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激変した売上・利益予想(コマツ)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4562133.html
2013年10月28日 NEVADAブログ
強気の見通しを発表するコマツですが、今日、以下のような売上・利益予想修正を打ち出してきています。
売上 予想 2兆500億円(+9%)
修正 1兆8600億円(−1%)
営業利益 予想 3050億円(+44%)
修正 2100億円(−1 %)
売り上げは2兆円突破、営業利益は3000億円突破予想と物凄い強気予想でしたが、物凄い円安に修正したのにもかかわらず、大幅な減額修正し、減収・減益に修正したもので、もし円安がなければ、決算はガタガタになっていたかも知れません。
44%増益から1%減益という予想は、大方のアナリストも予想出来なかったはずですが、キャノン・信越化学に続き、コマツも決算がアナリストを裏切るとなっているのです。
円安で物凄い恩恵がある輸出型企業であるこれら企業が減益・予想以下の利益になる中、果たして賃上げして大丈夫でしょうか?
何もしなくても、社会保障費や定年延長の影響で総人件費は2%程増えると言われる中、政府の要請としてベースアップ等賃上げをすれば、利益は更に減少し、賃上げと同時に正社員数を削減するという事態に追い込まれるかも知れません。
トヨタも、賃上げに慎重になっているのは、経営陣ではなく労組であり、国内生産を守るためには賃上げなど
もってのほかとなっており、労組の方がより現実的になっています。
20%を超える円安でありながら1%の減収に転じたコマツの在庫は尋常ではない水準になっているかも
知れません。
巨大アメリカ企業のように早急にリストラ等をして、経費を削減しませんと、このまま優雅に構えていますと赤字に転落することもあり得ます。
全ての経営者は、世界的需要は潮が引くように物凄い勢いで消滅しているということを今回のコマツの決算予想修正で分かるべきです。
さもないと、企業存亡にかかわる事態に直面することになります。
世界企業は今リーマンショックを超える<大嵐>襲来に大急ぎで備え始めています。
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