストは置いて ありませんでした。まぁ鎌倉らしいと云えばそうなのですが・・・・
そこで、ショツピングモールの本屋さんの雑誌コーナーに行ってみると、私と同じ世代の先客三人が、この週刊現代を立ち読みしており、 斜めから覗いてみると、三人共に同じ記事「70才からのビンボーはこんなに怖い」を読んでいるではありませんか! 一緒に、立ち読みするのも少し恥ずかしかったので、しばらくパソコンコーナーに立ち寄ってから再び戻って、読んでみました。 しかし・・・・、何処にも具体的な数字「70歳でいくらあったら大丈夫?」が書かれていないのに、ガックリです。 書いているのは、FP(ファイナンシャルプランナー)の面々。 このサイトの読者なら、「そんな事を今更、若い貴方がたに云われなくとも解かっているよ。」と云う内容ばかりです。 ◆ 退職金3000万円を貰って気が大きくなり、新車購入・退職記念豪華クルーズと張り込んでも、考えてみれば 退職金3000万円とは言え、退職直前の3〜4年分の給与に過ぎず、これから先無収入の生活が一生続くということを、思い起こすべき。 ◆ 退職金を目当ての銀行・保険・投資会社の勧誘には注意。今まで銀行定期しか利用したことのない人は、 第三者のアドバイスを勧める。退職金は増やすと云うより、インフレ目減り対応で十分。 ◆ 高齢者の平均的支出とは、あくまでも平均的な金額であって、各々のライフスタイル・家族構成によって 違う。平均的な生活費の他に、親の介護・自立しない子供・本人、伴侶の病気などのリスク対応資金が必要 ◆ このリスク対応資金、或いはゆとりある生活資金を見込んでおかないと、「70才からのビンボー生活」 危険が誰にでも起こりうる。などなど 結局、70歳時いくら持っていれば安心か?はどこにも書かれていませんでした。 では、週刊現代に代わって幾ら必要か考えてみましょう。 いろいろなデーターがありますが、高齢者と呼ばれる65才夫婦(65才は高齢者なのです。)の平均的な年金は月額185,000円と云うデーターがあります。 一方大学を出て、転職もせず、60歳まで勤め上げた勤続38年サラリーマン・ 専業主婦の世帯の標準が230,000と云うデーターもありますが、これが、日本のサラリーマン世帯の標準年金額と云えるのかは疑問です。私たち夫婦のように、過去に転職があったり、55歳・52歳で早期退職した場合はもっと少ないです。 一方、支出はどのぐらいか?これもデーターが色々あり、277,700円とか、220,000とかあります。 ※この金額には、当然、税金・保険料などが含まれています。 収入も支出も低い方を選んでも、毎月50,000円 年間60万の赤字、これは、健康であり続け、生活するだけの金額ですから、これから誰にでも起きる得るリスクや、生活のゆとりを考えると最低年間100万+アルファ不足することになります。
では男性78才まで生きるとして、先ず10年間×不足分100万+α=1,000万+α ※αは人によっては500万にも1000万にもなるでしょう。 そして、残された伴侶が88才まで生きるとして、夫の年金が減少した分、支出もダウンサイジングするとしてやはり、10年で1,000万は不足するのではないかと、 推測されます。 70才時持っていなければならない金額は? 少なくとも2,000万円+アルファか? ごくごく、妥当な金額。私が現役時代に諸先輩型(一流企業にお勤めの、もっとも年金的には恵まれている世代の方々)にお聞きした、 持って安心する、或いは持っていたい金額と同じです。 何で、週刊現代は具体的な数字を書かなかったのか? 避けては通れない話なのに・・・・現実を直視しなければ、・・・・ 子供たちが全て結婚し独立した生活を営み、家の大規模改修を済ませ、定年前からの夢だった長期の海外旅行や趣味の生活をし、現在二人とも健康な ご夫婦が夫70才時に必要と思われる金額シュミレーションが、最低2000万+アルファ シュミレーションの数字は、現実に、確実にやってきます。 定年、退職後 豊かな老後を維持する為に必要な退職金の運用と投資 最近のTV東京の番組のなかで、村上龍が云っていました。 日本の定年退職者の置かれている現状は2・6・2であると。 最初の20%は、比較的豊かな、悠々自適な退職後の生活と 云われている、年収400万の基本計画の手当が既に済んでいる退職者層。 最後の20%は、退職した翌日から仕事探しをしなくては生活していけない退職者層。 残りの60%は、大半は直ぐには生活に困らないが、年金全額支給年齢までは、何かしらの仕事で収入を得る必要があり、 以後、年収300万前後のそれなりの老後生活をしていく退職者層に別れる。 年金制度だけでは生活出来ない、自己防衛・自助努力を定年退職前から始めろ、と云うのが政府の本音でもあり、 私たちの世代では解っていたことでもあります。 翌週、BS7チャンネルで同じ話題の番組が放映されました。 一般的なサラリーマン退職者の老後資金の大きなベースとなるのが退職金です。しかしこのお金は、実際に貰えるだろう年300万の年金と、 理想とするゆとりある老後を送る為に必要な年400万の差、年間100万の持ち出しの為に、使わざるを得ない大切なお金なのです。 古い統計しかありませんが、総務省人事・恩給局「平成13年民間企業退職金実態調査」によると、 民間企業の平均的な退職金水準は2220万円〜2800万円となっています。 企業規模、入社年齢などによって前後しますが、低い数字をとっても2000万円は固い数字です。この2000万を実際の年金収入と 望ましい老後年収400万のギップに充填すると、年に100万、20年で使い切ることになります。 長生きして足りない部分は、自己資金を充てるしかありません。 この計算は、65歳年金満額支給年齢で退職した場合で、60歳で退職した場合は、65歳の満額支給年齢まで、実際に貰える厚生年金基金あるいは 企業年金・国民年金比例報酬分との差額の為に、使わざるをえないので、退職金はもっと少なくなっているハズです。 団塊世代で55才早期退職の場合は(私の場合)、年金受給の60歳まで5年反対に国民年金を払い続け、60才から厚生年金基金と国民年金の比例報酬部分をうけとり、 64才になってやっと年金満額受給ですから、退職金 はあっと云う間に無くなりました。この間の経過はブログ退職9年にして、やっと年金が満額になったけど、で触れています。 早期退職とまでは行かなくても、60歳以降会社に留まらないで退職し、働かないのであるなら、年間500−(年金基金+国民年金比例部分)×5=の金額を退職金からか、 或いは、自己資金から捻出しなくてはなりません。 年間400万ではなく、500万としたのは、退職直後の5年間は、セーブする生活になれていないのと、今まで出来なかった旅行などの頻度が高いからです。 60歳前リタイヤは良いこともほんの少しあります。 退職した2年目からは、市民税はゼロになります。国民健康保険料も最低で年に2〜3万程度でした。当然です、最低課税基準に満たないどころか、収入がないのですから 、毎年春、市民税課に申告する時の用紙に、無収入でどうやって生計を維持しているか?と云う欄があり、預貯金の取り崩しにチェックして完了です。 しかし、満額受給の来年からは、市民税・国民健康保険をそれなりに払わなくてはならないでしょう。 この貴重な資金源である退職金を如何に運用するか? 結論: 久しぶり明快なコメンテーター、専門家と云われる人の意見を聞きました。 二人の専門家の意見はほぼ一致していました。「運用はするな、普通預金にいれておけ」です。 但し、がありますが暴論ではありません。2000〜3000万の当座必要のないお金をそのままにしておくと、何か罪悪感があり、 自分だけ取り残された気分や、損をしている気分になるかも知れませんが、では、何処で運用するの?、となります。 この退職金を目当てに、銀行・郵便局・証券会社・投資信託などの勧誘があります、必ずあります。しかし、専門家の意見は、 今まで、定期預金しかした事のない、投資・株取引の経験のない人たちは、誘われても手をだしてはいけない。これが結論です。 理由: ・元本は保証されません。 ・開設手数料、信託報酬、口座維持費が思った以上かかります。 ・国内株・債権限定以外の投資信託は為替相場によって収益が大きく変化します ・投信の内容が複雑で、買う本人は勿論、売っている方でさえ良く理解出来ていません。 ・全てではありませんが、投信の大元は欧米のファンド会社のものです。 ・銀行、証券会社は、何のリスクも負わずに利益が出る仕組みです。 全ての経費を差し引いての純利回りが3%というのは、ザラにあります。それでも、銀行金利よりも良い、 タンス預金よりも良い、と云うのが、売る側の理屈です。 しかし、損失が出た時に補てんは勿論しませんし、売った相手は知らん顔。全て自己責任の商取引だからです。 信託、委託であっても、投資には変わりなく、損が発生することはあります。現役時代に投資で100万損をしても、 何とか、給与やボーナスで穴埋め出来ますが、退職後の100万の損失は、痛いです。 投資信託で確実に高収益を上げるのは、ニューヨーク・ウォール街のヤッピーと、東京六本木ヒルズに巣食う外資系の 社員たちだけです。 私の場合: 現役時代は、為替を弄っていました。ドル・スペインペセタ・マルク・ユーロー、他に海外債権中心の 投資信託など、旅行好きの自分の解る範囲の国際情勢での売り買いは半分ゲーム感覚でした。 