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金利上昇がもたらす、悪夢のシナリオ デフレ脱却なら、日本の財政はどうなるのか (週刊東洋経済) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/631.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 05 日 09:22:00: igsppGRN/E9PQ
 

金利上昇がもたらす、悪夢のシナリオ デフレ脱却なら、日本の財政はどうなるのか
http://toyokeizai.net/articles/-/23041
2013年11月05日 野口 悠紀雄 :早稲田大学 ファイナンス総合研究所顧問


金利水準の低下によって、財団や年金基金が運用収益の減少に悩んでいると前々回で述べた。その一方で、利益を受けている部門もある。その典型が、財政部門である。巨額の借入がありながら、支払利子が抑えられているのだ。その結果、財政規律が弛緩した。

日本銀行の資金循環統計によれば、非金融法人企業の借入残高は、1995年頃がピークで609兆円あったが、その後減少し、2012年度には407兆円と、ピークの3分の2程度になった。他方で、中央政府の負債である国債・財融債の残高は、79年度の52.5兆円から12年度の690兆円まで増加した。

いまや、国が最大の借り手だ。12年度においては、国債・財融債残高が非金融法人企業の借入残高より283兆円多くなっている。

部門別の貯蓄投資バランスを国民経済計算で見ると、01年度には、非金融法人企業の純貸出が10.6兆円、家計の純貸出が15.2兆円であり、家計が国内で最大の純貸出部門だった。ところが、11年度では、前者が29.8兆円、後者が11.4兆円となった。このように、現在では、非金融法人企業が国内で最大の純貸出部門である。一般政府の純借入は01年度の32.5兆円から11年度の42.3兆円に拡大した。

前回述べたように、リーマンショック以降の金利水準は、実質成長率や物価上昇率との関係で見ると、低すぎる。今後上昇することは十分ありうるだろう。そうなった場合、いくつかの問題が生じる。

一つは、国債を大量に保有する金融機関の資産が劣化することだ。ただし、日本の銀行は、保有国債の残存期間を短縮化することによって、この問題にすでに対応している。

■金利が上昇すると国債利払いはどうなるか

最も深刻な問題は、国債の利払いで生じる。金利上昇の影響を見るため、次のように仮定しよう。(1)13年度と同額の借り換えと新規発行が、今後毎年度なされる。金利が上昇すれば、この部分については、利回りが高くなる。(2)13年度と同額の償還が、今後毎年度なされる(償還額より新規発行額のほうが大きいので、残高は時間とともに増加する)。(3)残りの部分の利回りは、13年度の水準のまま変化しない(厳密にいうと、時間の経過に伴って残存部分の平均利回りは変化する。しかし、ここでは、この効果は無視する)。

実際の数字を見ると、12年度末の国債残高は822.7兆円だ。また、13年度の国債発行総額は170.5兆円である。うち借り換え債が112.2兆円、新発債が58.3兆円だ。また、13年度の国の一般会計において、国債の利払い等は9.9兆円で、一般会計予算総額の10.7%を占める。現在の国債利払いを国債残高で割って平均利回りを求めると、1.16%となる。

これらの計数を用いてシミュレーション計算を行うと、18年度末までで残高がすべて入れ替えられてしまい、平均利回りは新しい金利になることが分かる。それによって利払いはどのように変わるだろうか?

14年度以降において、国債の平均利回りが一挙に2%、あるいは4%になるとしよう。その場合、一般会計の利払いは、図に示すように増加する。新金利が2%の場合には、18年度における利払い総額は20.3兆円と、現在の2倍以上になる。4%になった場合には、利払いは15年度で20兆円を超え、18年度には40.6兆円になる。

話はこれで終わらない。国債残高の増加に伴って、利払いは、それまでより増加率が低下するとはいえ、18年度以降も増加を続ける。新金利が2%の場合であっても、25年度における利払い額は25兆円近くになる。新金利が4%の場合の25年度の利払いは約50兆円になる。つまり、現在の予算総額の半分近くになるのだ。これは、「悪夢のシナリオ」としかいいようがない。なお、以上のほかに償還費もあることを忘れてはならない。13年度では12.3兆円だ。