当然、損失が発生することもありますが、現役の強みじっと我慢の子の塩漬けで耐え忍んで、最終的には 利益を確保してきました。 しかし、退職した翌日に全て解約し現金化しました。 臆病者の無収入退職者では、損出が出た時に耐えられないのです。退職金は全て一時払いの70才時受け取りの 生命保険にしました。 全額一括ではなく、100万を20本に分割しました。必要な時に100万単位で解約できるからです。大手生保の将来 支払金額は固定です。潰れない限り確約です。計算すると2.7%で廻りますので、銀行に預けるよりはマシです。 本格的に、株式投資をしている人から見れば「噴飯もののお遊び」でしょうが、ハイリスク・ハイリターンは、 退職金の運用には向いていないのです。それはあくまでも余裕ある資金、体力のある人がやる事です。 補足: ・生まれて初めて、これらのまとまったお金を運用する時、 ・どのような投信が良いのか解らない時 ・これから貰える年金について誰に、何処で聞いたら良いのか TV東京の専門家が非常に良いアドバイスをしていました。 有料のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがベスト、と云うのです。証券会社・銀行は丁寧に 扱っている投信について説明はしてくれます。メリット・デメリットも、しかし、どうしても自分の扱っている 投信を薦めるのは、これは仕方ありません。 ベストは利害のない、投信を実際には売らない、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談料を払って、勉強 するのが最良の方法だそうで、納得 FP(ファイナンシャルプランナー)って何処にいるの? 鎌倉・湘南地区では、私の所属するNPOセンターの登録市民活動団体で 鎌倉FPサポートと云う団体が、サロン形式 でセミナーを行っています。ホームページ講座に参加された私の生徒さんが代表で、サイトはまだ稚拙ですが、これから リタイヤする人、既に退職された方などに的確なアドバイスをしています。商売ではないと云うのが一種安心感があります。 年金問題についても、各地域でボランティア的に活動・支援している社会保険労務士の方は、沢山いらっしゃいます。 鎌倉・湘南地区では、私の所属するNPOセンターの登録市民活動団体で 生き生きライフ神奈川年金相談室と云う団体 が相談・アドバイスをしています。ここのサイトも私の講座の生徒です。サイトデザインが独特の色使いで驚くかも しれませんが、内容は大丈夫です。 皆さんの廻りでも必ず、行政や社会福祉協議会やNPOセンターに行けば、的確な相談相手を紹介してくれるハズです。 リタイヤ・定年退職後の「第二の人生」?って言葉を考える 朝日新聞土曜版のコラム「悩みのるつぼ」に還暦を迎え定年まで働いてリタイヤした男性の悩みの相談がありました。 60才、定年後の第二の人生、どうすれば? 相談を要約すると、 廻りには、定年後の第二の人生を満喫したい方々がいますが、私にはその感覚がない。 そもそも、第二の人生と云う言葉がピンときません。第二の人生って何なんでしょう? 仕事で我慢して出来なかったことをやることでしょうか? 高額なカメラを得意そうにぶら下げて歩いたり、誰も読んでくれない自分史を書いて満足したり、少ない資産を 増やそうと株にはまったりすることが第二の人生なのでしょうか? そんなことは定年を待たずともできたはずですし、「第二の人生だからやる!」ことでもないと思います。 そんな私ですから、定年・還暦を過ぎても特段やりたいこともありません。 残りの人生に何かに賭けると云う意欲も湧きません。 ただ、最近「このままでいいのだろうか?」と云う焦りを感じています。 妻の厄介者にならず、どうすれば有意義な人生を今後過ごせるのでしょうか? 回答者 経済学者 K氏の回答は、前置き、比喩が長く、実は読んでいて、この人は何を云いたいのか良く解らなかったのですが・・・ 最後に書かれていたのが、結論でしょう 他人はどうあれ、小さな会社でもNPOやボランティアでもいい、自分が何をしてきて、これからは自分が 何が出来るのかをじっくりと考え、再出発を始めては如何でしょうか? 「第一」も「第二」も同じだと思います。 じっくりと考えて・・・との回答ですが、それが解らないから相談しているのですが、最後の「第一」も「第二」も同じと結論 付けたのは流石、プロ。 私なりの回答は このサイトを開設して10年、リアルタイムで団塊世代のオジサンの退職後ライフ・過ごし方を、許される範囲のプライバシー、数字まで 公開してきたせいか、これまでに朝日新聞「悩みのるつぼ」と全く同じ内容のメールを沢山いただいております。 内容はほとど同じで、退職後、 ・青春18キップで旅をしてみました。 ・趣味のサークルにも入ってみました。 ・人気の海外ロングステイの地へも行って見ました。 ・市民活動ボランティアにも参加してみました。 ・自分史を書いて見ようとチャレンジをしてみました しかし、全て面白くない、これが私の退職後「第二の人生」かと思うと虚しくなる。 と結ばれています。 これらの方々への返信メールは ********************************************************************************** 精神的な負担にならない範囲で、働くことをお勧めしています。 今まで数十年、毎週毎日会社へいけば、自分の居場所・机・役割があり、仲間と呼べる知り合い・友人がおり、生活に困らない収入があった のが、時間だけが無限にあり、どうぞ自分の好きな事をして下さい。と云われても、居心地の良い会社、やりがいのある仕事をして来た人ほど、 何をして良いのか解らないのは当たり前です。 現役会社員時代から、仕事以外の友人・人脈・趣味を持って、仕事と両立してきていれば、こんなことにはならないのですが、 やり直せるはずもないのですから、いっそうの事、毎日定時に起きて、仕事に行く生活に戻れば良いのです。 60才を過ぎての仕事は限定され、報酬は高校生のバイト並み或いはそれ以下ですが、目的は、今まで通りの規則的な生活、いきがいですから それで十分です。但し、精神的に負担のかかる仕事はゴメン、肉体的には多少はエクササイズと割り切り、仕事量は週4日が理想、仕事の内容は 出来れば利益追求や顧客直接対応などのサービス業ではなく、ある程度社会と繋がり、貢献できるような 仕事が理想なのですが・・・・・ 実際に私の身近で働いている団塊世代の人たちは ・老人ホームの朝夕の送迎運転手 ・大学スクールバスの運転手 ・遺跡発掘の有料ボランティア ・バスターミナルの窓口案内、キップ販売 ・市の1年契約嘱託職員 ・NPO団体の非正規、専門職などなど です。 ********************************************************************************** 「悩みのるつぼ」の回答者が言っているように人生に「第一」も「第二」もないのです。全てが繋がっているのが人生なのです。・・・が、私の場合 今は第三の人生と考えています。 子供の頃から私はかなり変わっている少年でした。高校へ入る時にはすでに、具体的に海外へ出る計画を考えていました。1963年、日本高度成長の助走期で す。ある本の中に、要約すると、人生を3分の1づづと考え、生まれてから25才までは、学び・成長する期間、25才から50才は働き、蓄える期間、50才から亡くなる75才は、 人生を楽しむ期間的な事が書かれており、15才の少年はこの時に、人間の一生は一度だけ、自由に(かってに、好きなようにと当時は思っていました)に 生きて行こうと考えていたのです。 学ぶ・成長する期間、26才までは海外で、日本の同世代の方とは全く違う環境・価値観の中で過ごし、帰国後に就いた会社は、日本の高度成長・バブルの時流に乗った ある意味付いている業界で過ごし、計画・予定よりも5年オーバーしたものの、55才でリタイヤしました。 現在は、それまでの人生の続きの第3幕です。 いつも思っている事は、臨終の際(おそらく意識はなく、多くのチューブに繋がれ、見えるのは病室の天井だけの状態でしょうが・・・)「あぁ面白かった」と 言い残して死ぬことです。 60才から64才の5年間は、大事にしたいかけがいのない第二の青春期 ゴールデン・エッジ 今年の夏、旅の友人から退職のご案内ハガキをいただきました。 1994年グアテマラの奥地、ティカールの遺跡で出会った女性です。もうあれから20年も経つのですね。 あの、猛暑の中米のジャングルのなかに聳える、マヤのピラミッドを疲れを知らずに上っていた彼女が還暦とは、私たちも年齢を重ねてきた訳です。 彼女とは、日本に戻ってきてからも、大阪から出張の度に横浜・鎌倉の自宅でお会いしてきたので、時空を超えた違和感ありません。 私たちの定年後の生活を実際に見てきているので、定年退職後、会社に残るという選択肢は全くなかったようです。私たちは、彼女に会う度に 色々なアドバイスをしてきました。アドバスは以下のとおり 60才から64才はシニアにあらず、ましてや高齢者でない 日本でも諸外国(アメリカ・台湾)でも、交通機関や入場料割引が適用されるのは、65歳から。 台湾新幹線の場合、申請すれば50%で利用できますし、 ホノルルの市バスは、短期旅行者・非定住者でも一定の手続きで適用されます。 日本では、65才から介護保険が利用できるが、何か矛盾を感じますがそれに伴い、介護保険料支払いの義務が発生します!。 気力・体力・好奇心 60才で定年退職した場合、自分の体力が落ちたと感じる人はまだ少ないです。 気力も好奇心も現役時代と同じで、どんな新しい事にもチャレンジ 出来ると思っています。確かに私たちもそうでした。若い時と同じようにどんなアジアの秘境へでも、バックパッカーの若者と一緒にバスに乗り、 地元の食堂で食事をし、ゲストハウスに泊まっても、何ら違和感を持つことは有りませんでした。 しかし、65才は違います。 人間の体はどんなに文明が発達し、便利に、科学的になったとは云え、生物学的には還暦を境に、確実に衰えてきます。昔に比べて食生活や住環境が 変わったので幾らか、衰えを感じる年齢が下がってきているのは事実ですが、65才は、今までの体力を維持するには、かなりの忍耐がいる努力が必要となります。 新たな学習・趣味の勉強にしても、好奇心は人一倍旺盛であっても、若いころの吸収力はありません。特に記憶力は衰えます。それよりも何よりも危惧するのが、 自分が高齢者であることを意識させられるのが、65才と云う年齢です。 毎日毎日、ニュースのなかで「高齢者」という言葉使われています。 この暑さ、特に「高齢者」は熱中症に注意して下さい。 事故を起こしたのは60代の「高齢者」とか、人口の5割が「高齢者」の過疎地とか 、否が応うでも、65才と云う年齢を毎日意識させられます。 私たちの場合、徐々に65才と年齢が旅の計画に影響を及ぼし始めています。 海外の場合、宿泊するホテルは、豊かな日本から来たシニア夫婦に相応しい、それなりのホテルになりつつあります。国内も同じで、求めてられてもないのに、 鎌倉に暮らす豊かな熟年夫婦のイメージを演じる自分を意識しだしています。年相応・高齢者のあるへき姿。 退職したら、時間は自由にたっぷりある、今までも行けなかった海外へも行ける、習いたかった趣味も出来るとると考えるのは、退職後5年間です。 ロングステイも海外旅行も、新しい発見・経験でエンジョイできるのは60才から64才の間です。 病院に行く回数は増え、手持ち金融資産は確実に減っていき、出費は毎月・毎年変わらずに続いていきます。そして、何時しか、自分の残された年月を意識 しだすのが、65才です。 私が、現役時代このようなアドバイスをいただたら、リタイヤ先輩の云う事と、謹んで拝聴しますが・・・・、それは貴方の人生・考え方・経験、私には おそらく違った人生が待っているでしょうと。 60才定年退職、63或いは64才まで、1年契約社員と現役時代の65%の報酬で残るスタイルが定着しつつあります。日本の年金制度では致し方ないことと思いますが、 60才から64才の5年間は、大事にしたいかけがいのない第二の青春期 ゴールデン・エッジ と云う考え方もあることを念頭において、ご決断下さい。 健康寿命とは 衝撃 日本人の健康寿命は男性で70.42歳 ロングステイ・田舎暮らしは! 健康寿命とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。 WHOが2000年にこの言葉を公表しました。ですから、かなり新しい言葉・考え方です。 平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になります。 2004年のWHO保健レポートでは、日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界第一位であるとしていますが、 一方、厚生労働省は、2010年の統計では日本人の健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳であると2012年6月に発表しました。 数値が異なっているのは、WHOとは健康寿命の定義の違いによるようです。 日本厚生労働省の調査は以下のような聞き取り調査によるものです。 問1 あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか。 (1) ある (2) ない 問2 それはどのようなことに影響がありますか。 あてはまるすべての番号に○をつけてください。 (1) 日常生活動作(起床、衣服着脱、食事、入浴など) (2) 外出(時間や作業量などが制限される) (3) 仕事、家事、学業(時間や作業量が制限される) (4) 運動(スポーツを含む) (5) その他 団塊世代、昭和23年生まれ、65才の男性が上記のような質問をされた場合、はっきり「ない」と即答できる方はどのくらいいるでしょうか? 確かに、日常動作ではもちろん問題はありませんが、外出・仕事・スポーツの分野では、以前と比べれば量的には制限されることは、感じます。 WHOと厚生労働省との差はこのあたりに出てきているのか? 衝撃 オリンピックが見れないかも? それにしても、健康で行動・日常生活がストレスなく動けるのはこの統計の70.42歳であろうことは、残念ながら 理解・意識しなくてはならないでしょう。 日本政府が推し進める65歳退職・厚生年金満期受け取りを前提にすると、退職後たった5年半しか、思うように動ける期間・年月はないのです。 ロングステイや田舎暮らしを夢見る、計画するのは健康問題に不安ない現役時代です。私も含めてこの時に自分が老いて、病気になったり、 思うように行動できず、人の手助けが必要になる事は、全く、100%想像もしないのです。 それは、自分だけではなく、伴侶とて同じです。 ロングステイや田舎暮らしは、二人揃って健康であるのが前提です。 海外ロングステイにしても、田舎暮らしにしても、何時かは終わりがきます。 必ず、帰る家・帰れる居場所の確保が必要なのです。 退職老後計画に及ぼす想定内の問題 リスクヘッジは出来るのか 以前このホームページで、定年退職後の資金計画、生活設計の想定されるリスクについて書きました。 1,自分或いは伴侶の病気 2,双方の親の介護 3,自立しない息子・出戻って来た娘と孫 など、現実に起こって欲しくないけど、確実に自分たちの老後の生活設計に影響を及ぼす、誰にでも起こりうる、言葉は悪いかもしれませんが リスクが存在します。 最近の身のまわりでの話 伴侶の病気 先週、スポーツクラブで数か月ぶりに同年代の女性のお友達を見かけました。 彼女は旅行好きですから、どこか長期間出かけたいたのかと思っていましたが、ご主人が病気で現在自宅療養中との こと。六月に急に体調が悪くなり病院に行ったところ、かなり末期的なすい臓がんと判明。ご主人の年齢は聞いていませんが、団塊世代 の女性の伴侶ですから、おそらく70少し前ぐらいでしょう。 全ての計画を中止し、治療に専念する為に都内の大病院に入院を希望するも、空いているのは一泊10万もする個室一人部屋 のみ、それでも治療優先の為に、お願いしたそうです。 治療費は、高額医療還付金で戻ってきますが、ベッド差額は当然ながら戻ってきません。10日ほどで3万円台の個室が空いて移った そうですが。想定外の金額になったとおっしゃっていました。 現在自宅療養中、ご本人もご自身の病状をご理解しているようです。 彼女も残る時間をご主人の好きなようにしてあげたいと解かっては いるのですが、一日中誰とも話さず、ベットで衰弱していくご主人と二人きりの生活が続いているそうです。 気分転換に、時間を造って 時々スポーツクラブにいらっしゃいと、声をかけて別れました。 いつか、必ず来るものなのでしょうが、70前、二人で考えていた実りある充実した老後の生活は、たった10年しか持たないのでしょうか。 親の介護 団塊世代、退職者の間でもっとも多く抱えている問題・リスクが介護問題です。 友人のご夫婦は、月の半分をご主人の母親の介護の為に、北陸へ行っています。関東首都圏にお住まいの方はご存じでしょうが、実は 富山・石川は、神奈川から一番遠い場所なのです。東北・関西・九州なら新幹線で行けますが、北陸へ行くには、西廻り米原で乗り換えか、 或いは、上越・長野新幹線で、北側から回り込むしかないのです。車も同じことです。 ご兄弟は6人、末の独身の弟さんが同居していますが、年老いた母親の面倒は見きれなく、首都圏に住む兄弟のうち、友人ご夫婦が一番時間的・ 金銭的に余裕があるとのことで、月の半分、北陸に通っているそうです。 そして、先週の衝撃的な新聞記事を目にしました。 介護をしていた、認知症の父親が家族の目を離したスキに、外出・徘徊して近くのJR貨物線に入り跳ねられ死亡した事件。 JRは、この死亡した父親の長男に対して、損害賠償を求め、判決は720万円の罰金が言い渡されました。 実際には、この父親を介護していたのは、4人兄弟のうちの横浜に住む長男の奥さんです。父親の認知症が進み介護をどうするかの家族会議 が開かれた時、兄弟の一人は出席せず、他家に嫁いだ女兄弟も難しい状況でしたので、結局、家族会議で長男が介護する、但し現役なので 首都圏を離れられず、奥様が単身、長男の故郷に乗り込んだ末の事件です。 裁判所は、実質の責任者をこの長男として、保護者としての注意怠ったと判断した判決でした。 他の兄弟には、家族会議で決まった事なので、法的連帯責任はないとの判断のようです。 家族がほんの少し目を離したスキの出来事。介護施設関係者でなくても、それでは四六時中家を閉め切り、監禁・監視し、親にGPSセンサーでも 付けろと云うのでしょうか? 