利払いの増加で、消費税の増税分などすぐに吹き飛んでしまう。財政再建ができないどころの話ではない。これは、財政破綻以外の何物でもない。

以上の結果はあまりにショッキングであるため、「信じられない」という反応があるだろう。しかし、次のように考えれば、この結果が妥当なものであると納得できるはずだ。

(1)13年度の国債発行総額170.5兆円は、12年度末国債残高822.7兆円の4.8分の1である。だから、5年程度で残高のすべてが新金利分に置き換わってしまうというのは、自然な結果だ。

(2)新発債から償還額を控除した額は約32兆円で、国債残高の約4%である。したがって、10年後の国債残高が現在の1.4倍の水準になるのも自然な結果だ(この計算では、23年度末が1176兆円で、13年度末の1.38倍)。

(3)これに加えて金利が2倍になれば、利払い額は現在の3倍近くになるだろう(この計算では、新金利が2%の場合の23年度の利払いは、13年の2.4倍)。

■異次元緩和の真の目的は国債の貨幣化

現在政府が立てている財政再建目標は、プライマリーバランスに関するものである。しかし、以上の計算から分かるように、重要なのは、国債費も含めた財政支出全体の収支であり、プライマリーバランスではない。

日本やイタリアのように国債残高が大きい国では、利払いが問題になるのだ。11年にイタリアの国債利回りが急騰したのも、そのためである(イタリアのプライマリーバランスは黒字である)。

日本の財政は、異常な低金利の下でかろうじてもってきたのだ。金利が上昇すれば、破局的な状態に陥る。そして、金利が低下したのは物価上昇率が低下したためだから、日本の財政は、デフレから脱却しないからこそ、もっているのである。

ところが、日銀は物価上昇率を2%に高めるとしている。政府は実質成長率を2%にすることを目的としているから、名目金利は最低でも4%になる。だから、ここで述べた「悪夢のシナリオ」は、決して机上の空論ではないのだ。

ただ、以上で述べたのは国債を増発しない場合のことである。仮に国債増発が可能なら、それによって増加した利子を支払うことができる。

もちろん、通常の状況では、国債を増発すれば、金利上昇に拍車を掛ける。しかし、日銀が購入すれば、その問題は解決される。

今回の異次元緩和は空回りしており、金融緩和の効果は生じていないとこの連載で指摘した。しかし国債購入という観点から見れば、異次元緩和は重要な役割を果たしている。

特に、残存期間が長い国債をも購入の対象としたことは重要だ。銀行は長期国債でも、購入後すぐに日銀に売却できるからである。これは、財政法第5条で禁じられている日銀引き受け国債発行の脱法行為だ。つまり、国債の貨幣化によっていくらでも国債を発行するための制度的な準備は、すでにできているといってよい。その意味では、異次元緩和措置は、見事に首尾一貫している。

(週刊東洋経済2013年11月2日特大号)


 

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コメント
 
01. 2013年11月05日 11:55:52 : nJF6kGWndY

悪夢のシナリオというほどではない

景気回復(企業の前向きな投資資金需要増加)と需要増によるインフレ率上昇で、
金利が上昇するなら銀行の収益機会が増えるから、別に日銀が心配してやる必要はない

日銀はQEを停止して、国債金利がインフレ率より下がり過ぎないように売りに転じればいいし
政府も本格的に財政再建路線に転換すればいい


さらに、まず有り得ないが、景気が過熱してインフレ率が上がり過ぎるなら、
日銀も本格的な金融引締めに転じ、政府は財政支出をさらに絞り、増税して、インフレ率抑制に励むことだ