当然、このご長男は控訴するそうです。しかし、一サラリーマン市民が現役を続けながら、JRを相手に裁判を続けなくてはならず、単身横浜を離れ て、夫の父親の介護を続けて、こんな目にあった奥様の心情を思うと・・・・言葉がありません。 自立しない子供 左の間取り図は、70平米後半の平均的なファミリータイプのマンションの図面です。 退職後の夫婦二人だけの生活には十分と考え、古い戸建てを 処分して、湘南の新築マンションを購入したお知り合いご夫婦がいます。 現在、この家には、60代後半のご夫婦と、40代前半の息子さん、30代後半の娘さんとそのお子さん二人の合計6名が住んでいます。 3LDKに6人! 子供の頃の4人兄弟だった自分の家のなかの事を考えれば、住めないことはないどころか、十分に住めますが、時代が違います。大人4人 です。 最初に、離婚した娘さんがやってきました。 離婚で心痛めた娘さんを快く迎えるのは、親としては当たり前なのでしょうし、可愛い盛りのお孫さんも一緒なので、今まで夫婦二人だけの 生活が一瞬輝いたそうです。 しかし、娘さんがパートで働くようになると、二人のお孫さんの世話、親子孫5人の三度の食事・洗濯などの家事すべてが、団塊世代の奥様に負担になってきました。 そこに、アメリカで10数年暮らしてきた息子さんが、アメリカでの生活に見切りをつけて帰国し、同居するようになりました。 アメリカの日系社会のなかで何となく暮らしてきた、英会話は出来ても、何の資格もない40代の独身男性が日本で仕事を探そうにも、そう簡単に 仕事が見つかる状況ではありません。帰国して半年も経つと、狭いマンションの中に暮らす父親とぶつかるようになってきます。母親は、自分たちの 子供なのだからと、父親を諭す度に、夫婦げんかになり、だんだんと父親の居場所がなくなり、一日図書館で過ごすようになってきたそうです。 これは、ラジオの人生相談のなかの話ではなく、実際に私の周辺で起こっている問題です。 日本の退職世代の誰に起きても不思議ではない事柄なのです。 リスクヘッジは出来るのか?・・・ 親も子供も私たちは選べないし、健康・寿命問題は天命です。リスク対処方は残念ながら資金力しかないのです。お金で幸せを買うことは 出来ません。しかし、幾らか不幸・痛み・不便さは、避けたり、和らげることは出来ます。 今、これからリタイヤ計画を練っている方々にお伝えできるのは、このような生臭い現実の話なのです。 投稿記事特集 誰も云わない・誰も書かないタブー 還暦退職男性の性
当サイトのBBS「定年後の過ごし方・ロングステイ・みんなの伝言/情報掲示版」には、海外ロングステイ・年金・趣味の 生活・介護・病気など、退職後のセカンドライフに関する、色々な意見・情報・発信で賑わっています。 ある日、メールフォーム経由で問合せ・質問が有りました。 タブー化している、高齢者の性の問題について発信したいのであるが、私のサイトの掲示板にダイレクトに書くと迷惑がかかるのでは、と 危惧しての事前の相談メールでした。 確かに、危惧するのは解ります。 昔から老人の性を直視する日本の社会ではなく、オープンに議論はされてきませんでした。いきなりの投稿で管理者は困惑します。そこで、 一度、発信原稿をメールで送って下さいとお願いしました。その内容を拝見してから考えさせていただく旨、ご返事致しました。 送られてきました内容は、決して興味半分のものではなく、真摯に赤裸々に還暦男性の性について、書かれていました。 しかし、当サイトには、年齢・性別に関係なく支持されていますので、誰でもが読める・見れる状態の掲示板ではなく、読みたい人だけが 選択できるこのページに、匿名・投稿と云う形で発信します。 64才男性・退職後3年・匿名希望: TV番組のなかで、男性の浮気について、女性タレントや専門コメンテーターが議論していました。 しょせん、テレビのバラエティー番組ですが、茶の間で見ている私は、そうじゃない・本当の男の気持ちが解っていない、つぶやいて いました。 誤解と反論を覚悟して書きます。男性の意識のなかでは結婚と恋愛と性行動は別物です。 男は、次のタイプの異なる女性像を同時に求めているのです。 結婚・人生生活を共に過ごす、妻として、母親として、ベターハーフとしての理想的な女性像 会っているだけ、見ているだけ、話しているだけで、心ときめく恋愛対象としての理想的な女性像 理性とか、体裁をかなぐり捨てて、単なる異性として接することが出来る妻や恋人以外の女性像 興信所の調査で、男性の浮気相手の女性は、総じて奥さんより年齢が高かったり、容姿が劣っていたりするケースが 多いと云われています。どうして?と思われるでしょうが、求めているものが違うだけです。 殆んど世の中で云われている男性の浮気と云われているものは、第三のケースですから、世の奥様方は鷹揚と構え、自分の基に帰ってくる 事を待っていれば良いのです。 還暦を過ぎた男性の性 還暦60才を過ぎた男性の性について、触れたり・見たりするのは何か汚い・見てはいけない物のように扱われます。 昔から綺麗に自然に枯れて行くのが男の花道・粋と思われています。 しかし、ぜんぜん枯れていません。良く男性の間で云われている言葉「妻以外の女性なら、何時でもOK・スタンバイ状態」は還暦64才の本音です。 妻とは、17年前が最後でした。その後はどうしていたか? 月一度、安全・清潔な、その手の女性たちとお会いしています。 都会のこれらの街の朝から夕方にかけては、明らかに 退職後の年齢と思われる男性の需要で成り立っているのは、業界の常識化している事実です。 これは女性から見ると浮気でしょうか? 男の勝手な言い分かも知れませんが、違います、決して浮気ではなく、帰る家があることを前提にして男の生理です。 そして、何歳になっても疑似恋愛はしていたいのです。 同じ年齢の退職男性とこのような性に関する話はした事はありません。 人格と下半身は別ものと解っていますが、やはり、口にだすには躊躇する現実は、65才定年が定着し、 高齢化が進んだ現代でもあります。 今回、退職者及び退職前予備軍が多く集う、このBBSに投稿しようとした理由は特にありません。 BBSで論議・意見を交わすには不適当・難しいテーマであると、自分でも解っています。ただ世の中に 声をだして云いたいのは、高齢者該当の一年前の64才は、ぜんぜん枯れていない、と云う事実を伝えたかった に過ぎません。 web管理者コメント この投稿を掲載するかどうか、非常に悩みました。この方の心情は良く解ります。 60代は枯れてはおらず、ましてやオジサンではあるけれど お爺さんではないのです。しかし、この問題で掲示板炎上を恐れて、Web管理者本人のページに投稿記事を掲載した次第です。 原稿のなかの直接的な表現や、三文字英語・検索にヒットし易いカタカナ用語の類は、柔らかな云い廻しなどに、投稿者の許可のもと訂正しています。 退職・リタイヤ後の資金計画 思わぬ落とし穴、親の介護と自立しない子供たち、そして伴侶の死 現役時代から、将来の退職後の長い人生の為に、幾ら必要か?色々な話を聞き、調べて60才退職時6,500万、65才退職時4,500万、55才では10,000万が必要なのは 解ります。 しかしその資金計画のなかに、どんな変動リスクを要因として考え、事前対処しているかと云えば、考えられる平均的なインフレ率2.5%だけです。 その他の、劇的な社会構造・経済変動には対応していません。全ては過去の統計から推測可能な数値だけで、退職後の余命にしても、統計上の平均寿命を自分の 人生に当て嵌めているだけに過ぎません。 21世紀、経済大国の日本では、南米の不安定な国や、政治体制が革命的変化をした東欧・ロシアのような急激なインフレ・価値観の変化は 考えられませんので、ある程度のインフレ率と、後は自分の健康に対するリスクヘッジと、大まかな余命を考えておけば良いと、思っていました。 しかし実際に退職し10年、65才になった時に廻りを見廻してしみると、経済的に考慮しておかねばならぬ要因が他にも存在し、しかも誰にでも相当高い確率で 当て嵌まる事を理解するようになりました。 夫婦相互の親の介護 自立しない、援助が必要な子供の存在 思いもしなかった伴侶の死 の3つです。 親の介護 夫婦の間には、双方の両親計4人がいます。何時かは看取らねばなりません。 私たち夫婦の場合、田舎で暮らす夫の父親も、妻の父親も、私たちが現役時代に、入院生活一ヶ月未満で亡くなりました。72才・73才でした。 夫の母親は、私たちが退職後、自宅で倒れて入院五日で亡くなりました。享年85才。 妻の母親85才は、妹夫婦と同居で電話口では、60代と変わらぬ声の張りで健在です。 ですから、私たちは親の介護を経験していません。 親の介護を、退職後の資金計画のリスク要因とするのは、若干抵抗がありますが、しかし確実に定年後のリタイヤ生活に大きな時間的・経済的な影響を 及ぼします。 首都圏に住む団塊世代の半数は、地方出身でしょう。(統計がないので解りませんが、感覚的には・・・)、実家で兄弟の誰かと同居ならまだしも、 年老いた両親だけ、或いは片親だけで暮らしており、介護が必要となると、今住んでいる場所や、両親の住む田舎からの距離よりも、 首都圏に住む時間的・経済的な余裕のある、次男・三男が頼りにされる姿を、数多く見てきています。 例え介護が必要な両親が兄弟と同居の場合でも、時間的・経済的な支援を求められるケースは多いです。 