短期において、より確率が高いのは、財政リスクによるインフレを伴わない投機的な金利上昇だが、これは日銀が追加緩和すれば大して問題は起こらない


また長期的には、構造改革等が進まず、しかもディスインフレ傾向で実質賃金の高止まりが続けば、産業の衰退が、さらに進んでいく可能性も高い

その場合、経常収支の赤字化で円安が進むことで、金利上昇とインフレ率上昇が同時に発生するだろうが、

それは改革に反対ばかりしてきた国民の自業自得ということだから

大衆はプア充生活を楽しめるように、今から生活を見直して準備するのが合理的か



02. 2013年11月05日 12:13:56 : e9xeV93vFQ
【クレジット市場】国債市場は死に体、みずほ証が警告−リスク映さず

  11月5日(ブルームバーグ):日本銀行の圧倒的な支配力により国債市場は死に体と化しており、財政リスクや景気刺激策の成果を反映できなくなっているとみずほ証券は警告した。
日本証券業協会によると、銀行や保険会社など機関投資家による公社債売買高は7−9月期に月平均37.9兆円にとどまり、データでさかのぼれる2004年以降で最低となった。東短リサーチやスピロ・ソブリン・ストラテジーも、日銀の金融政策は国債市場とファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)の関係を遮断しているとの懸念を示した。長期金利の指標となる新発10年国債利回りは1日終値が0.59%と世界最低だ。
みずほ証券の三浦哲也チーフ債券ストラテジストは、「日本国債市場は死んでいる。価格決定者は日本銀行だけ」と指摘。「財政が悪いという状況に関しても何も議論が起きないのは低金利だから。この債務残高で皆、普通に調達できると思ってしまう。そういう意味での副作用が出ている」と述べた。
財務省によると、国債・借入金・国庫短期証券を合わせた国の債務残高は1000兆円を突破。国際通貨基金(IMF)は日本の公的債務残高の対GDP比が今年末に244%に達すると予測している。一方、米国は106%。
安倍晋三政権は先月1日、現行5%の消費税率を来年4月から8%に引き上げることを閣議決定。景気の腰折れを回避するための5兆円の経済対策の実施も併せて決めた。安倍首相は積極的な財政・金融政策で15年に及ぶデフレからの脱却を目指しているが、15年に消費税率を10%まで引き上げるかどうかに関しては判断を下していない。
IMF報告書
IMFは先月9日に公表した財政報告書で、日本の消費増税決定を「歓迎すべき第一歩」と評価した。ただ、新たな財政出動につながる経済対策が予定されているとし、「できるだけ早く具体的で信用に足る」中期的な財政赤字削減策の枠組みづくりに取り組むよう促した。
日銀は10月31日の金融政策決定会合で、国債買い入れを柱とする量的・質的金融緩和策の現状維持を決定。黒田東彦総裁は記者会見で、15年度にかけて「2%の物価安定目標実現に向けた道筋を順調にたどっていく」との見通しを示した。
日銀が同日公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」によると、全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、消費税率引き上げの影響除くベースで、14年度に前年度比1.3%上昇、15年度は同1.9%上昇が見込まれている。
みずほ証の三浦氏は、物価目標について「トライすることは非常に重要なことなのだろうが、それを14年度、15年度の中で達成できる蓋然性が高まってはいない。非常に大変な作業だ」との見方を示した。
実質金利
ブルームバーグがエコノミスト34人を対象に行った調査では、日銀は消費税引き上げによる悪影響を打ち消すため、来年4−6月期に追加緩和を行うとの予想が最も多かった。
物価上昇は実質金利を押し下げ、インフレ調整後の国債収益を悪化させ、為替の円安要因となる。新発10年債利回りから直近の東京都区部コアCPIを差し引いた格差(実質金利 )は約0.3%と08年12月以来の低水準となっている。
IMF副専務理事を務めた加藤隆俊元財務官は、「量的・質的緩和には、債券市場の流動性低下や取引の低迷といったコストももちろんあるが、それでも実質金利を下げて経済成長やデフレ脱却を確実にすることに優先順位があると、日銀は判断しているのではないか」と解説。「実質金利の低下は円安要因となる」とも語った。
ブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円相場は過去1年間で約19%下落し、主要10通貨の中で下落率が最大となった。ブルームバーグの調査では、円は対ドルで来年末までに110円へ下落する見通し。
ボラティリティ
日銀が4月4日、国債買い入れを月7兆円超に倍増させ、購入対象を全年限とすると発表した直後、市場のボラティリティ(変動率)は急上昇した。新発5年債利回り は3月4日に過去最低の0.095%を記録した後、上昇に転じ、5月15日に0.455%と約2年ぶりの高水準を付けた。その後は再び低下に転じている。
東短リサーチの加藤出社長は、「現在の日銀の金融政策は金融市場の機能を損ねている。日銀の政策の優先順位がデフレ脱却になっているため、市場機能は優先順位が後ろの方になっているからだ。市場の価格形成は実体経済を表す鏡だが、正しく映らなくなっている」と指摘。また、政策の正常化は困難を伴うとし、「日銀は異次元緩和から抜け出しにくくなる」とも語った。
米国ではこうしたリスクがすでに表面化しつつある。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が5月に量的緩和縮小の可能性を示唆する発言を行った後、米10年債利回りは約1%上昇し、9月には一時11年7月以来の3%台に乗せた。
日本証券業協会によると、生命保険・損害保険会社など機関投資家による公社債売買高は、昨年4−6月期に過去最高の98兆円に上っていた。一方、日銀の統計によると、今年6月時点で国内金融機関の国債保有残高シェアは62%だった。
日本国債のヒストリカル・ボラティリティ は前週に1.56%と2月8日以来の水準に低下した。6月25日には3.98%と08年7月以来の高水準を記録していた。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net;シンガポール Masaki Kondo mkondo3@bloomberg.net;東京 Mariko Ishikawa mishikawa9@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Rocky Swift rswift5@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net
更新日時: 2013/11/05 11:15 JST