地方を離れた他の兄弟から見れば、 両親の家を引き継ぎ、内孫として子育ても援助され、大都会で家を購入する苦労・高額な教育費の苦労もなしに、今まできていたであるから、 親の介護は、想定済みであったのでは・・・と云いたいのを堪えなければならないのです。 都会の住む世代の親の介護に係る費用で一番負担になるのが、交通費です。 国内パック旅行と違って、個人レベルの新幹線・飛行機は高いです。若者に混じっての高速バスもありますが、年々体力的にきつくなります。 退職後リタイヤ資金計画に、この親の介護と云う浮動要因をどう組み入れるか?・・・予め確保していた自分たち夫婦二人の 趣味・娯楽・旅行などのゆとり資金から出費するしか方法はないでしょう。 自立しない・出来ない、援助が必要な子供の存在 私たちには子供はいませんが、夫側には、甥っ子三人、姪っ子一人、妻側も同じで甥っ子三人、姪っ子一人がいます、所謂団塊ジュニア世代です。 姪は二人とも結婚していますが、甥っ子の六人はいずれも未だ独身です。 団塊ジュニア世代は、成人の前後に、バブル崩壊に直面しています。この為、この世代の大学と専門学校や短大の卒業者の一部は、 就職氷河期に遭遇し、「貧乏くじ世代」「不運の世代」とも呼ばれており、現代に至っています。 私たちの甥っ子6人も例外ではなく、二名は上場会社の正社員、二名は地方の中小企業の正社員、二名は派遣・アルバイト生活で親と同居して おり、日本経済の縮図そのものです。 結婚した姪は、今の所幸せな家庭を営んでいますが、今どきの若い夫婦いつ離婚(2012年の離婚対婚姻の比は「0.35」、 夫婦3組に1組離婚時代と云われているのです)して、子供を連れて実家に転がり込んでくるか解りません。 困って、実家に戻って来た娘・孫を追い返す父親・母親はいません。何とか自立・自活出来るまで、年金生活のなかで一緒に暮らすように なります。私の廻りにでも沢山みられる光景です。 娘さんが戻ってくるのは、母親は一時的には喜ぶかもしれません。そして、派遣・アルバイトの息子が両親の家を離れられない理由は良く解ります 。しかし、これは夫婦二人の退職後リタイヤ年金生活設計からみると、想定外の要因であることは間違いありません。 退職後、戸建ての古い家を引き払って、交通の便の良い場所のマンションタイプに引っ越そうと考えていたご夫婦が、子供の為に何もして あげられなかったから、せめて派遣の息子の為に、例え古い家でもあるが残してあげようと、考えている親御さんを沢山見ています。 これらの想定外の要因に対処するにも、自分たち夫婦のゆとり資金を充てるしか方法はありません。 思いもしなかった伴侶の死 定年後のリタイヤ資金計画のシュミレーションをする場合、夫の公的・私的年金と妻の年金を考慮に入れた合計金額を常に想定しています。 保険会社などで発表される、標準的な家庭の月額年金収入は、24万〜27万円と考えられています。このうち、専業主婦だった奥さんの年金は 6.5万円、共働きであった場合は10.5万円ほどですが、若し奥さんが先立った場合、ほぼ奥さんの金額分減収になります。 男は100%自分が先に逝くと想定して、自分が逝った後の奥さんの成り行きを心配しますが、伴侶に先立たられるとは、全く考えてた事もないのです。 金銭面ではなく、妻に先立たれた夫はつらいものです。その上、いままで想定していた固い金額だと思っていた年金が減るのです。 事前対処方法なんかありません。鎌倉西御門在であった文芸評論家「江藤淳」のように、妻を追って自殺するか? 今の時、奥さんを大事にして上げ、二人の共有の時間を楽しむしかないのです。 結論; 考えたって、事前に想定したって、なるようにしかならないのです。それが私たちの短い人生です。 "Ce qui sera, sera" "C`est la vie" 月々5万円で30年間、一億円貯めるテレビCM 定年後の資金に一億円は必要か 30代へのアドバイス 最近のテレビCMで、35才から月々5万円貯めて定年の65才までに、老後資金一億円を貯めると云う、 A・プイベートバンクなる金融投資会社のサイトを興味半分で見てみました。 月々5万円、1年に60万円なら、一般サラリーマンなら十分可能な数字ですが、それでも30年で元本は 1,800万円にしかなりません。 いったい、どの程度の利回りを想定すると、30年間で一億円になるのかと、見てみると、利回り10%が、 30年間続くと云う、信じられない内容に呆れ果て、よせば良いのに暇に飽かせて、エクセルを開き1年複利で計算 してみると、確かに30年後元利合計で1億854万円になりました。 利回り年に10%。例えば昨今流行りのFX(外為ギャンブル)を例にとってみると、現状1ドル91円を円安方向と予想すると10%の利益を 得る為には、円・ドルの両替手数料往復1円と取引手数料を加味すると、101.5円にならなくてはいけません。 上手く、予想が当たったしても、30年間連戦連勝しなくてはならないのです。先ずは素人では不可能な数字です。 しかし、仮に本当に30年間利回り10%が続いたとしても、利息に25%の課税が科せられるので、手元に残るのは、8,590万 と云う、計算結果です。 利回り10%は、現実離れした数字なので、つい20年前では現実的な数字利回り5%で、月5万、30年間とこつこつと複利で 運用していくと、30年後元利合計4,185万、税引き後は、3,588万と云う計算結果になりました。 退職金の平均金額1,800万を足すと5,300万となり、まあまあ何とか余裕のある老後資金になるかなと考えられますが、 この利回り5%でさえ、今では非現実的な数値目標です。 退職時に一億円は必要なのか? 平成23年の生保のデーターで、ゆとりある老後を送る為に必要な資金6,500万円の基本的な設定は、60才定年退職で、年金満額貰えるまでの 5年間の生活費を含んだ金額ですから、満額もらえる65才退職でしたら、5年間の生活費マイナス2,000万で4,500万がゆとりある老後資金となります。 ただし、これには条件があります。 子供の教育費、結婚資金などは既に済んでいる、或いは出さない 新築同様の住いがあり、この先20年は200万円程度の小規模メンテナンス費用だけ と云う、自分たち夫婦だけを考えての条件設定ですから、子供への援助、双方の両親の介護などがあると余裕資金に食い込んできます。 夢のような年利10%・5%ではなく、現実的な対応は? これから老後資金を目指す、30代・40代へのアドヴァイスとしては・・・・私たちと世代と大きく働く環境が違っているので 、「何よ、勝ち逃げ世代にそんな事を云われたくない」と云われるのを覚悟の上で、私の経験を書きます。 ヘタな投資で増やすことや、出費を抑えるよりは、収入を増やすことを考える 原則、二人で働き、一方の収入だけで生活する、出来れば収入の少ない方の金額で生活設計をたて、人生設計に関わる 大きなものだけは、収入の多いほうから出費する。 自宅ローンは40才までに完済する。 30代は、子供も生まれて大変かもしれませんが、老後蓄え資金を中心に考えると、40才で完済しておかない間に合わないか、その後の 老後資金の蓄え計画がきつくなります。 40才から定年予定の65才までの25年間ありますが、平均的なサラリーマンの年収のピークは58才で、60才までそのまま 据え置き、60歳からはそれまでの65%程度に下がります。ですから貯蓄期間は20年と考えます。 目標金額を必要な4,500万と決めると、1800万は退職金を充てられますから、残りの2700万を20年間で貯めればよいのです。 年間135万です。二人で働いていたら決して無理な数字ではなく、おおよそ奥さんの年間フルパート代ですから、 楽勝と団塊世代のオジサンは考えるのですが・・・。 リスクの伴う投資はしない ある程度の余裕資金が出来ると、色々と有利な投資の話が自然に寄ってきますが、原則、儲かるのは銀行・証券・投資会社だけ です。確実に貯めるのでしたら、銀行に入れておくしか安全策はないのです。 そこまでして、老後資金を貯めるよりは、子供の将来に投資したり、自分たちの日々の生活を充実させたい、大半の30代の方が そう考えるのは、当たり前です。 今回の記事・アドバイスは、敢て60才定年直後で必要と云われているゆとりある老後を過ごす為の資金、6500万からあったらいいなの1億円 を貯めるには どうしたら良いか?と云う話なのですから・・・・聞き流して下さって結構です。 云いたかったのは、くれぐれも変な投資話に引っ掛らないで、と云う事です。 ライフプラン 老後の夢・海外ロングステイと一般的な老後の生活費月平均支出 「朝日新聞」生活欄に、定年・退職後の夫婦のマネープランについて、ファイナンシャルプランナーの記事が掲載されていました。 引用・要約すると 退職後の夫婦には長い老後が待っています。その過ごし方と生活費は、時期を分けて考えなくはいけません。 引退期 60代 地域コミュニティ・グローバル経済情勢・情報社会との良好な距離を保ちつつ、仕事やボランティアに励み、今まで出来なかった、 したかった旅行や趣味を楽しむ時期、収入よりも支出が多くなるのは、当然と考えるべき。 悠々自適期 70代 社会との一定の距離をおき、家族・夫婦の生活を第一に考え、旅行や趣味を楽しむ時期、ここからは手持ち資金を増やそうとは 考えずに、入ってくる収入とバランスをとりながら過ごす晴耕雨読の時期 老後期 80代 体が衰え、病気や介護を受けることも考えて、そろそろ自分の人生を振り返り、整理・整頓、悔いなき終末を 迎える準備の生活する時期、自分の死後、配偶者が平均寿命+10年、無理なく生活出来る資金を確保する時期でもあります。 これを実践するには、老後の生活のキャッシュフロー表を作成し、収支が自分たちが望む・理想とする老後生活がおくれるか、予め シュミレーションする事が大切です。 退職後の一つの夢である、海外にロングステイを希望する人たちは益々増えているのは、私のサイトのアクセス数に反映ししています。 特に、昨年の東日本大震災以降 倍以上のスピードで増えています。 日本の安全神話が崩れ、先行き不透明な年金問題、そして円高の追い風の影響でしょう。しかし、海外ロングステイは、 上記解説の引退期のみと考えるのが、妥当でしょう。 私たち日本人が、70代半ばまで生活環境・文化の異なった異国で生活出来るとは、思えません。出来る方は、資金に超余裕のある一部のお金持ち層か、 或いは、反対に日本では年金だけでは生活出来ず、物価の安い海外で暮らさざるを得ない方たちです。 超お金持ちの個人事業主や、海外ロングステイを経済的な理由で選択する人は、極く少数であり、ほとんどのご夫婦は、退職後の一時期のみ、今まで出来なかった、異国での 生活を楽しみたいだけです。 ロングステイをスタートする時期・期間はどのくらいなのか? 統計はありません。私たちのこれまでの見聞きした経験から云うと、海外ロングステイを実践するのは、退職直後から3・4年ぐらいまで、平均的な退職年齢 からすると、63才から67才の間と推測されています。 どのくらいの期間?は「全く解りません」が正直な答えです。 私たちの知っている限られた狭い範囲の中で、円満に仲良く、海外の ロングステイ生活をエンジョイしているご夫婦は数組です。 ご夫婦二人でこられて、最終的にご主人だけが残ったり、年に何度もご主人御一人で滞在されているケースなら、山ほど知っています。 55才で退職し、現在9年を経過中の私たち夫婦を例にとりましても、退職直後と現在では、行く回数も滞在日数もほぼ半分になってきています。 海外ロングステイとは、日本に生活基盤・財政的な裏付けがあって初めて成り立つのです。 一般的な老後の生活費 総務省家計調査 2011 夫65才以上、妻60才以上の無職夫婦の平均的支出は月約26万円だそうです。 収入は約22万円で、うち20万6千円が年金。単純に計算すると、約4万円の不足となります。 詳しくお知りになりたい方は総務省家計調査をご覧ください。 そんなに、かかるの?と考えるのか、或いはそんな金額では生活出来ないと考えるのかは、生活スタイル・収入・資産によって当然違いますが、 この月約26万円は、年間に必要な金額を12月で割った、1ヵ月分です。 年間にすると312万円 です。 退職直後、あるいは引退期60代の海外ロングステイを目指すご夫婦が、この金額で納まる訳がないのは明白です。 年に数回の滞在型海外旅行、数か月に一度の国内個人旅行、夫婦各々の趣味の月謝、社会生活に必要な情報機器、交通費、冠婚葬祭費、そして 医療費がここに加わります。 これは、私の推測ですが、年間312万の平均的な支出のご夫婦とは、70代後半の悠々自適期・老後期のケースではないかと、 思っています。 平均支出・平均寿命・・・・ 日本人は平均値とか、偏差値とかを見て、自分の置かれているポジションを探る傾向があります。 しかし、平均値は全体のなかの目安・比較であって、各々の人生感・価値観・生き方によって違うのは、当たり前ですし、ましてや 平均寿命に至っては、保障寿命ではないことは、最近の入院騒動でつくづく感じています。 今回、これから定年・退職後のロングステイを考えている方に伝えたかったのは、退職後の経過年齢ごとによって、 月平均生活費は違うと云う事を念頭において、ライフプランを立てる事をお薦めしたかった次第です。 ※参考年代別年間予算 私たちの場合 定年後の医療費 歳をとると医者代がかさむは本当でした。 リタイヤ資金計画作成の為、エクセルに向かって色々なケースを想定して、データーを入力していた40代後半から50代頃、 何時までも元気でいられるとは流石に、思ってはいませんでした。 そして年間の旅行・趣味の予算を組む時に、カミサンから医療費も想定するように言われました。 当時医療費といえば、風邪と歯医者 程度で、あらためて医療費の項目で設定しなくても良いのでは思ったのですが、二人で月に1万円、年に12万円で合意し、旅行経費・趣味教養費・ 医療費合計で組みました。 リタイヤしてから還暦を迎えるまで、この医療予算は毎年あまり、年の瀬の美味しいものに化けました。 しかし、先輩諸氏が云っていた「還暦を境にして、体力は確実に衰える」は本当でした。 男性の衰え「メ・ハ・○○」を実感しています。 団塊世代のど真ん中昭和23年ですから、現在63才、特別大きな持病も、症状もないのですが、ここにきて医療費が予算以上に出て行きます。 笑っちゃうような出来事ですが、ここ1週間で5つの医療機関に行きました。ものすごくプライベートな、個人情報にかかわる内容ですが、 後に続く人々の為に公開します。 医療機関 内容 医療費+薬価代 合計 金曜日 内科クリニック ・高血圧抑制 ・痛風予防 ・逆流性食道炎の疑い 診察費 1,250+薬 2,220 3,450 土曜日 歯科クリニック ・歯周病治療 治療費 1,010 1,010 月曜日 皮膚科クリニック ・乾燥肌治療 診察費 1,040+薬 810 1,840 火曜日 総合病院泌尿器科 ・前立腺PSA検査 検査・診察費 1,250 1,250 水曜日 眼科クリニック ・緑内障予防検査 検査・診察費 2,510 2,510 合計 10,060 ご覧になって解るように、ほとんどが予防の為の検査です。 人間の体のパーツの耐久年数は、やはり60年なんでしょう、減価償却を終えたパーツを使い続けるには、非破壊検査とメンテナンスが必須なのです。 この先大きな病にならないように、早期発見・早期治療で、なるべく将来の出費を抑える 為に、還暦を過ぎた男性は色々やらねばならないことがあるのです。 この1週間のようなケースは希ですが、来週もやはり、歯周病治療で歯医者さんに行くので、今月の医療費予算は私一人で使い切ってしまっている 勘定になります。 老人は暇で行くところがないから医者に行くのだろう なんて、若い頃はうそぶいていましたが、63才、身長170cm・体重66.5kg・週に2回以上のスポーツ、酒は飲まず、タバコは時々(昨年止めたのですが?) の比較的健康な状態で、こうなのです。 定年を延長して64才まで働き、定年後夫婦二人で旅行を楽しもうね、と云っていたのに定年後病院通い。 これは他人事ではなく、十分あり得る話なのです。仕事をしていた時は、クリニックに行く時間も余裕もなかっただけの話で、一般的な団塊世代の 男性なら、私と似たりよったりのハズです。 くれぐれも健康で、そして備えて下さい。 退職後資金計画・暮らし方・過ごし方の予期せぬ、想定外の問題に対する変更、修正は? お気に入りの風景 退職したら、絶対に住環境を変えよう、引っ越そうと考えて、今の住いを見に来たのが2004年3月でした。 目の前の公園には、まだ固い蕾でしたが何本もの桜が見えます。 4月の桜の季節になれば自宅のリビングに置く予定の ロッキングチェアーからこの風景、子供たちの遊ぶ姿、そしてウグイスの鳴き声が想像されて、即日決断しました。 正解でした。春の季節、公園のそめい吉野から始まり、濃いピンクの八重桜、向かい側の山肌にさく薄い山桜と長い 間これらの風景を楽しめます。 理想としては、「ゴッドファザー」のラストシーンのように、自宅のロッキングチェアー(これだけは、大贅沢をして、 ニューヨークブランドの一品を購入しました。)に座り、春の山々を眺めながら、人知れずに穏やかに人生を終えたい と漠然と思っていました。 自分が逝く年齢としては、根拠はないのですが73〜78才の間。全てはこのあてのない願望に基づいて資金計画などが、 今まで進行してきた訳です。 しかし、そう予定通り行かないのが人生です。 70才を超えたあたりで何かしらの病なり体力の衰えで、この東南に面したリビングに置いたロッキングチェアーに座り、 カーテン越しの柔らかい日差しの中で一日、読書やTVを見たり、外の公園の桜や新緑や、子供たちの遊ぶ姿を見て過ごす 一日を想像していたのですが・・・・ それは意外に早くやってきました。 リタイヤして、4年目59才の誕生日を迎えた時に、掛かり付けのファミリードクターより、中高年男性特有の前立腺ガンの 検査PSA血液検査を薦められ、受けてみた所、上限値の4.0を若干上回る値が検出されました。 特別、体の変調もないので暫く様子を見ることにし、四か月に一度づつPSA検査を受け始めたのですが、 検査の度に値が僅かですが上昇してきたので、大病院で精密検査を受けることにしました。 エコーでは解らず、MRIでも見つからず、最終的には、針生体検査となりました。直腸から装置をいれ前立腺の組織を10か所 採取する検査で、出血・感染症を考慮して一日入院となります。 うわさに違わず、かなり痛い・苦痛を伴う検査で、終わった後は二度とするか!と思う検査です。ちょうど3年前のことです。 しかし、ここでもガン細胞は検出されませんでした。 