 

ドル・円は98円台前半、重要イベント控え慎重−豪政策金利発表に注目

  11月5日(ブルームバーグ):東京外国為替市場で、ドル・円相場は1ドル=98円台前半で推移している。米景気に対する楽観的な見方がドルを下支えしているものの、今週発表される米経済指標や欧州中央銀行(ECB)理事会など重要イベントを控えて取引に慎重な姿勢が広がっている。
午前10時29分現在のドル・円は98円38銭前後。朝方には98円68銭を付けた、TOPIXや日経平均株価が反落したのに伴い円買い・ドル売りがやや優勢となっている。日本が文化の日の振り替え休日だった4日の海外市場では、一時98円85銭までドルが買われ、前週末1日に付けた10月17日以来のドル高・円安水準に並んだ。
楽天証券の相馬勉債券事業部長は、「当面は、米経済指標が良いとドルが買われ、悪いと売られる展開が続きそう」と述べた。
米国では、7日に7−9月期国内総生産(GDP)速報値、8日に10月の雇用統計が発表される。ブルームバーグ予測調査によると、実質GDPは年率2.0%増(4−6月期は同2.5%増)、非農業部門雇用者数は前月比12万人増加(9月は14万8000人増)が見込まれている。財政協議の混乱による政府部門の一部閉鎖からの影響が数値に反映される見通し。
三菱東京UFJ銀行米州金融市場部マーケティンググループの村尾典昭マネジングディレクター(ニューヨーク在勤)は、「先週からの流れを振り返ると、FOMC(米連邦公開市場委員会)が米国経済について引き続き緩やかなペースで拡大しているという見方を変えなかったというところに市場は注目している」と話していた。
同時刻現在のユーロ・円相場は1ユーロ=132円82銭前後で推移。英マークイット・エコノミクスが4日発表した10月のユーロ圏製造業景気指数(改定値)は51.3と、前月の51.1から上昇し、速報値と一致した。同指数は活動拡大・縮小の分かれ目である50を上回っている。先週のユーロ・円は、予想以上に低いインフレ率 を受けて、132円61銭までユーロが売られる場面があった。ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3501ドル前後での取引となっている。
欧州中央銀行(ECB)は7日に定例理事会を開催する。楽天証の相馬氏は、「デフレ状況が続けば、ユーロ売りは一時的で、いずれ買われるのではないか。米連邦準備制度理事会(FRB)・日銀と違って、ECBは量的緩和に踏み込める立場ではない」と語った。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日に政策会合を開く。会合後に発表される豪中銀政策金利は現行の2.50%が据え置かれるとみられている。
上田ハーロー外貨保証金事業部の黒川健氏は、「政策金利発表で据え置きとなった場合は、豪ドルは買いで反応すると予想される」と指摘。「ここ最近の豪の景況感の回復をどのように捉えているかを判断する上で、声明文の内容も注目したい」と話していた。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net;東京 崎浜秀磨 ksakihama@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Rocky Swift rswift5@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net
更新日時: 2013/11/05 10:42 JST

[12削除理由]:無関係な長文多数


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