その後、四か月に一度づつのPSA血液検査は、徐々に上昇し続け、今年の初めにはついに二桁、11となり、再度、あの痛い針生体検査 をしなくてはならない事になりました。 痛いこと、嫌な事は先送りするタイプなので、検査直前までミャンマーの外国人観光客解放直後のカレン・モン州を 旅して帰国3日後に検査を受けました。この際のいきさつについては、ブログ 4/10 鎌倉の桜は満開、しかし体調不良と人生初の救急車搬送 に書いています。 前立腺PSAマーカー二桁と云うと、ほぼガンである確率は極めて高く、検査の結果を聞く前にある程度の覚悟はしました。そもそも、 何でも楽観的に考えるようにしています。前立腺ガンは進行が遅く、他の臓器に転移する割合も少ない、但し骨への転移が多いらしい、 しかし、廻りで大腸がん・喉頭がんで亡くなって話は良く聞くが、前立腺がんが原因で亡くなったと云う話は、聞いた事がない、天皇陛下 も同じ病気だし、鎌倉の知り合いに聞くと、70代前後の10人に一人は前立腺がん患者だと云うし・・・、まあたいした事がないか、と 自分に言い聞かせて、病院に行きました。カミサンはその日はお稽古事、一人でいける?一緒に行こうかと声をかけて来ましたが、今日明日どうのこうの と云う訳でもないので、一人で行きました。 極めて玉虫色の結果 前立腺針生検は10ヶ所の組織を採取し、2か所以上にがん細胞が見つかると、即治療が必要と云われていますが、私の場合、 9ヶ所からは何にもなく、1ヶ所に判断に迷うグレーな細胞があり、院内(湘南鎌倉総合病院)では結論がでないので、外部の 先生にデーター分析を依頼する、その結果は1か月後と、なりました。 私が想像、勝手に思い込んでいたように、今日・明日、数か月の間にアクションを起こすような話、状況ではなさそうです。 ちなみにと、前回の前立腺針生検検査とミャンマーの下痢騒動が重なり、精神・体力面の消耗があったので、5月に温かい所で少し 休養を考えているけど、支障ないかと主治医に聞いてみると、全く問題ないとのご返事でした。 で、何処へ・・・すいません、5月半ばの鎌倉NPOセンターのフェスティバルが終わった後、10日間ほどホノルルで骨休みしてきます。 退職後資金計画の変更、修正は 退職後資金計画・暮らし方・過ごし方が、現役の時に造ったシュミレーション通りに行くとは考えてはいませんでした。その都度の修正 は必要だろうと思い、実行しています。 ・毎年12月に1年の決算をし、翌年の予算を造っています。 ・予算の変更・修正幅はそれほどでもなく、概ね10万前後の修正で済んでいます。 ・病気に対する出費は、旅行予定費用(年間180万)を振り替えることで、クリアしています。 ・年金の減額、消費税の増額はおりこみ済み想定内です。インフレ率は1.7%を想定。 想定外の問題 10〜14年後の73〜78才で逝く予定が、今回の前立腺問題で、悪くすると60代後半になる可能性が出て来たのです。 後4〜5年となると 今からやっておかねばならない事が発生してきます。 我が家のカミサンは、パソコンはおろか銀行のATMの操作も出来ませんし、昨年ようやくSUICAにチャージ 出来るようになったほどの機械オンチなのです。 我が家に残されたお金が幾ら、何処にあるかも知りません。海外旅行に100回も行っているのに、英語はおろか、今いる都市の名前 さえ覚えていない始末、能天気と云うか、考えてみればこんな幸せな女性もいないのでは、と友人から 冷やかされるほどなのです。(※願わくばカミサンがこのページを読まないことを祈っています。自分でこのサイトに辿り着くのは 不可能と解っていますが・・・) この玉虫色の前立腺問題を機会に、何とかしなくてはなりません。 私が予定より早く逝く場合、カミサンが一人で生きて行く時間が長くなりますので、資金計画を変更しなくてはなりませんし、生前整理のスピードも 早めなくてはなりません。 来月の結果の良否に係らずこの計画は進めて行かなくてはならないので、試しに、5月のハワイ旅行の銀行振込みをカミサンに 教えようと誘ったのですが、「私一人だと海外旅行に行かないから、覚える必要はない」と断られました。 大丈夫! 私がいなくても、カミサンは一人で生きて行けるでしょう。 Webで広がる団塊の輪 2010年6月出版社「法研」より、男おひとりさま術と云う本が出版されて、話題になっています。 この本は前編として、上野千鶴子著のおひとりさまの老後があります。 結婚していようがいまいが、世界一長生きの日本女性は、最後は「おひとりさま」になる(確率が高い)。 そこで、元気なうちに、セーフティネットを準備し、予備知識を得ておこう、というのが、この本の内容で、シニアの女性から絶大な支持を 得られました。 「男おひとりさま術」著者のジャーナリスト中澤まゆみさんはこの時、おひとりさまの老後 の姉妹版として、おひとりさまの法律をだして、好評を博しました。 「男おひとりさま術」(出版社・法研)は、その男性版です。 女性の多くは、いつかは自分が「おひとりさま」になる事を知っている。 男性の場合、ほとんどの人は自分が先に逝くと信じており、妻に先立たれた後の事を考えもしない。 この本は、そんな男性シニアに向けた おひとりさまの老後の男性版です。 キャッチは 「あなた、私がいなくなっても、この本があれば大丈夫ね。」 なにはともあれ、まず自立 自分のからだは自分で守る どうなる老後のお金 今の家は終の棲家か ありあまる時間をどう使う 介護は突然やってくる この本の「今の家は終の棲家か」の章で、当サイトが紹介されています。 3週間のアルゼンチン滞在から戻って、メールをチェックしたら、面識のない著者の中澤まゆみさんから、新に 出版する「男おひとりさま術」への当サイトの掲載依頼がありました。 本の内容をろくに調べることもなく、リタイヤ団塊世代への情報発信のお手伝いの一環として承諾したのですが、出版された 本を手にとって見て、改めてリタイヤ・定年・団塊世代の男性に必要な本だと認識しました。 著者の中澤まゆみさんは、私達と同じ「団塊世代」です。今回そのネットワークを生かして、同世代の男性たちに アンケートを御願いし、インタビューを重ねて、この「男おひとりさま術」が出版されました。 自立とか、どうやって老後を過ごすとかは、経済的な問題も含めて、30代後半からたえずシュミレーションをして来ていますので、 今更云われる事でもないのですが、私達夫婦の老後計画には、「カミサンが先に逝く」は一切考えていませんでした。 この本を一番喜んで読んだのは、私ではなく、カミサンでした。 大量の写真をどう整理するか? 65才になる前に、老前・生前整理をそろそろ始めなくては。 2012年7月16日は、海の日で祭日でした。 この日早朝から、我が家の周辺では異変が起きていました。 近所の中堅スーパーマーケット・大型ドラッグストアーの駐車場が開店前に満車になり、 閑静な住宅街の裏道にも、違法駐車が目立ちます。 理由は、毎年この時期自宅から徒歩数分の距離にある、神奈川県立大船植物園(通称・大船フラワーセンター)が、ハスの開花に合わせて、3日間だけ 6時に開園にします。そして、海の日は感謝デーとして、無料開放するので、早朝6時前から大勢のシニアカメラマンが押し寄せるのです。 最近、高級一眼レフデジタルカメラの普及・低価格化で、大船フラワーセンターはシニア、特に女性カメラマンで賑わっています。何故か? 湘南周辺のビギナー写真愛好家の間で、云われているのが、「困った時のフラワーセンター」と云う言葉です。 概して、ビギナーカメラマンの被写体・撮影対象は、「花と富士山」です。 何故かと云うと、山や花は動かないでいてくれるので、初心者としては、構図や露出の学習になるからです。いわゆる、動きのあるお祭り・子供・街角風景・ 或いは報道系写真は「スナップ」と呼ばれ、初心者には難しい分野です。 被写体対象に困ると、高齢者割引で入場できる、大船フラワーセンタターにカメラマンはやってくるのです。 私の場合、アジアの人々の生活・お坊さんの托鉢・少数民族の市場などですから、完璧に「ナスップ派」です。 「ナスップ派」から云わせると、動かない花は綺麗に撮れて当たり前、なのですが・・・・・・、それはさておき、この無料開放の日、一万数千人の人が 大船フラワーセンターのハスの写真を撮ったことになります。 では、その写真の行く末は? 我が家には、大量のネガ・ポジフィルムフォルダーと、プリントした写真アルバムがあります。 ・私の幼少期から独身時代までのもの ・カミサンの生まれてから結婚するまでもの ・結婚後のこれまでの二人の生活 ・そして最も多いのが海外旅行の記念アルバム数十冊 その時々の思い出が蘇ってくるのですが、しかし、考えてみれば、これらのアルバムを開いて見たのは、何時だったっけ?。写真を貼って完成した 時見ただけで、その後は、何十年と見ていません。 自慢のベストショツトのスナップも今見ると、平凡なもの、私の書斎・書庫のかなりの部分を占領しているこれらのアルバム類を何とかしなくは、 いけません。 元気なうちに、行動力のあるうちに、ある程度自分の廻りの物を整理しておこうとは、常々思っていました。そしてスイツチが入ったのが、元同僚(66歳・大腸ガン)と 義兄(田舎の姉さんの夫)の心筋梗塞による突然死71歳でした。 最低限、今、バソコン絡みで何をしなくてはならないのか ・大量にある写真のデジタル化と、場所を占めている重いアルバムの廃棄 ・パソコン内の写真フォルダーの整理、自分以外の人間にも解るように。 ・必要な画像、ファイルをバックアップ用の別ドライブにコピー ・バソコンが苦手なカミサンでも見れるように、DVDスライドショーを時代毎、旅行国別に作成。 ・銀行・保険・年金関係の資料リストの作成、他にペーパーレベル日付入りプリントアウト ・住所録の整理、現業時代・退職後、趣味・ボランティア等の項目に分けて保存、日付入りプリントアウト ・人には見られたくない類の画像・動画・お気に入りサイト登録などの処理(削除) 一日中、部屋中アルバムで散らかし、パソコンとスキャナーに向かっている私を見て、カミサンは、 「そうやって何事も事前に準備する人ほど、簡単に逝かないのよね。」 と云っていましたが・・・・、必ず感謝する日は何時か訪れてくるでしょう。 定年後、退職後に始める インターネット・ブログ・SNS(フェィスブック)・ツイッターの世界 私が55歳で「勝手・わがまま・自己都合退職」(社内ではそう呼ばれていました)した9年前、2003年当時の インターネット通信テクノロジーと手段と云えば、パソコンを使ってのメールとホームページでした。 通信回線はADSLから光への移行期、携帯電話は一部の超忙しいビジネス人種の通信手段の道具であり、子供・年寄までが持つ時代になるとは 思いもよりませんでした。(たった9年前なのに)。 2012年春、現役・退職シニアを世代を問わず囲こまれているのは、何時でも、何処でも情報が手に入る(追いかけくる)通信環境の世界です。 今や情報伝達の手段は多様化し、ホームページ・メール・携帯・ブログ・SNS・ツイッターなど、もはや拒否出来ない状況に なっています。 しかし、リタイヤ・退職したら、現役時代に使用していた便利な通信手段や環境の何を残し、何を捨てるか、 選択する必要があります。 シニアリタイヤ世代に本当に、携帯・スマートフォン・フェスブック・ツィターは必要なのか? 考えた理由は ◆ 今までと全て同じような情報の必要がなくなり、取捨選択した情報・手段のみを残す。 山奥の仙人のような暮らしをするわけでもないので、情報は必須ですが情報過多の為、現業から離れた途端に、時として自分が社会から 取り残されているような疎外感は、多かれ少なかれ感じます。 建設業界に身を置いていた私の場合、自分の耳に入ってきていなかった大型・超高層ビルの建設がマスメディアで報道される度に、ある種の寂しさは感じた時期がありました。 しかし、もう良いではありませんか?そのような情報はTV・新聞で目にする程度で。 ◆情報・通信料の経済的な負担が莫迦にならない 退職して一番驚き、財布にこたえるのが、交通費の高さです。鎌倉から新宿まで890円、往復1,780円です。 次に、情報通信料と情報端末機の値段です。今までは会社負担であったり、経費として処理できていたものが、全て自分の財布から 月々、それも永遠に出費し続けるのです。 本当に必要なものか、スマートフォンは最先端であるかもしれないが、普通の携帯でも良いのでは? いっそのこと携帯も必要ないのでは? 決 断 携帯電話は待たない 携帯電話は、退職した日に会社に返却し、その後一切持っていません。 特別困る事は、全くありません。私が困らなくとも廻りの友人や、NPOスタッフや講座の生徒さんが困る、不便と感じているかも 知れませんが、それはひと月に一度か二度の事、パソコンメールなら、何時でも繋がるのですから全く問題はありません。 フェスブックもツイッターも不要、Webページ以外はやらない 退職した当時から、ブログとか、SNS(今ではフェスブック、日本ではミクシー)が取り沙汰され始めていました。 ブログの簡単さと反応・反響の良さを薦める方が多いのですが、じっくりと本当に必要とされる情報を発信するには、大容量の スペース・読みやすいデザイン性を考慮すると、Webページがベストと云う結論に達しました。 それも、安易なホームページ作成ソフトで造るのではなく、正々堂々HTML・CSS・Javascript・CGIで全て手書き、Webページ を構成する画像関係も、安物フリーソフトではなく、王道のPhotoshop作成と決めて、今日に至っています。 SNS・フェスブック・ツイッターの情報発信・伝達能力は解っています。 しかし、私が発信したいのは定年退職を身近に控えた50代後半のシニア向けの情報です。この世代が簡単にSNSのメンバーに登録し 仲間になるか疑わしいのと、今大流行しているフェスブックは、本名登録が原則です。 つまり、かなり部分のプライバシーを公開しなくてはなりません。googleが世界のデーターベースを目指しているように、 もしも登録すれば私の名前から、あらゆる情報が収集・蓄積され、結果的には企業の利益になっていくのでしょう。 仮想上の世界の友人よりも、身近な、顔が見える人間関係・オフラインの友人を大切にしようと思います。 そんななか、親しいシニアの友人が、ツイッターを始めました。 68才でツィター始めた友人の意外な理由 私が所属している「ビデオ・動画映像」のクラブの先輩・師匠・大先生である友人からツィターを始めたとの連絡がありました。 その理由が変わっています。この先輩は68歳・男性・独身、趣味は野鳥観察と最先端動画画像作成、湘南に住む傍ら、日本中を 野鳥観察と撮影で廻っており、ご自宅のマンションには月のうち、半分しかお住まいではないのです。 ツィター発信の理由は、ご本人の承諾をえて下記に紹介致します。 報道によると、孤独死が増えているそうです。 高齢化と共に独居老人が増えているわけですからそれはやむを得ないことだと 思いますが、問題は死後、発見までに時間がかかるケースが多いと言うことです。 そのため、発見時点では部屋の中が悲惨な状態になっていて、後片付けが大変な 事例が多いそうです。 改装等も含めて500万円くらいかかった例もあるとのことです。 そこまで極端ではないにしても、発見が遅れれば遅れるほど周囲に大きな迷惑を かけることになると思います。 実は私もマンション(賃貸)に住む独居老人です。親族は近辺にいません。 それで色々考えたのですが、ツイッターを利用して「生存シグナル」を出し続け、複数 の人にモニターしてもらい、もしそのシグナルが途絶えたときに何らかの対処をお願い したい、と考えたわけです。 ※ボケてしまって、ツイッターなんか出来ない状態になったらまた別の事を考えます。 具体的には以下のことを皆さまにお願いしたいと思います。出来るだけ多くの方に ご理解・ご了承戴ければ有り難いと思っております。 @ツイッターに原則的に毎日ひとこと書きます。ですので『書き込みの有無』を、毎日で なくて結構ですので、チェックをお願い致します。 内容の吟味ではなく、『書き込みの有無』をチェック戴くだけで結構です。 ツィターURL A予告なく、1週間以上書き込みが途絶えたら、何かあったと思って私のケータイに 電話をお願いいたします。080−XXXX−ZZZZ Bケータイで連絡がとれなかった場合、固定電話に連絡をお願い致します。 固定電話は 0466−ZZ−YYYY です。 Cそれでも連絡が取れなかった場合「地域包括支援センター」に連絡をお願い 致します。 ここは市が一人暮らしの高齢者を対象に支援を行っているところです。 0466−XXX−YYYY 連絡には私の名前と住所を言って下さい。 多分、職員もしくは民生委員を私の部屋に派遣して戴けると思いますので、あとはそこ にまかせて下さい。 大変迷惑なお願いかと思いますが、これも縁と思って諦めて戴いてご支援の程、よろしく お願い申し上げます。 こんな、通信手段の利用もあるものかと、納得した次第です。 団塊世代 定年後の過ごし方 生き方 シニア・団塊サイト情報相互リンク集 このサイトは、これから定年を迎える、或いは既に退職した、元気な団塊世代の方々の生き方 を紹介するサイト・リンク集です。が、意外とweb上に、優良なサイト数が少ないの驚かされます。 検索サイトで、と「団塊 定年」で探すと殆どが、2007年の団塊世代の退職を扱った本・記事或いは 退職資金を狙った金融・不動産・旅行企業ばかりが上位にいます。 優良・役に立つサイトが有りましたら、自薦・他薦を問わずBBSへお書き込み下さい。 判断してリンク致します。メルアドは公開しておりませんので、必ず下記メールフォームから、御連絡願います。 自分史作成サイト「あゆみ」 シンプルな操作性、安心サポート付きで、自分史をweb上に残す サービスサイトです。 年金で行こう、シニアの海外旅行&長期滞在 客観的・具体的に旅の準備などを紹介している、優良サイト 近い将来に海外長期滞在を計画 私と同じ1948生まれの、同じ方向に踏み出している団塊御夫婦のロングステイ計画のサイト 海外ロングステイ総合案内 団塊リタイヤ世代向けのロングステイサイト集 団塊世代のセカンドライフ 団塊世代の定年退職後や、第二の人生を考えている人達のライフスタイルを応援する情報サイトです。 生き生きセカンドライフのすすめ 美しいデザイン・構成で、これからwebUPを目指すシニアの参考になるサイト シニア・中高年の趣味探し・友達作り【ハピスロ世代】 シニア・中高年に人気の趣味情報やイベント等の娯楽情報、友達作り・出会い探しの交流サイトです。 http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/lifelink.html#binbo
[12削除理由]:無関係な長文多数 |